「逃走中参戦期待論」に対しての意見

今年3回目の逃走中も終わり、早くも年末かあるいは年始か、それとも秋ごろにもう1回あるのかと思いながらアニメ「グレートミッション」を見つつ過ごしている今日この頃。

そんな中でもやはり皆さんの考えた「次回の逃走中キャスティング」は気になってしまう。
過去2回「逃走中のキャスティングの才能査定ランキング」を主催した身として、皆さんの考えるキャスティングの精度に関してはどうしても敏感になる。
今回はその中でも「陥りがち」というか「ありがち」な2つのキャスティングについて自分なりの意見を述べさせてもらう。

あくまで個人的な意見であり気分を害されたら申し訳ない。

佐藤楓(乃木坂46)参戦期待論

長らく見ている中で多いのが乃木坂46の佐藤楓さん(でんちゃん)の参戦を期待する声である。

佐藤さんは2020年箱根駅伝で区間賞を獲得した青山学院大学・神林勇太選手のいとこであり、3期生運動能力テストで総合2位、「オールスター感謝祭」のミニマラソンでは一般女性部門1位、SASUKEにも2度参戦という「乃木坂の運動担当」というポジションである。駅伝解説も務める「駅伝女子」だ。
当然参戦期待論はあってもおかしくない。

だが自分のとっては「もっと頑張ってくれないと…」=「今出るのは早いのでは」という印象がある。

自分の中でキーとなっているのはやはり「『運動担当』としての知名度」である。

坂道グループの中で一番参戦数の多い日向坂46は自分の番組の中でも何かといえばバッティングやドッジボールなど体を動かす競技も多く、俊足メンバーも多い。それ故にまず「逃走中以外のゲーム番組」や「体力系チャレンジ企画」に呼ばれることも多く、そこから逃走中に呼ばれるケースも多い。
それに対し、乃木坂46はそういった体力系企画をあまりしていない印象がある。5期生は「乃木坂スター誕生」で歌唱力、「ノギザカスキッツ」でコント力・演技力を磨いている一方で、先輩方が率先して体を張るということも少ない。

逃走中ファンがどれだけ希望したところでこのあたりの売り出し方に関してはどうしてもグループ側に任せるしかない。そうなったときにもっと実力を発揮できるやり方はないものだろうか。

一番理想のやり方としてはやはり山崎怜奈さんのケース。選抜には入らなかったが慶応大卒のインテリ歴女としてQさまや東大王で活躍し今やラジオパーソナリティとしての地位も築いた。「選抜に入ってのし上がっていく」だけが戦い方ではない新たなアイドル像のモデルケースとして非常に有効的だ。

ここ最近では5期生の川崎桜さんが世界フィギュアのサポーターを務めるなど少々押され気味なだけに先輩としてももっと貪欲に押していってもらいたい。そうすれば逃走中参戦はあり得るんじゃないかなと思う。

青山学院大学駅伝選手参戦期待論

もう1つ話題として大きいのは毎年の箱根駅伝で快走を見せる青山学院大学の選手たち。
駅伝とはいえ20kmを1時間で走破する速さとあの厳しい箱根路を登るスタミナを考えれば現役選手に出てもらいハンターの真剣勝負を見てみたいという気持ちもよくわかる。
特に青山学院大学は原晋監督の方針もあり「炎の体育会TV」や「オールスター感謝祭」、「ウルトラマンDASH」など多くのメディアに登場する。ならば逃走中も出てくれるだろうと思うのは必然だろう。

だがその他の番組と違う一番大きな点がある。

逃走中は賞金が出る…出てしまうことである。

青山学院大学の選手はあくまで学生。そして学生スポーツに対する賞金はタブーとなっている。
厳密には陸連などが明文化して禁止している可能性もありそこまで調べはついていないが、炎の体育会TVのチャレンジでは成功した場合は「豪華料理」や「サプライズ」、オールスター感謝祭では「事前に希望した家電製品」や「お食事券」など現金でない形で渡している。
また、「クイズ倍買」に挑戦し賞金100万円を手にしたこともあったが、あれは原監督がメインプレイヤーとして参加し、原監督への賞金という形で収められる。

しかし、逃走中はそういったことが出来ない。
青学の選手たちが自首を考えることは非常に低いとはいえ、100円どころかついに1円単位の賞金も出てきた中で、それらを丁度良く丸める方法がどうしても見当たらない。
ギリギリ「家電量販店のポイント」という形で渡せそうな気もするが、やはり「増えていく賞金に対して抗えるか否か」という逃走中の真髄という点ではちょっと見劣りしてしまう気もする。

見たいのはもちろんなのだが、これだけメディアに出てくれる中でやはり「逃走中」には出た事が無いというのはやっぱり無理に近いのかなぁと私自身は結論づけている。

まとめ

今回の2件はあくまで自分の推測に過ぎない。
これで次回普通に参戦してきたら「まだまだ自分も見る目が足りなかったなぁ」と反省しまくる(ただ、本格的に大学駅伝シーズンになる中で青学の人たちは多分出れないとは思うが…)。

キャスティングを考えることはとても楽しいのは分かる。だが安易に「この人運動神経いいから」「ゲーム番組出てたから」みたいな感じで入れるのではなくて、その人のバックボーンとか現在の状況とかを徹底的に調べて加味した上で考えるのは様々な世界の事情や背景も知れるのでどんどんと見識が広がって行く。
そのあたりをちょっと片隅に置いて作ってみると、私も唸るようなキャスティングが出来ると思う。唸らしておくれ。

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