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Orange-consoleの補足説明#3(使い方&ファームウエア)

さて、補足説明はこれが最後になります。

相手側機器との接続

ここの結線は端末によって違うので注意しましょう。
基本的に端末側のTXD→相手のRXD、逆に端末側のRXD←相手のTXD、その他の信号線とGND(グラウンド)は同じ名前のものを結線すれば大丈夫です。
(ただし通信相手によっては他の信号線も必要な場合がある)
あと、通信相手から電源供給をする場合は、電源も繋いでおきます(USBから電源供給する場合は電源(+5v/3V3)は接続しないでください、通信相手の電源容量も考慮し接続しないほうがおすすめです)。

接続したあとの使用方法

接続したあとの使い方は、元のホームページにあります。

ファームウエアアップデート

Orange-consoleは内部のファームウエアをアップデートすることが可能です。
まず、Pickit3を用意しましょう。
amazonで4~7千円ぐらいで売られています。
使い方はこちらをご参照ください。

https://ww1.microchip.com/downloads/jp/DeviceDoc/52010A_JP.pdf

Pickitとの接続方法は、赤丸で囲った1番ピン側の線が、Pickitの1番ピン(▲印)に来るように線をつなぎます。例えば基板の1番ピン側を赤色の線にしたら、Pickitの矢印のところに赤色の線が来るようにすれば良いわけですね。
ソフトウエア以降の説明は、下記リンクにあります。

http://www.picosoft.co.jp/ORANGE-console/download/ORANGE-console-firmware.pdf

簡単に説明すると、Pickitをハンドリングするソフトをインストールして、Orange-consoleをつないだPickitを認識させ、ソフト側とOrange-consoleのPic32を接続、ソフトにファームウエアデータを読み込ませて書き換える、という形です。

上記の説明で問題点が1つあります。
必要なソフトウエアであるMPLAB X IDE(実際はそれにセットになっているMPLAB IPEを使います)のダウンロード先が変更されており、リンク先のPDFからは辿れなくなってしまっています。
実際のダウンロード先はこちらになります。

https://www.microchip.com/en-us/tools-resources/develop/mplab-x-ide

追記

このOrange-console、端末としては優秀で、USBポートにUSBハブを繋いでハブのそれぞれのポートにキーボードとUSBメモリをつなげると、内蔵スクリーンエディターからのデータの保存と呼び出しができるようになっています。端末システムとしても非常に優秀なので、これから旧タイプのワンボードコンピュータにチャレンジする人にはおすすめの機器だと思います。

ただし(くどいようですが)ハードウエアバグがあるので、それはしっかり対策をしておきましょう。

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