Pacifica611HFMの修理の話(3

今回はブリッジの話。

さて、先日頼んでいたブリッジベースが来たので、組み直してみることに。

ブリッジベース、比較すると結構錆びてるのが分かりますね

左が新しくきたブリッジベース、右側に今まで付いていたもの。
結構錆がひどかったですね(写真に写す前にかなりサビを取りました)。

で、よくよく考えたのですが、コレ結構柑橘系オイル塗りすぎじゃね?疑惑が。
指板のところもそうでしたし、ブリッジベースも白い部分はありました。
柑橘系オイル、特にレモンオイルは水分を呼び込みやすく、すぐに拭かないとサビの原因にもなります。白いの(=柑橘系オイルのつけすぎによる塊)から錆に発展してるような感じでしたので。。。

本来はベースを本体に取り付けてからコマをつけるべきだったかもしれません

まぁ何だかんだでなんとか付きました。
とりあえず弦を張ってみます。
弦は今回DRのものを使いました。
標準はダダリオのEXL120(09−42)ですが、同じ弦サイズのものを使っています。

最近近隣では評判が良いとのことです、DR Strings
張ってみました

弦の張り方は、ヤマハのサイトをみて勉強。
ロックペグなんて初めてなので手間かなぁと思ったらそうでもなく、ほぼ半自動でロックしてくれる感じ。さすがグローバー。

次に弦高調整。
少し低めに設定してあります。ESPのページを参考に調整してみました。
ちなみに、ストリングセイバーの弦高調整用の芋ネジは.050インチ(1.27ミリ)のもの、いわゆるフェンダー用が使えますが、ドライバータイプよりL字(アレンキー)タイプの方が使えますね。少々硬めなので(その方がいいんですが)。

ピックアップの高さ調整はほぼデフォルト、ビスが錆びていた(ため少し緩めた)ハムバッカーの向かって左側だけ弦から3ミリちょいあたりで調整しました。

オクターブ調整は、6弦は結構手こずりましたが、そのほかはあっさり一発で調整完了。ブリッジベースの形状の関係上、少し長めのプラスドライバーが必要ですが、それを除けばさすがグラフテック。やっぱり質実剛健なヤマハの高級機はちょっと違います。

仮組の状態でちょっと音出し、っていうか少し練習。
いやー、なんていうか、音が“エロい”っていうか、やってて楽しい。
しかもダダリオより張った直後の伸び(=弦が伸びてテンションが下がって音程が下がる)が少ない。コレいいわ。

さあ、最後はどうも納得いかないので何度もやり直してます、トーンポット。
最終兵器?を頼んだので、到着が楽しみです。

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