見出し画像

人生半ばを過ぎても目指す(多分死ぬまでチャレンジし続ける)夢

  #かなえたい夢  
たくさんありますが、今回は一番大きな?ものをお話しようと思います。
長文になりますがよろしくお付き合いのほど。

私の両親(すでに他界)は、元教師であり、教師で有る間、そして晩年に至るまで、「何かをつくる、何かを直す」ことで、私や姉は勿論、教え子たちにいろんなことを教えてきました。

例えば、父は最後のキャリアが教頭でしたが、学校の水道がどこかで漏れているとあれば、それが校長室の真下であろうと、その床を剥がして水道管を修繕したり、学校の備品を修繕したり、作ったりして、モノを大切に扱うこと、直すことの面白さ、凄さを教えて来ました。
また、母は手芸や折り紙などを通じ、子供の情操教育などにも力を入れて来ました。
引退後は、父は写真用の額縁を作ったり、眼鏡立てなどを作ったりしていました。母の方は木目込人形や、人形劇用のパペットなどを作ったり演じたり。展示会などもやっていたりしておりました。

そういうのを小さい頃から間近で見ていた私は、色々なものを自分で作ることにチャレンジしたり、自分で作ったものが人に喜んでもらえること、自分がしてあげたことで「ありがとう」と感謝されることによろこびを感じるようになりました。

そして、大人になり、そういうことも少しずつ忘れて行っていました。

約11年前。
メンタルトレーナーの勧めで、私は「宣言」を書きました。
そう、今書いているこの文と同じように、私の夢を書いたのです。
その前に実は何枚か書きましたが、全部ダメ出しされました。
煮詰まった頭の中に、前述の昔のことがふと頭をよぎりました。
なかば開き直って書いた、その昔のこと。
それだけは、絶賛されました。
そのテーマは、「つくり、なおす」だったのです。

そう、私にとってのライフワークのテーマは、まさにそれでした。

勿論、今と少し状況が違いますから、当時メインで私が書いたことは、ドローンを含めたラジコンに関するものでした。
その根本である「つくり、なおす」は、今もまったく変わりません。

その大本の原動力は、祖父でした。
宣言を書いた直後、親父はこの世を去りました。
色々手続きをしていく時、祖父の代から戸籍を入手する必要がありました。
ふとその祖父に思いを馳せました。
私が生まれたのは、祖父が他界して1年後。
いつも仏前で祖父の写真を見て思うのですが、なにか祖父から託されたような気がしてなりません。
祖父は、それなりに大きな商店の店主だったそうです。
それが店を畳んで、今の私の住んでいるところに引っ越してきたとのこと。
その経緯を結局私は知ることはできませんでした。
でも、何かしら悔しいことがあったのだというのは想像に難くありません。
しからば、もう一度、売るもの、やることは違えど、再興したい!
そう思うようになりました。

私が「つくり、なおす」をあえてひらがなで書いたのには理由があります。
つくることは、作る、創る、造る・・・
創り、作って、やがて大きな夢を造る(形にして、それが人の役に立つ)ことになれば。
なおすことは、直す、治す・・
直す(修理、修正、復元する)ことで、我々の生活を治していければ。

そして、つくりなおす。
古き良きものを、再び皆さんが、より便利に使えるように。

多くの人に、感動と、興奮を。

この言葉だけでも、これだけの意味を私は込めています。

私にとっての形としての夢は、「ホビーコンプレックスをつくること」。
動物は遊びから生活を学びます。
ライオンやトラなど肉食獣は、子どもたち同士でじゃれ合うことで、狩りの仕方を学ぶといいます。遊びの中から生きる術を習得するのです。
田舎にはなかなかそういう場がありません。ですからチャンスも無いのです。そのチャンスを与える、きっかけをつくる場をつくりたいと思っています。
例えば、ラジコンカーやミニ四駆。手で持てるサイズとはいえど、モータースポーツに変わりはありません。
例えば、楽器。
楽器を演奏し、音楽を奏でる。ときに聞き入り、ときにともに熱狂でき、なかまとの絆を深める場をつくりたい。
例えば、電子工作。
ラジコンカーやミニ四駆、勿論楽器にも、コンピュータにも通じる電子工作は、まさに「考える力を養う」素晴らしいホビーと言えるでしょう。
そこから、自分の描きたい「夢」を現実にしていくお手伝いができれば。
そして、それらを作る(演奏する)、直す、工夫する、ということができれば、そのお手伝いができれば、地域の活性化にも繋がります。
また、直すことは、ゴミというものをできる限り減らすことにも繋がります。
SDGsにもつながることなのです。

今までの日本は、「考える力」で、世界を驚かせて来ました。
SONY、日立、東芝、トヨタやホンダ、三菱やスバル・・・
考えて考えて、改良に改良を重ねて、工夫に工夫を凝らした、高品質な日本製品は、いつも世界を驚かせてきました。
でも、今の若者に、そういう「考える力」を身につけ、鍛えるチャンスが有るでしょうか?
仮にあったとしても、多くはないのではないかと感じています。

ホビーコンプレックスは、その「考える力」を多くの人にあらゆる形で体感してもらい、身につけ、鍛えられる、みんなで共有するコミュニティスペースです。
そんな場が地域にあったら、楽しいと思いませんか?
私は今住んでいるちょっと田舎な、楽しみの少ないここに、作りたいと思っています。みんなの「考える力」を鍛えたい、それが多くの皆さんに対して私が思っている夢です。

リストラされても、契約系社員に成り下がってでも、私は一生、死ぬまで、最後まで、この夢を追いかけ続けるでしょう。
勿論、今も追いかけています。

さて、そのために、今やっていることを少しご紹介。

実は私のnote記事のメインになりますが・・・
修理運用について書いています。
例えば、最近だと、80~90年代の懐かしいシンセ、エレキギター(ベース)そしてそれらのアンプの修理・メンテナンス。
また、音源ICを使った工作で、皆さんに「音」の楽しさ、便利さを知ってもらいたいというのがあります。
そのために、今試作機を作っている最中です。

私の「つくり、なおす」が、みなさんのお役に立てれば幸いです。
これ、つまり、まず音のハードウェアの制作、修理、再生ビジネスを足がかりとして、成功させる、という目標を掲げています。
今はその想いで、少しずつ。

長文を最後までお読みいただき、有難うございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?