ありがとう

2年弱くらい接客のバイトを続けている。不器用な人間だからこそ、あえて接客業を選んでいる。やはり不器用な分、懸命に働かなければという思いで臨んでいる。
最近、よくお客に声をかけられるようになった。今日は会計が終わった後、私と目が合うまで待ち、「頑張ってね」と一言かけてくれた方がいた。関わった人全てに認めて貰えなくても、1人に認めてもらえるだけで救われることがある。この「頑張ってね」という一言が、私にとってはとても価値のあるものだった。これまで懸命に取り組んできたことが報われるような気がした。
誰かに認められたいと思って始めたわけではなかった。しかし、この一言で私は始めたことへの価値を感じることが出来た。人生を変える程ではなくても、その一言は立派な役割を果たした。言葉一つにもかかわらず。そういう言葉をかけられる人間でありたい。

今もひっそりと頑張っている誰かが報われますように。

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