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【格差マッチ】 一方的な試合だらけ? スマブラのVIPマッチのマッチング範囲広すぎ問題

既にタイトルでオチている記事だが、これを読んだ方は是非ともこの部分を意識してVIP部屋を遊んでいただきたい。クソゲー感が増すだろう。

世界戦闘力という概念が追加された結果、本作のVIP部屋はとにかくマッチ範囲がおかしいということがわかる。
どのくらいマッチ範囲が広いかというと、VIP魔境と言われるVIP中間レート帯で戦闘力10万程格上の相手と平気でマッチする。
あなたがVIPに入っていない。もしくはVIP入りたてのプレイヤーならこう思うだろう。


『10万? それって大したことないんじゃない?』


否、VIP魔境勢ならわかるだろうがこれには歴然とした差がある。
この時の格上側は最上位層と言われるプロやスマメイト、大会の上位プレイヤー達である。こんなスマブラ版イチローみたいな連中とマッチしても当然ゲームにはならない。いや、本当にゲームにならない。しかも彼らに負けても、戦闘力の変動が起こらないのだ。レートマッチなのに試合終了後にレートのやり取りが何も起こらない。

つまり、戦闘力がこれ以上上がらない彼らの強さには上限というものが無い。
前向きなプレイヤーならこう思うかもしれない。
「上位プレイヤーと何度も戦ってスマブラを上達するチャンスだ!」と。
しかしそういう試合を何度も経てきた自分は、残念ながらそうは思えない。
世界が違うし、一方的過ぎるのである。
3ストストレート負けなんてざらにあるし、彼らは圧倒的格下とは連戦などしてくれない(当たり前だ)。というか、世界戦闘力の関係で本作連戦をしない人の方が多数派だ。
統計学的な強行動を押し付けて短時間で貴方をボコボコにのした後に、嵐のようにどこかに消えていくだけだ。

つまり、魔境内で10万格上の最上位プレイヤーとマッチするということは、ボコボコにされているだけの一方的な試合が始まってしまうことを意味する。正直、リプレイを見返しても何も得られないレベルで一方的な試合ばかりだ。
試合にすらならないのだから、やっていても正直面白くない以前に、時間の無駄だしなんというか対戦相手にも申し訳なくなってくる。

スマブラではよく連勝企画などで100連勝とか140連勝とかやっている上位プレイヤーの配信を見かける。
その内負けそうになっているような、ピンチの試合はどのくらいだろうか? 使用キャラクターにもよるが大体8割くらいの試合は(彼らの基準で)適当に流すだけで窮地に陥らずに試合に勝っているように見える。

これはつまり雑に計算しても、100試合中80試合、140試合中110試合近く一方的な試合を強要され一戦抜けされているプレイヤーが存在しているということを意味する。

もちろん彼らは強いのだろう。強いから連勝できる。それは紛れもない事実だ。
だが、それ以前に、そもそも100連勝とか140連勝とか頻繁にできてしまっている時点で、対戦ゲームとしてまともなマッチングシステムではないのは明らかだ。

しかも、この問題は格下のプレイヤーと戦う時にも発生する。
戦っていてもゲームにならない一方的な勝利をすることがあり、試合終了後に相手の戦闘力をみたらVIP入口付近くらいのプレイヤーと平気でマッチしていることがわかるのだ。これも、戦ってみる身としてやめてほしい。時間の無駄だし一方的に相手を圧倒してもつまらない。

酷い時は、VIP入口付近と最上位プレイヤーが交互にマッチしたりして寒暖差に発狂しそうになることがある。
これに関しては戦う前ではなく戦った後に初めて戦闘力がわかるシステムになっているのも心底タチが悪い。(といっても、有名プレイヤーとマッチした時は名前で大体わかるし、その後の試合展開を察するわけだが……)

正直、このマッチング幅の広さ、雑さは他のレートシステムを導入している対戦ゲームと比べるとプレイヤーの根性とか工夫でどうにかなる余地を超えてしまっている。
勝敗が決まる対戦ゲームという物は工夫の余地があるから面白いのだ。一方的に勝っても面白くないし、一方的に負けてもつまらないし時間の無駄だと言わざるを得ない。
まあ、公式のシステムがこんな有様だからスマメイトという有能非公式マッチングサイトが活性化しているのだろうが……。

どうしてこんなことになってしまっているのか?

・マッチング速度を重視しすぎ。
とにかくスマブラのだれかと部屋はマッチング速度が異常に早い。
対戦相手を選定する際に、もう何も考えていないで対戦相手集めているんじゃないか? とすら思えてくるレベルで滅茶苦茶早い。もうシステムがクッソ適当に稼働しているのが容易に想像できる。擬人化してみると多分こういうことを言っているんだと思う。

「えーっとタイマンで~近場の人の大体近いくらいの戦闘力の人集めて~ルールは……1ストと3ストの人いるけど1ストでいいかな~?」

きっと、このくらいの雑さでやっているんだろう。とにかく戦闘力の近さではなく近場に住んでいるかどうかが大事なように感じる。

望んでいないストックと戦わされるのは本当にストレスだ。

・数字の変動が少なすぎる
上に行けば行くほど一回での勝利の数値変動が少なくなる。
そのくせマッチング幅として設定されている範囲が広いせいで、わけのわからない一方的な試合が散見されてしまうのではないだろうか?

もう少し待つから同じくらいの強さの対戦相手と試合をやらせて欲しいとは思う。

・対戦ゲームとして見た場合でも乱闘をしたい場合でも、優先ルールや、連戦非推奨のシステムが足を引っ張っている
前作のガチ部屋の方がまだ腑に落ちた気がする。本作は連戦をすればするほど戦闘力の上がり幅が減るようになっている。戦闘力上げ目的での格差マッチを無くしたいのかどういう意図なのかさっぱり不明だが、これならいっそきちんと部屋を分けて、戦闘力など最初から可視化できないようにするか、上昇量を固定化(相手との数値による上昇差は存在するが、連戦しても上昇量は低下しない)して(一戦抜けというルールを守りつつ)最大二先、三先までしか試合ができないという風にした方がまだましな節がある。

・色んなプレイヤーの遊び方を無理に容認しようとした結果、悲惨なオンラインシステムに

要は優先ルールが全部悪いわけだ。このシステムが素晴らしいと論ずるプレイヤーなんてどの層にもいない。誰もが自分の望まないルールでのゲームプレイを定期的にやらされるし、どんな遊び方をしてもレートがついてくる。意味不明すぎる。

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