見出し画像

最近見た面白かったやつ

最近見た面白かったやつを少しずつ上げてみます。

1.VIVANT(2023)

※少しだけネタバレ入ります※



最近面白かったやつはなんじゃいと聞かれれば、いの一番にこれになるでしょう。少し前の「霜降りバラエティX」のマッチング企画でも話題になってましたが、自分は流行り物の映画やドラマを流行ってるまさにその時ではなく少し遅れて、なんなら数年後に見る、みたいな所があります。「RRR」は映画館で観て大いに食らってしまいましたが、それでも公開からしばらくして観に行ったはずです。トイレ問題もあったから。

 たまたまテレビをザッピングしていたら、ちょうどVIVANTの第一話、バルカ警察のチンギスから逃れるため、乃木一行がトラックで日本大使館へと爆走するシーンが流れていて、なんやえらいスケールのでかいドラマやなあとは思っていましたが、特に興味は湧かず。しかし徐々にX(旧Twitter)で考察合戦が始まっていたり毎週聞いてるオードリーのオールナイトニッポンで若林さんが「今VIVANTとか絶対見なきゃいけない雰囲気になってんのかなあ?」みたいなことを言ってて、関心が募っていきました。第9話の直前に2時間ほどのスペシャル特番が放送されていて、そのOPを見た瞬間にちょっと最初から見たいなと。そこから最終回が始まるまでにU-NEXTで一気見しました。ご覧の通りだいぶ遅れて乗車してます。

冒頭の乃木が広大な砂漠をへとへとで歩いているシーンで、わあもうちょい早く観ればよかった、くそ面白そうなやつやんと直感で勘づきました。「半沢直樹」の監督が作ってるとは聞いてて、第一話の冒頭部分はその延長線上にも感じましたが、VIVANTはわかりやすい水戸黄門的な勧善懲悪が持ち味だった「半沢直樹」とは違い、主人公の乃木を筆頭に登場人物が誰が正義で誰が悪役かの判別がはっきりつかない。味方のように見えるはずがその翌週には闇堕ちしているかのようにも見せかけたりといった具合にずっとあやふやなまま進んでいく。そうしたモヤモヤを抱えながら最後まで一気に見たい!と思わせたのはこのドラマが持っていた近年の地上波ドラマには無かった壮大なスケール感、思わず笑ってしまうツッコミどころ満載のしょーもないユーモア、と思いきやの今時地上波でこんなんやるかレベルの強烈な残酷シーン。第6話の冒頭、「一部過激な制裁シーンがあります」と出ていましたが
、出すならその前の回やろ!テレビであんな怖い思いしたん久しぶりや!とはなりました。そして本作のある意味MVPとも言えるドラムの存在。堺雅人に阿部寛にと豪華キャストがいっぱい揃っていましたがとどめ一発としてこの人をキャスティングした時点である程度ドラマの成功は約束されていたのかもしれないですね。

貧弱な文章力を使ってあれやこれやと語ってましたが、このドラマは、これでも喰らえと言わんばかりに視聴者をテレビの前に座らせる仕掛けがいっぱい詰まっている作品です。驚かせたり、笑わせたり、ワクワクさせたり、ビビらせたり、スカッとしたり、深く考えさせられたり。一定の感情に落ち着かせない。ずっと回を進めていっても、だるいシーンがほぼなかったのには感心しました。後に周りの友達も結構このドラマを見ていることがわかり、人気を痛感しましたね。監督がドラムのモデルはスターウォーズのチューバッカと発言されてたみたいですが、他にも乃木たちが安全圏に辿り着くために危険を突破しながら進んでいくのって黒澤明の「隠し砦の三悪人」みたいだなとか、乃木の過去の秘密と、アリの残虐な制裁シーンを交互に見せていくくだりは、「ゴッドファーザーPt.2」を意識したんかなとか、監督の趣味趣向が色濃く見える作品だなとも思いました。Googleで調べたら同じようなこと言ってる人いた。

VIVANTのSeason2があるのかはわかりませんが、少なくともこのドラマを見ている間は楽しい時間を過ごせたのは事実。普段あんまりドラマ見ないんですがこれを機に少しずつ見てみようかなと。マジで今の大コンテンツ時代、配信が多すぎてついていける気がしないですが。ではこれで。

















文章書くのマジむずかしーーーーーーー!!!!!!!!
うええええええええええええ
まじうええええええええええ
げええええええええええええ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?