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あら、素敵な笑顔ですこと

とシャッターを切りながら僕は思った

うちのムラには

樹齢何年かもわからない大きなさくらんぼの木があって

老齢にも関わらず毎年7月には

それなりに実をつけてくれて

僕はそれを楽しみにここで暮らしてるんだけど

さくらんぼの木の実をとって食べるだけで

なんでこんな幸せな気持ちになれるんだろう

とこの笑顔を見ながら思う

脚立を運ぶ・カナ

原始時代から木の実を食べて生きてきた

僕らのDNAに脈々と刻み込まれてるんだろうな

木に登って木の実を手で取って食べるだけで

幸せを感じる、モンチッチなんだよ、人間も(笑)

原始的な”喜び”というものはとてもシンプルで

大地を裸足で歩くだけ

家族でご飯を食べるだけで感じられる類のもの

ただそうやって生きるというだけで、

人って本来しあわせなはずなのよね


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