私のLonsdaleite記録②福岡編

※福岡の記憶が前後しているかもしれないので(他公演も違ってるかも)ご了承いただければ幸いです。

ベッキョンさんが私の庭、福岡にやってくるーーー!!
福岡は地元ではないけど馴染み深い街で、私が何度となく見た景色をベッキョンも見るんだ、同じ時間を2日間も過ごせるんだ、というのが嬉しくて今回の福岡公演を1番楽しみにしていたかもしれない。

福岡に着いてすぐに初めてグッズ列にも並んだ。開演前に並んだりはあるけどこんな何時間も前に会場まで行って並ぶのはベッキョンあなたが初めてよ。すべてはサウンドチェック抽選の為。残念ながらハズレたけど、ベッキョンのおかげで人生初をたくさん体験出来るのは幸せなことだと思う。

福岡初日は花道あたりのVIP席で、センステのベッキョンを右後ろから見るような位置だった。良席ではあったけど撮影している人多かったですね・・。
VIP席だとこんな治安が悪くなる弊害があるのかと思った。

しかし今日はスクリーンも近くてありがたい。

しみじみ思うけどオープニングに「Diamond」を選んだの大正解だよな、EXOの中でもリード曲や最近の曲ではなく選曲されたのが「Diamond」と「Playboy」だったことにベッキョンの拘りが感じられて感動している。

「Diamond」で客席に背を向けて、俯きがちにニタッと笑みを浮かべるベッキョンがバチバチにかっこよくて痺れた。私がよく言っていた悪い顔した時のベッキョンだ。彼は曲やその場の空気に応じて自在に表情を操れる人だ、表現者としての勘の鋭さを直に見れた気がした。

最初の挨拶は好いとうよー!から始まり、福岡に来たのは5年ぶりで楽しい思い出がたくさんある、オープニングはEXOの曲にしたくて自分が大好きな曲を選んだ、今回ラップに挑戦してみて、ブリッジの時に表情をつけるのは難しいことを学んでEXOのメンバーが恋しくなった…等とベッキョンが話している時に気付いたことがあった。

1週間前は通訳さん越しに聞いたことを、ベッキョンの言葉で直接聞くことが出来たのだ。

つまりベッキョンはたった1週間でかなりの語学力を身につけていたのだ。

超多忙で社長にもなってきっと私たちには見えない仕事もあるはずなのに??

こういう凄いことを誰も気付かないうちにサラッとやってしまうところ…あなたは何故そんなに…凄いのか… ベッキョンの言葉には多少サービスが入っていたとしても嘘ではないと思えるのはこういうところを何度も見ているからだと思う。

「Love Scene」ではイヤモニの調子が悪かったらしく、音量を上げるよう指示を出すベッキョンが大画面で見れてあああ、これかあああ…!!と盛り上がってしまった。喜んでいいものかは分からないけど。
その表情を見て仕事には厳しい人なのかなとも思った。

黒い衣装のカットソーの穴が前回より増えていて困惑した。踊っている姿を近くで見ると大人の男の人で、同じ人間なんだなと思った。そう感じるのが罪深くも思えた。

それにしてもダンスも上手い、どうやら私はベッキョンの脚の動きが好きみたい。床で脚をなぞる仕草が水面を泳ぐ魚のようだった。

この日のベッキョンもたくさんの素敵な言葉を残してくれた。

「ステージを見ている皆さんの顔を鏡でお見せしたい。これは冗談じゃなくて、心から幸せな時はこんな顔をしているんだと感じて、皆さんを見ていると自分も元気を貰えます」

「これからもっと僕を好きになる人もいるかもしれないし、現実が忙しくて離れてしまう人もいるかもしれない。でも僕はこの日の記憶と共に、皆さんの中にいます」

「僕がきっかけで皆さんが離れていくことはないと思います。何故なら僕は皆さんに近付くようにずっと努力するから」

通訳さん越しで、しかも自分の記憶に残してあるものだから多少ニュアンスは違うかもしれないが、全てが大切で、全て溢さずに拾い上げてしまいたい言葉たちだった。

最後「Amusement Park」で自分の頬に指をあてて「チューしてください!」と促してニッコリ笑うベッキョンを見て本当に戸惑ってしまった。私は若くもないし大した人間でもないのにそこまで優しい言葉ばかりかけてもらっていいの??って思って。

勿論「職業が」アイドルなのでと理解はしているものの、それにしてもこちらに向けてくれる眼差しがあまりにもピュアで眩しすぎる。

大切にしなきゃなあって思った。

公演が終わってからはずっとボーっとしていて、歩き慣れた街の中で周りは動いているのに自分だけ止まっているような不思議な感覚が続いた。
とても良かった映画を見た後と似たような気持ちになった。


ベッキョンは愛の人だ。こちらが戸惑ってしまうくらい、痛くなってしまうくらい真っ直ぐに、精一杯の愛を届けてくれる人だ。そう思った福岡初日だった。