逃走中グレートミッション新章へ~現実に創作が寄り現実となる~

毎週日曜朝9時から放送中の「逃走中グレートミッション(以下「逃走中GM」)」。
すっかり日曜朝は8時50分に起きて「日曜報道 THE PRIME」の橋下徹氏の提言を聞いて「千葉の贈り物~まごころ配達人~」を見て逃走中GMを見るルーティンがついている。三協フロンティアのCMとかキッコーマンのCMとかを覚えてしまった。一時期「Numer0n」の前に放送されていた「トマトラベル」を見てるような習慣である。「夜スリム トマ美ちゃん」を今でも覚えている。
まあ、日曜はほぼ仕事デーなので「仕事に支障がない限り」という文言を付け加えておく。とはいえ毎クール6回見ると貰える限定待ち受けは今の所全部ゲットできている。(春はハンター、夏は颯也、秋はルナ、冬はシグマ)

さて、先日発表されたブルーレイBOXでは今回から放送される「TOYワールドステージ」を含めて49話分と発表されており「まさか49話で終わり?」と思いきや思わぬ形で決着がつき、そこから怒涛の展開を経て新年度に向けたさらなる戦いを予感させた。
(まあ、春改編にも載っていたので大丈夫だろうとは思っていたが)

本家逃走中ではクロノス社(月の神)のライバルとして「ヘリオス社(太陽の神)」が登場したが、こちらでも新たに「カイロス社」が登場した。
3年前にふざけて言っていたネタがまた実現してしまい相変わらずの言論の自由の無さである。

まあ様々な怒涛の展開は実際見てもらった方が早いとして、今回私が唸った点がある。
それはアニメのハンターにもハンターマスクを着用させたことである

理由はネタバレになるので言えないのだが、これまでマスクなしだったハンターがこの回からいきなりマスクを着用。それと共にハンターの性能もよりパワーアップし、ゲーム開始数分で5人確保、10分程度でもう残り4人まで減らされてしまったほどである。ゲーム時間300分あるのに。

だが、それを見た時、思わず「すげぇ仕掛け方したな」と思った。

そもそも「現実の逃走中」でハンターがハンターマスク及びグローブを着用するきっかけとなったのはご存知の通り新型コロナウイルスの流行下での開催である。
ハンター萌えの方には申し訳ないと思いつつも、やはり肌色の面積がこれまで以上に少なくなりより「黒ずくめ」感の増したハンターの怖さは数割増している。
そしてその初回となった「真夏のハンターランド」以来、逃走中の難易度はより増している。
これまで「言うて最終ミッションはクリアするよねぇ」感が強かった最終ミッションのクリア率は大幅に低下しており、生逃走中を除いた11回ある最終ミッションが「ハンター放出阻止」の回のうち、1体も追加しないで成功する「完全クリア」をした回は3回だけである。
そして逃走成功者が出た回も全17回中7回だけ。2021年シーズンに至っては4回開催して1回しか逃走成功者が出てないギッチギチである。

肌感ではなくちゃんとデータで統計を取っているとはいえ、ここまで釘が閉まっているとやはり「予算が出ないから賞金を出さないようにしている」「やらせをしている」といった心無い言葉も多く出ている。それも個人の意見なので仕方ないとはいえどうなのかなぁという中で、逃走中公式が出したアンサーが

ハンターマスクをつけたのでハンターがパワーアップしました

というのをアニメ経由で表現したのは「そういうメディアミックスの形があったかあ…!」と唸った。

もちろんあくまで逃走中の結果自体はどうにも動かせないだろうし、そもそも新型コロナが早期に収束していたらハンターマスクは短期間で終わっていたかもしれない。逃走中GM自体もストーリーラインをいつ決めているのか分からないので初期段階からこんな組み方をしていたとしたら本当に凄い。
だが、様々なことが絡み合った結果の現在の状況を「アニメに反映させる」ことで「現実のゲームに後付けで反映させる」というのはかつての「青伝遊承 Numer0n Saga」を彷彿とさせるような、「あの総裁(高瀬敦也氏)イズムじゃん」と感動した。

逃走中に20年惹かれているのは勿論番組としての、ゲームとしての面白さもそうだが、こういった「細かい所の設定」を突き詰めてくれるところにある。所謂「オタク心をくすぐってくる」だ。これがやっぱ20年の強みだなぁと思った。

先日のnoteにもあった通りちっとばっかしゴタゴタもあったとはいえ、その後それらが話題になることもほとんどなく(鳥山先生やTARAKOさんの件もあったのが影響しているが)、恐らく来週(テレビ誌発売は3月23日)には逃走者が発表され、そのまま順調に4月7日に放送されるだろう。
正直に言うなら「ひな誕祭参戦と被っているからこれを機にちょっと延期してくんねぇかな~」という邪な思いがあったがどうやら破壊されそうである。南無三。

何はともあれ、まだまだ逃走中も逃走中GMもめっちゃ楽しめそうなだけでも生きる気力の一つである。まずは逃走者発表を楽しみにこの一週間を頑張っていきたい。
そこからが約1ヶ月に及ぶ自分の「怒涛の業務」の始まりである。放置したCLANNADを攻略する暇も無くなる。逃走中放送時ぐらいに来るプリキュアウエハースでも貪りながらまた「仕事」する楽しい日々が今から待ち遠しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?