小屋作りキャンプ14日目🏕

小屋作りキャンプ 14日目🌏🐘

6時過ぎに目が覚める。

ね、ねむい。

昨日のお月見、1時半頃までやっていたことが響いている。

こうなることはわかっていたけど、ほとんど満月になった月の下で、二十年ぶりぐらいにお月見の白玉団子をつくり、焚き火をたいて、ウイスキーのお湯割りを飲みながらゆっくりと談笑できたことはこの眠気に勝るものがある。

皆に「明日は6時に起きて作業するよ!」と偉そうに宣言してしまったものの、さすがにツライ。あともう少しだけ寝ようと寝返りを打つ。遠のく意識のむこうですでに起きているメンバーの声が聞こえる。みんなすまんw 昨日のお月見に使った餡こが蟻だらけになっているらしい。蟻も朝からよく働くよなぁ、、、

結局、7時前にテントから出て活動を開始。東京にいたら9時までは寝てただろうな。雨の影響もあって作業には遅れが出ているし、今日の天気も予報では小雨がふるらしいから日光が出ている時間をなるべく無駄にしたくない。

今日中に垂木を母屋(屋根板を支えるもの)に乗せて、屋根合板に取り掛からなくてはならないのだ。
皆で今日の作業を相談する。とにかく無駄なく効率よく進めていきたい。

僕は雨の備えてブルーシートを小屋にかけたまま、母屋に乗せた垂木にシンプソン金具を取り付けて固定していく。
かなとガクは断熱材のスタイロフォームを壁のサイズに合わせてカッターで切り、しょーへーとりょうは壁の補強材を打ち付けたりしていく。黙々と作業を続けていく。

朝ごはんにはフレンチトーストを食べた。昨日団子と一緒に食べようと買ったアイスが溶けてどろどろになっていたから、それを牛乳と卵と混ぜてパンを浸す。チョコ味のアイスはバナナをスライスさせていれてチョコバナナに。こういうちょっとしたクリエイティブが意外と楽しい。


さて再び作業を再開。延々とシンプソン金具を設置していく。上を向いてビスを打っていく作業がむずかしい。首が痛い。もっと言えばビスを打ちすぎて潰れた手のマメも痛い。やっとのことで、いよいよ残すところあと6つとなったとき、イヤな予感がした。

「もしかして取りつける向き逆じゃないか?」

そんな予感を見て見ぬふりをして作業を続けるが、予感はだんだん確信に変わっていく。
昼食休憩の際にぐぐって調べてみると案の定、向きを逆に取り付けていて、ここまでの作業時間が音を立てて崩れていく。なんで最初にきちんと調べなかったのか。勢いよく進めるより、前もって手順を確認して進めたほうが作業効率が良いということはイヤという程味わってきたのに。一瞬途方に暮れかけたけど、調べてたところ、機能にはさほど「問題なさそう」だったのでそのままにすることにする。時間との戦いでもあるからある程度は仕方ない。

金具を取り付け終わり、垂木を母屋に乗せていく。それにしてもピタリと合わせて乗せるのがかなりむずかしい。きっちり設計したつもりでも微妙な誤差で隙間ができてしまう。試行錯誤の末、垂木と母屋の隙間に小さく切った合板をかませることにした。隙間があると荷重を分散できないけれど、そこを埋めてしまえば分散するという考えたのだ。その合板の見た目がウエハースみたいなので、その救世主をウエハースと呼ぶことにしたら、すぐに「ウエハース取って!」とか、「もっとウエハース切ってきて!」とか小屋の中で飛び交い始めた。

お菓子の家でも創るつもりだろうか(笑)

あっという間に時間は過ぎていく。いつの間にかもう日は沈もうとしている。一日が一瞬で過ぎていく。暗闇の中、ヘッドライトをつけながらやっとのことで屋根合板までたどり着き、なんとか一面だけ張り終える。

明日は最終日。残すのは屋根の合板を張り、防水のアスファルトルーフィングを貼る作業。なんとか終わりが見えてきた。

ここで作業を切り上げて、火をおこして、ご飯の下準備をする。

時刻は20時前。
隣町の温泉の営業時間は21時まで。行こうかどうか迷ったけど、行くことにする。
やっぱりお湯に浸かってサウナに入って疲れをとりたい。ひとっ風呂浴びて戻ってくると21時半を過ぎていた。

どれだけ疲れていても、ご飯には一切妥協しないのがBlue Village。
この二週間、外食は2回だけ。

あとは毎晩のように火をおこし、食べたいもの炭火で焼いたり煮込んだりして食べてきた。
毎日食べたいものを食べられるのは幸せ。
キャンプ最後の夕飯メニューはジンギスカンと生姜焼き。特大のホッケ、サンマ3匹とハマチのお刺身。餅。
とくにホッケはめちゃくちゃうまくて、今回の個人的なMVPは地元鱗の特大ホッケちゃん、980円にあげたい。

宴は遅くまで続いて12時頃、就寝。
僕は皆よりは少し早く寝たんだけど、どうやら大きなイビキをかいていたらしい。

ごうすけ

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