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紹介したい「雲切目薬」

毎日4,5時間以上もパソコンやスマートフォンを使う生活が3年続くと、流石に視力に変化がでてきたようです。老眼が急速に進んでおり、毛様体筋の頑張りが効かなくなっています。そんな時、親友がすすめてくれたのが雲切目薬

歴史を感じるパッケージ

友人が薦めてくれたその目薬は黄色いレトロな箱に入っていて、なんだか懐かしさを感じるデザインとなっています。本体の点眼容器には黄色い液体が。ホームページを拝見すると【「善光寺 雲切目薬」は、天文12年(1543年)のはるか昔に初代笠原十兵衛が創製いたしました。それは軟膏状の練り目薬が貝に入れられたもので、そのまま、あるいは水に溶いて使用されていました。「しみるがよく効く」と評判で、薬の乏しかった当時は目薬以外の用途にも珍重されておりました。】と、書かれています。確かに使うと、ちょっとしみるというか、効いてる感のある「さし心地」なのです。

有用成分


黄色い成分は「オウバク」の主成分となっているベルベリン(berberine)。せラピストの血が騒ぎ…ちょこっと調べてみると。

なんだか虫のようでもありちょっとかわいい♡

オウレン Coptis japonica(キンポウゲ科)とオウバク Phellodendron amurense(ミカン科)の樹皮はベルベリンbererine(局方)を含有することで知られます。berberineは黄色を示しなめると極めて苦い。この苦味のために含有生薬オウレン(黄連)(局方)、オウバク(黄柏)(局方)は苦味健胃薬として使われる。他に抗菌、抗炎症、止瀉作用なども有していることが報告されています。

田中治、野副重男、相見則郎、永井正博編集 天然物化学 南江堂
高石喜久、馬場きみ江、本多義昭編集 薬学生のための天然物化学テキスト 廣川書店

植物たちが苦味成分を含むのは動物、虫からの食べられるのを少しでも防止するためだそうです。その成分を人間はうまいこと使わせてもらってるわけですね。目薬の効果としては抗菌、抗炎症作用がポイント。


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