世界一シンプルな楽天経済圏

皆は楽天経済圏なる言葉を聞いたことがあるだろうか。

聞いたことがなくても大丈夫だ。それほど難しい言葉じゃない。

要は楽天が展開するいろんなサービスを使ってお得にポイントを貯めることを「楽天経済圏を使う」とか「楽天経済圏に入る」というのだ。

楽天は実に色々なサービスを展開しており、楽天市場に始まり、楽天銀行、楽天モバイル、果てには楽天でんきや楽天の保険まである。

しかしそのサービスの多さゆえ楽天経済圏は沼にハマりやすい。ポイントを追求すると「無理して」楽天のポイントを集め始める現象が起こってしまうことがある。

そこで今回は初心者でも無理せず楽天経済圏に片足を突っ込む程度のシンプルな運用を紹介しよう。

箇条書きにすると以下の手順である。

1. 楽天市場に登録
2. 楽天銀行に登録

3. 楽天カードに登録
4. 楽天モバイルに登録
5. 楽天証券に登録
6. 楽天証券と楽天銀行の連携

たった、これだけ。

初心者はこの程度にとどめておくとあまりストレスを感じずにポイントを貯められるんじゃないだろうか。

以下、一つずつサービスの特徴を解説する。

①楽天市場
楽天が運営するECサイト。
基本的になんでも買えるが、届くまで遅いと１週間程度かかる場合もある。
楽天経済圏の要的存在である。
楽天のサービスを使っていると買い物をするときにもらえるポイントが増える。
具体的には以下の通りである。

* 基本は1％（100円使ったら1ポイントもらえる）
* 楽天カードでお支払いで＋２％
* 楽天銀行を楽天カードと紐付けで＋1％
* 楽天モバイル利用で＋1％
* 楽天ひかりで＋１％
* 楽天証券で500ポイント利用で＋１％
* 楽天トラベル利用した月は＋1％
* 楽天保険利用で＋1％

頑張れば10％以上のポイント還元もいけるが、そもそも某サイトより値段が高い商品も多々あるので筆者は使い分けて使用している。

②楽天銀行
楽天が運営するネットバンクである。

メリットとして金利の高さ（0.02％）、引き落としや振込手数料が一定回数無料（例えば、５０万円預金でATM手数料2回無料、振込2回無料） 楽天市場でのポイントが増えるなどがある。

反対にデメリットとしてはネット銀行なので通帳、銀行印がない（つまり銀行印が必要な口座振替の契約ができない、家賃とか）、基本的にネット管理となる（窓口がない）などである。

ネットバンクはうまく使いこなせばとても便利なツールになるが、不自由な部分も未だ多いのも事実。そこで筆者のオススメの運用方法はネットバンクの口座１つ、窓口のある銀行の口座を一つ持っておくこと。

こうすることでそれぞれの口座の特徴をうまく活かし良い銀行ライフを送ることができる。

③楽天カード
楽天経済圏に必須のカードである。

1％と還元率も優秀で、楽天銀行を口座振替先にすることで楽天市場でのお買い物の還元率も増加する。

また楽天のポイントカードとしても活用できる。

④楽天モバイル
パートナー回線を毎月５GBまで使えるらしいので通信量が５GB以内の人は選択肢としてありだ。持っておくだけなら現在コストがかからないため筆者は２台目として保有している。

楽天ポイントで料金の支払いをすることができ、料金を支払うと楽天ポイントが貯まる。また前述したとおり登録すると楽天市場の還元率も上がる。

⑤楽天証券
正直初心者運用記事に楽天証券を入れるかすごく迷った部分もあるが、筆者はこれから一億総投資時代に入るべきだと思っているのであえて掲載する。

楽天証券のメリットとしては普通の証券会社に比べて手数料が圧倒的に安い。が、当然窓口がないので、売り買いの判断は全て自分でやらなればいけない。
また楽天銀行と連携で楽天銀行の金利が0.1％に上がる。これは通常の銀行にはもはやあり得ない金利だ。というか、国債の金利をしのぐ。

そして楽天証券の目玉といえば、楽天ポイントで投資信託が買えることである。つまり簡単な話ポイントを現金に変換しているようなものである。

さらにもう一つの目玉は楽天カードで50000円まで投資信託を購入することができるということだ。
これの何が凄まじいかと言うと投資信託を購入する際にも1％のポイント還元が適応されるのである。
50000円分の投資信託を買うと500ポイント返ってくるのである。
このサービスで楽天証券は今ネット証券界に旋風を巻き起こしているのである。

ただ、投資は元本保証ではないのであくまで自己責任でお願いしたい。

ここまで一通りサービスを使えばあなたも晴れて楽天経済圏の仲間入りだ。毎月それなりにポイントも貯まってくるだろう。
もっと沼にハマりたければ楽天Room、楽天でんき、楽天ガス、楽天ひかり、楽天の保険、楽天トラベルなどその他のサービスを使用して見るといい。さらにポイントを貯めることができるだろう。

楽天経済圏をうまく利用してお得に生活を送ろう。