「人は1年に1つ歳をとる」という忘れやすい事実

本日12月12日。私スイクンは32歳の誕生日を迎えました。
毎年Twitterの方では誕生日になった瞬間にボケをかましてお祝いしてもらうのが恒例だったのだが、最早ネタが思い浮かばなくなったのでこのように今回はnoteでの論文という形を借りさせてもらう。

自分への誕生日プレゼント エヴァのイラスト集と誕生月特典の綾波アクスタとエコバッグ

昨年の30歳の時はぎっくり腰に新型コロナ感染と心身共にボロボロの1年だったのだが、31歳の1年は健康にかなり気を遣い始めたのもあってかとりあえず虫歯1本の治療だけで済んだ。「ダメじゃん」とか言わないで。
また、趣味の「駅活」もかなり進み、最後の難関・箱根をクリアし神奈川県全駅制覇、群馬・栃木・愛知・岐阜上陸などかなり進んだ。
そして「逃走中活動」。11月の「私のバカせまい史 逃走中SP」では何と調査協力として番組のSpecial Thanksに名前が載った。

真ん中の「吉野聖人」が私です。

テレビに自分の名前が載るという一生物の称号を手にしたことは自分の自信にもなったし、「これで名前が載ったんだからもう下手なことはできないぞ」という自分への良いプレッシャーとして仕事にも精が出るようになった。
そういった意味では30歳の時を取り返すような充実した31歳だった。

さて、こんな500字程度の自己満足文章で終わるはずがないのが自分流である。
今回は自分が今まで口を酸っぱくして言ってきた「人は1年に1つ歳を取る」ということについて改めて語りたいと思う。
意味の分からん人にとっては「何をそんな当たり前のことを」と思うかもしれないが、本当に「当たり前だが意外と忘れやすい事」なのでぜひ読んでもらいたい。

あまりにも「過去」に囚われている人が多すぎる

11月。映画「おしょりん」の宣伝を兼ねて女優の北乃きいさんが多くの番組に出演されていた。
その中で多くの人から言われているのは「こんなに太っていたっけ?」という言葉であり、「やっぱり自分の印象はこのころ」と口々に言っていたのはドラマ「ライフ」の頃だった。

君たちはいつまでその時を引きずっているのかね

私と北乃さんは同じ1991年生まれだが、彼女は早生まれ(3月15日生まれ)なので学年としては私の1個上に当たる。が、年齢的にはほぼ変わらない。
そんな中で放送されて彼女の知名度を大きく上げることになったドラマ「ライフ」の放送は2007年だ。私が高校1年生の時だ。春クールで「ライアーゲーム」がやっていた流れで観ていたのを覚えている。
あれからもう16年、人生の内の半分が経っているんやぞと。逆に16年経ってもあの時の顔とか体型を維持していたらそれはもう「努力」でもなく、ありは「整形」でもどうにか出来る問題でもなく「魔女」の世界だと思う。
自分がこの年になっても未だに「大学生ぐらいの顔」と言われることがあるのだが、それはある程度自分に「呪い」がかかっているので無理やりだが納得できる。
ミュージカル「ウエストサイドストーリー」も見に行くなどずっと彼女を応援している身としては、やっぱり舞台やミュージカルで声量を鍛える意味では多少恰幅というかごつくなってしまうのは仕方ないとは思う。
それを加味した上でも16年前と比較するのは酷というかそもそもナンセンスではなかろうか。
こういうのは芸能人、しかも女性ばっかりがされることが多い。自分達だって高校生の時との容姿を比べられたら「垢ぬけた」とかはあるかもしれないけれど「30代になっても高校の時の自分に勝てる」という人達は25%ぐらいではなかろうか。

女優さん、特に若手の頃にブレイクした方は本当に「あの時のファーストブレイク」とずっと比較されてしまうのが本当にかわいそうでもある。
だからこそ、ちゃんと受け取り手が「こんだけ時間経ったんだから多少の変化はあるよね」という受け取り方を意識すべきだと思う。
「お人形のような女優さん」はいっぱいいるが「女優はお人形さんのように不変ではない」というのは覚えておこう。

10年前の思い出が今に通用するとは限らない

もう一つ興味深い話をするならばやはり「逃走中の出演者予想」である。
逃走中のオフシーズンだったり、ある程度収録情報が入ると「次回の出演者予想」として挙げる方も多い。
私も過去「逃走中のキャスティングの才能査定ランキング」を2回開催し、皆さんのキャスティング力を見てきた。

そんな中でいまだに根強いのが「ゴリさん」「眞鍋かをりさん」「的場浩司さん」の3人を入れるキャスティングである。
いずれも2010年代前半の逃走中を彩った方であり、「ハンター誕生」「アルティメット」での激闘を見せた熱血系のゴリさん、名コンビの眞鍋さん・的場さんをもう一度見たいというのは分かる。

ただ、3人の最終参戦(2014年・奥様はかぐや姫)から10年は経とうとしている。
ゴリさんは51歳、的場さんは54歳、眞鍋さんは43歳というのもあるし、ここ最近ではベテラン・アンガールズ田中ですら「今回最年長」というケースもある。何より50歳を超えたよゐこ・濱口さんがゲーム中に肉離れを起こして確保以後収録離脱という事態が起こったことも考えると活躍どうこう以前に怪我を心配してしまう。

何度も言うが「人は1年に1つ歳を取る」。ゆっくりと、しかし確実に老いていく。
自分も先日久しぶりの焼肉で豚トロを食べたら寝る前に胃もたれして胃薬のお世話になったし、「休憩時間にカレー食べたけれど食べ足りないからガーリックナン追加」してやっぱり胃もたれした。やっぱりそのあたりの老化みたいのは確実に来る。昨年のぎっくり腰といい本当に来るときは来る。

こういう「10年前の印象が抜けきらずに今に持ってくる」という事象を「よく見る1人2人のファン」ではなく多くの人がほぼ共通意識でもあるんかと思うぐらい提出してくるとなると、何か「共通意識」みたいのがあるのではと思ってしまう。どっかの人間思考学の教授に調べて欲しい。

一応、自分なりの1つの仮説としてやはり「逃走中の隆盛の時期に活躍人たちだから印象深い」というのがあるかもしれない。
私は19年前…13歳の時に逃走中第2回から見始めて今に至る。私の周りの逃走中ファンは今や20代後半~40代といういわば「SASUKEオールスターズ」のようなものだ。
一方、前述の「バカせまい史」にも協力してくれたシンテグラルさん(阿部さん)は20歳だったり、現高校生・大学生あたりの「SASUKE新世代」のような「次の世代の逃走中コミュニティ」が出現しているのも確認している。
彼らが6~10歳で逃走中を観始めたとするならば、やはり「未来ドラマスタート期」あたりで逃走中にハマったことになり、その時に大活躍していた方を「憧れ」みたいな目で見るのも分かる。

それだけ逃走中が長い年月をかけて多くのファンを作ったという事も嬉しいし、一方で「見てる側でも逃走中を極めるのって難しいなぁ」と思う永遠の課題の一つである。

1年の抱負のようなもの

改めてこんな変なセルフ誕生日祝い記事に付き合っていただいてありがとうございます。

以前言われたのは「いろんな否定的な意見とかに本来『うっせぇバカ』だけで済むのを薄めて引き延ばして文章出せる人」と言われたが、自分は誉め言葉だと思っているし、事実そうじゃないと気が済まない。
今の仕事でも自分が赴任する前から決まっていたルールとか、一見非効率のようなルールに店長や先輩に対して「なぜこのようにしなくちゃならないのか?」というのをよく聞いていて、そこで説明してもらって自分が納得して理解するというのを繰り返してきた。自分がそういう人間だからこそ、「なぜこういう考えなのか」というのをしっかり文章として残しておくことは大事だと思っている。

そして32歳となった抱負。
まあ、毎年そうなのだが別に高い志を持つ人間ではないので本当に「健康第一」がいつも一番である。心身ともに健康な状態でテレビを楽しんだり鉄道旅を楽しむのが一番いい。

ただ、ついに「逃走中の知識と愛でスタッフクレジットに載った」という所まで来てしまい、「逃走中の専門家」「逃走中知識の絶対王者」みたいな立ち位置になりつつあり、今までずっと「コンテンツを追いかけてきた」人間にとって、いよいよなんか「他のファンにその座を狙われる」という立場になった気がする。
だからこそ、もっともっと知識と研究を重ねて、逃走中グレートミッションの絶対王者、モーリス・シューメーカーのような「無敵の絶対王者」を目指そうというのを1年の目標にしていきたいと思う。
もちろん楽しむ心を一番にするのは忘れないようにしながら。

これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

もしよかったら、無理しないでいいので。

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