逃走中の妄想キャスティングを真剣に採点分析をした結果

2021年12月に当方で「逃走中のキャスティングの才能査定ランキング」という企画を行わせていただいた。
「逃走中の予想キャスティングとか妄想キャスティングとか多いけれど、あれを『本人の本気』で作った所で『放送に耐えうるキャスティング』にできるのか?」という失礼極まりない深夜テンションで実行した企画だが、意外にも好評をいただき、結果を掲載したブログでも「参考になった」「またやりますか?」といったコメントをたくさんいただいた。
個人的には「お手本」として用意した自分のキャスティングのうち、実際の2022年春「ハンターと偽ハンター」に井上咲楽さんをビタ当てしたこと、その他にもなにわ男子・2.5次元俳優を当てるなどまあまあ当てることができ面目が保てたとほっとしている。
改めて参加していただいた方には感謝と騙し討ちになったことに対する謝罪をここで述べさせていただく。

さて、そんな「ハンターと偽ハンター」放送後の感想戦の最中にとある方からあるコメントを頂いた。
彼がやっているブログに「次回逃走中のキャスティング」というコメントが送られてきたが「『自分としても点数が低い』と思っているので見てもらいたい」という物だった。
彼がチャット欄に張り付けたキャスティングを見て私は2秒で分かった。

「ああ、これ氏のやつだね。」

本人の名誉を考え以降「氏」という呼称を使うが、氏は当方が主催する「逃走中予想レース」にも参加していたがほぼほぼルールが分かっておらず、こちらも対応に困り「みそボン」扱いにしていたが、ルールが分かったら分かったで今度は「芸能人の名前を騙り複数の名義で参加していること」が分かり、ルール崩壊と名誉棄損に当たるとし、氏を永久追放処分に課していた。久しぶりに人生の中で静かに怒った一件である。
ただ、氏に関してはその後も「監察」を続けており、度々他の逃走中ファンに迷惑をかけているのを見て「どうにもならないなぁ…」と諦観していた所である。

そんな氏は度々次回逃走中や次回SASUKEのキャスティング、何なら「次次次回」までの設定まで考えており、そこからある程度の「癖」を読み取っていたため、今回もコメントを見て2秒で看破していた。

もちろんキャスティングの出来としては0点である。

ただ、ここで「0点です。終わり。」では「ただの私怨じゃねぇか」と本人が思うかもしれない。
そこで今回はこのキャスティングについて1から精査し、「どこがどういけないのか」というのを細かく解説していきたいと思う。

念のために言っておくが別に好きなキャスティングに関して考えることも披露することも「悪い」という訳ではない。査定の際にも「考えることは別に悪いことではないし楽しい事」と言っている。ただ、自分の作ったキャスティングをわざわざ他人のブログのコメントに書きに行くという行為をした以上、それに対しての「アンサーコメント」を期待しているというのであれば今回コメントされた彼に代わって行うまでのことである。

尚、前提としてほぼ全てにおいて原則的に逃走中を見続けている私の独断と偏見による査定と解説であることをご了承いただきたい。
また補足として氏は「日本国内に住んでいない」であり、言うなれば「日本のテレビや芸能情勢について十分に理解できていない」と言うことを前提に見ていただきたい。

まずゲームタイトルなど基本的な設定についてである。これらについては氏は逃走中ホームページをコラージュしてまでご丁寧に作ってあるが誤字訂正した上で紹介する。

タイトル
「逃走中~女性アイドル東京ドームに会いましょう~」
放送日時
2022年10月3日(日)19:00 - 22:48
エリア
東京ドーム
ゲーム時間
150分
賞金単価
200円(最高賞金180万円)

逃走者
池田美優
ウエンツ瑛士
兼近大樹(EXIT)
金村美玖(日向坂46)
ゴリ(ガレッジセール)
坂本勇人
指原莉乃
佐藤楓(乃木坂46)
澤部佑(ハライチ)
杉村太蔵
SEIKIN
高岸宏行(ティモンディ)
瀧脇笙古(=LOVE)
タナカシングル(8.6秒バズーカー)
田中卓志(アンガールズ)
橋本大輝
はじめしゃちょー
はまやねん(8.6秒バズーカー)
HIKAKIN
東村芽依(日向坂46)
村山彩希(AKB48)
森田ひかる(櫻坂46)
矢口真里
吉村崇(平成ノブシコブシ)
与田祐希(乃木坂46)

追加逃走者
尾形貴弘(パンサー)
岸学(どきどきキャンプ)
齊藤京子(日向坂46)
嶋佐和也(ニューヨーク)
中西アルノ(乃木坂46)
又地諒
屋敷裕政(ニューヨーク)
山﨑賢人

最終結果
東村芽依 逃走成功 180万円獲得



これだけで逃走中に詳しい人ならツッコミが止まらなさそうだが、あえて、あえてここはぐっと抑えた上で、キャスティングに関して1つずつ解説していこうと思う。


・兼近大樹(EXIT) ・ゴリ(ガレッジセール) ・澤部佑(ハライチ)
・杉村太蔵 ・SEIKIN ・高岸宏行(ティモンディ)
・田中卓志(アンガールズ) ・HIKAKIN ・吉村崇(平成ノブシコブシ)
・矢口真里

所謂常連逃走者勢である。
言わずもがな、ここだけで「キャパパンパン」と言ってしまうほどの過剰すぎるベテラン偏重が伺える。
SEIKINさんはまだしも田中さん・矢口さん・杉村さん・兼近さん・HIKAKINさんと逃走成功者は5人いるし、高岸さんは戦闘中で残ってはいないが2回とも復活でプレイヤーチーム入りしている。
念のために言うが自分はベテラン逃走者が嫌いという訳ではない。
初参戦の方に対してリピーターが経験値でゲームをリードするというのは例えば様々なデスゲーム作品などにおいても重要な存在でもある。
ただ、そのリピーターに力を入れ過ぎてしまっては新規の逃走者による引きが弱くなってしまうというリスクも抱えている。
「ハンターと偽ハンター」でもやはり初参戦の丹生ちゃんの珍プレーで盛り上がったり、なにわ男子の大橋くんの参戦で盛り上がったように「この人が参戦するから初めて見てみた」という新規顧客を取り入れるのも番組としては必要である。
その観点からするとやっぱこれは「2011年ぐらいの逃走中見てた勢に媚びすぎなんじゃない?」という選出である。

もう1つ問題なのは「『今』ゲーム番組に出てくれるか?」「あの時と同じプレイングをしてくれる保障があるか?」である。
兼近・ヒカセイ兄弟はもちろん、田中さん・高岸さんは何なく出てくれそうだろう。吉村さんも「モノノケハント」に出てくれたので出れないわけではない。杉村さんも久しぶりに出てもいい枠として出そうではある。

そして実は大きな問題なのは澤部さんとゴリさんである。
まず澤部さん。直近の参戦だと2019年「ハンターと進撃の恐竜」だがそこから既に3年が経過している。そして澤部さん自身現在も種類を選ばず多くの番組に出演しプレイヤーとして活躍はしている。が、所謂「ゲーム番組」の類にはめっきり出なくなった感じがする。もちろんオファーがあれば受け入れてくれそうだが、ややそこの「ステージ」からは1、2歩は上へ抜け出してしまった感じがしている。

そしてゴリさん。そもそも氏はかなりのゴリさん推しであり、毎回「ゴリ 次回参戦」とぶち上げているほどである。
ただ、ゴリさんの年齢は2022年現在49歳。参戦時に「大丈夫なんか?」と言われていた錦鯉・長谷川雅紀さんの1つ下である。
意外に忘れがちだが人間は1年に1つ歳を取る。そして徐々に、しかし確実に老化していく。
ゴリさんの場合現在でも「ゴリエ」としてパフォーマンスを見せることもあるが、既に前回参戦の「奥様はかぐや姫」から8年も経っている。その年月を考慮しないで「かつてのようなパフォーマンスを期待している」という意味でキャスティングするというのは最早キャスティングのエゴではなかろうか。

また、矢口さんはかつての逃走成功者だが人生の波乱万丈を経て「誘惑の扉」では今まで以上に弱気なプレイングですぐに確保されてしまった。
様々な人生経験を経ると人間は「強くなる」と思いがちだが「弱くなる」人間もいる。「つらい経験」を知ってしまったからこそ「何も恐れず無敵だった頃の自分」にはもう戻れないというのは私自身もそうだ。
だがそこに「かつてのような若々しくて元気なプレーを期待している」という理由でのキャスティングというのはちょっと期待値を高く見過ぎているのではないだろうか。

・ウエンツ瑛士
ここは自分は評価したいポイントである。
昨年の査定の際にも「ボロボロにされるウエンツが見たい」という事でプラスポイントにしていた。カムバック参戦枠として「なくはない」所である。

・池田美優
実は自分の中でここは微妙な評価のところである。
というのは「そろそろみちょぱは逃走中といったゲームに出演してくれるランクなのか?」という疑問が沸いている。
もちろん現在も多くの番組にレギュラー・ゲストとして出演することも多いが、自分の私見では昔よりも「体を張るようなゲーム番組」に出演する回数は減ったように思える。
自分だったらここはゆうちゃみ(もちろん骨折を治してから)をモストとしたうえで山之内すずさんだったりと、最適解があるような箇所だと思う。
減点はしないが加点できるかと言われたら…という所。

・村山彩希(AKB48)
ここの所AKB48からは矢吹奈子さん→本田仁美さんと元IZ*ONEメンバーが参戦しているが、ここで劇場公演1000回を超える「シアターの女神」村山さんを選んでくるのは「シブいなぁ」というチョイスである。
が、ここ最近は「アッパレやってまーす!」の出演やYouTube「ゆうなぁもぎおんチャンネル」などにも挑戦しているため、悪くはないというか「今のAKB48」を知ってもらうために出てくれるかもしれない。プラス査定ポイント。

・森田ひかる(櫻坂46)。
過去乃木坂からは現役2人、日向坂からは4人が参戦している中、櫻坂が未だに参戦ゼロであることに不満を漏らしている氏はこれまでも藤吉夏鈴さんなどをチョイスしていたが今回は森田さんを選んだ。
センター経験者でもあり人気もあるメンバーなので引きになるのは間違いない。体力テストでも安定した成績を残し、和太鼓経験者のスタミナだったり坂道メンバーで一番身長が低い小柄な体を活かした隠れ方など戦い方の可能性も十分見える。プラス査定ポイント。

・金村美玖(日向坂46)・東村芽依(日向坂46)
かたやついに4人参戦した日向坂からまずは金村さん・東村さんの2人。
金村さんもセンター経験者の知名度はもちろん、日向坂の人超な身体能力を持つ人たちには負けるが決して悪くない身体能力を持っている。頭の回転も速い方なので頭脳プレーもありえそう。ここは分かっているなと思った。
東村さんは2回目の参戦。最早日向坂外アスレチック仕事担当となる中、氏の想定では逃走成功とのことである。まあ見たいといえば見たいのは自分も間違ってはいない。

問題はもう1人の日向坂46である。

・齊藤京子(日向坂46)(追加逃走者)
まず前提として「追加逃走者」という制度は自分ですらも否定よりの意見の上それ以上に強火で否定する人もいるのでまず「好ましくない」という着地とする。
その上で齊藤を追加逃走者として通常の逃走者2人と区別してしまうのは齊藤にとってもかわいそうではないかという意見がある。
佐々木久美さんや加藤史帆さんと違いバラエティ系外仕事をあてがわれる量がやや少なく、「ひなちょい」では「格付けチェックに出たい」と言っていたにも関わらずシミュレーションで挑戦した「利き水」を全外ししてヘコんでいた。彼女は冷静なプロのように見えて割と中身が熱いというかヘコみやすい。
ゲームに出させるんだったら3人とも平等に参戦させてその上で結果が芳しくないというのなら本人も納得できると思うが、実質シードみたいな形にしてそれで散々な成績になったら今後のバラエティにも響いてしまうんではないかと思うほどになりかねない。何かそこのあたりの配慮が足りていない。

ちなみに氏は「足が遅い上にOBK」と言う事で日向坂全員で逃走中に参戦した場合は2番手の確保とシミュレートしたり「運動神経OBK 齊藤京子 まさか逃走中終盤まで残る」と全体的に齊藤の評価を非常に低く見ているのが自分としても気に入らない。というより全体的に身体能力(走力)を絶対的な逃走中の能力として評価している。
もちろん予想の上ではそれはファクターの一つではあるが、現実問題本当に「身体能力通りの結果の逃走中」になることはあり得ない。「逃走中は隠れることもできる」という要素がそのフラを生み出している。でなかったらアディダス村上さんが2位なわけない。

一応氏は自ら「おひさま」を名乗っており、やはり逃走中兼おひさまの方に「おめでトゥース」とリプライを送ったり、濱岸ひよりさんがコロナで東京ドーム公演に出れない事にコロナに対して日本語で「F」ワードを発したりというはあったが(それも配慮というか自制が効いてないんだけれども)、一方で小坂奈緒さんが復帰した時や東京ドームのひな誕祭に関する喜びや感想のツイートが一切ないことに自分は不信感を抱いている。無論別に「にわかファン」でも構わないのだが、自分の中では「氏は『ゲーム番組に出ている日向坂46』が好きなだけであって『日向坂46』自体はそこまで関心を持ってないんじゃないか?」と思っている。

・与田祐希(乃木坂46)
乃木坂から1人目は与田さん。乃木坂としての活動はもちろんモデル・女優としても活躍しており知名度も引きも抜群。
運動能力の方は「スキップができない」といった欠点はあるが水泳が得意だったり腹筋力もあるなど得手不得手はあるが全体的に低いという訳ではない。
個人的には出ていいと思う人である。プラス査定。

・佐藤楓(乃木坂46)
同じく乃木坂3期生から佐藤さん。乃木坂の中でも身体能力が高く、特にここ最近では「オールスター感謝祭」のミニマラソンで好成績を残したり、「SASUKE」にも挑戦するなど乃木坂の体力担当になりつつある。29枚目シングルのアンダー曲でもセンターを務めておりこれからさらに見つかる可能性があるいう期待値としては選ぶこと自体はおかしくなく、査定としてはいい方に属する。
ただ、氏は佐藤さんにかなり過剰な期待をかけすぎているというか、プレイヤーwiki風に作った想定のデータでは3回参戦して平均逃走率98.26%(これは的場さんに続く2位)。1回目の参戦で94%、2回目の参戦では逃走成功まで残り9秒という所で確保(現在1位の前田健太選手の残り11秒を超える記録)、そして3回目で逃走成功という想定である。いくら走力が高くてもこれはちょっと楽観視がすぎるんじゃないかと思ってしまう。ただ特別ルールが絡むとはいえ本当に3回の参戦で本当に99.9%の逃走率を叩き出している的場さんも凄いといえば凄いのだが。

・瀧脇笙古(=LOVE)
指原莉乃さんがプロデュースするアイドルグループ「=LOVE」から2人目の参戦。こちらも過去「SASUKE」に2度参戦とグループの体力担当になりつつある。
イコラブでは斉藤なぎささんが参戦したものの1落ちという結果になってしまったが、やはりそれだけでイコラブを切ってしまうのはもったいない。
ここでイコラブからの新たなる挑戦者を出すという所までは全然プラス査定である。

だがここもやはり問題は次だ。

・指原莉乃
イコラブプロデューサー 直々の参戦。

んなわけねぇだろぉ!!!
そもそもプロデューサー伴って参戦と言うのもどうかとは思うが、それ以前に指原さんは最早「ゲーム番組の一プレイヤー」というランクからはとっくのとうに抜けているのは言うまでもない。
かつて「脱出ゲームDERO!」で棒の間の棒に乗り遅れて落下したのは2010年、「イレイサーイレイサー」にプレイヤーとして参加したのも2011年。HKTに移籍したのが2012年であり、そこから総選挙1位、支配人就任と怒涛のキャリアアップでいつの間にかそういったゲーム番組の司会側にまで上り詰めてしまった。
そんな指原さんが愛弟子と共に参戦という画は「あるかもしれねぇけれど限りなく薄い」と自分は思っている。

・はじめしゃちょー
これまた氏が執拗に推している1人である。
確かに日本のYouTube界トップランナーHIKAKINが参戦しているのに対し、はじめしゃちょーは「音が出たら負け」には参戦しているが逃走中の方には参戦していない。参戦してもいい頃合いではある。
ただ、YouTube界には「自分達で逃走中やSASUKE的なのを作ってしまう集団 フィッシャーズ」がおり、そちらの方の企画には参加しているのでむしろ「テレビ本編の本格的な方には参戦しなくてもいい」的なものもあるかもしれない。
ちなみに前回の「ハンターと偽ハンター」では御殿場アウトレットでの開催に対し静岡県在住なので「参戦した」と氏は確定事項で言っていたが、前日は21時までポケモンアルセウスの配信をしていたので、そこから長くても4時間程度の仮眠から現地入り(当日朝日奈央さんは東京を出発することから1時半入りだったことを明かしている)するのはいくらなんでも強行軍がすぎるし、その後の過酷なゲームを考えると流石に体力が持たないのではと自分は想定していた。そのあたりの「逆裏取り」なども出来ていない所が「願望が先走り過ぎている」と言う所である。

・橋本大輝
体操選手。東京五輪体操男子総合・鉄棒金メダリスト。
確かに体操選手の逃走中参戦は今のところない(戦闘中には田中光さんが参戦している。)。「美女とハンターと野獣」では金メダリスト5人の参加もあり、不可能ではないといえば不可能ではない。
だが、五輪終了後の間にも「積極的にテレビに出る人」と「あまりテレビに出なかった人」に分かれており、その中でも「あまりテレビに出ない」側の人だと感じた。転倒による怪我などで競技に支障があっても困るので査定としてはギリプラスというか大幅加点には至らない所。

・坂本勇人
プロ野球選手。読売ジャイアンツ所属。
「美女とハンターと野獣」ではソフトバンクの松田宣浩選手の参戦もあり、現役野球選手の参戦も無いわけではない。
だが、先ほどの放送日時の所を見ていただきたい。
氏の想定する放送日時は10月上旬。収録が1ヶ月前と仮定した場合9月ごろに収録が行われることになる。
もちろんだがこの時はペナントレース真っただ中。状況によっては優勝争い・CS進出争いもある大事な時期である。雨天順延などもある場合は過密日程になっている可能性もある。原則週6日試合、休みの日も移動日でありトレーニングも欠かせない中で仮に休養日を挟んだ上での東京ドームでの連戦だとしても前日の試合の疲れを引きずったまま逃走中に出ることはあり得ない。
そのあたりの「ある程度野球のシーズン知ってたらわかるでしょ」的所を分かっていないのも大幅減点要素である。

・タナカシングル はまやねん(8.6秒バズーカー)
これまた何故か氏が異常に推しているシリーズである。
氏としては多分もう中学生さんが「海賊ルフィと黄金の秘宝」に参戦したことから「一発屋も参戦できる」と考えて入れたらしい。
だがご存じの通りもう中さんはちゃんと正規の手段で再ブレイクを果たしたからの参戦であり、ハチロクは少なくとも芸人方面の再ブレイクはしていない。
先日はまやねんさんが千葉県・我孫子市でキッチンカーによるホットサンドを売り始めて頑張っているというニュースを目にした。それはもちろん頑張ってほしいし芸能人としても再び盛り上がってほしいという応援の気持ちはある。だがあと半年で逃走中に出れるまで人気を爆上げする可能性はかなり低いと自分は読んでいる。

・山崎賢人(追加逃走者)
かつて2014年「ハンター消滅」に参戦。自分も「参戦はしてたけれど印象薄いよなぁ…」とログを見返したら成績は5位なのにあんまりミッションに参加してなかった。
「トドメの接吻」「グッドドクター」と一人前の俳優になった中でのカムバック参戦は刺さるが、だとしたら追加逃走者で出す格ではない。

・尾形貴弘(パンサー)(追加逃走者)
自分も尾形さんを前回のお手本に組み込ませてもらった。
ここ最近の尾形さんはかっこいい所も多く、「水曜日のダウンタウン」での「落とし穴放置」では裸の状態から脱出に成功。皆勤賞の「THE鬼タイジ」でも初のファイナル進出からのたった1人の状態で決死の突撃でラスボス鬼を倒し勝利をつかみ取った。
ただ、尾形さんの場合「長期戦に強い」という特性があり、逆を言うと「短期決戦ではあまり魅力が出なさそう」というのもある。これはたとえ150分の逃走中でも「短い」の範疇に入る。
単独行動だとあまり力を発揮できず、「密告中」でフワちゃんに3分でやられたのは最たるもの。どうにかブレーンとなる人がいればいいのだが、魅力を引き出してゲームを面白くできるかどうかは結構ギャンブルな気がする。

・嶋佐和也 屋敷裕政(ニューヨーク)(追加逃走者)
前回のキャスティング査定でも多くの方が組み込んでいたニューヨーク。
だがここ最近自分の中ではある仮説が浮かんでいる。

「ニューヨークって単発のゲーム番組とか出ないんじゃない?」

2人とも大卒であり、空手の有段者と知力も身体能力も悪くないはずなのに、単発のゲーム番組やクイズ番組に出演する姿をあまり見かけない。
「ネプリーグ」や「Qさま」などゴールデンのクイズ番組に出演することはあるが、ゲーム番組の類はほとんど見かけない。
ここまで期待されている中で出ないとなると本当に「出ない」のではなかろうか。
ここも憶測のポイントのためマイナス評価にはならないがプラス評価にするのも難しい所である。

・中西アルノ(乃木坂46)(追加逃走者)
乃木坂46の5期生。加入直後の29thシングルではセンターを務める。

一番やっちゃいけないやつ。
私自身今回の乃木坂の「勝負の一手」が裏目に出てしまったのに「あぁ…」という感情を抱いている中で、諸先輩方を差し置いてゴールデンのゲーム番組、しかも実質シード扱いという「特別枠」のゴリ押しをしたら猛反発が起こってしまうのは火を見るより明らかである。

そしてこのようなゴリ押しが成功した事例というのはほとんどなく、ファン・視聴者からの反感を買うのも多いのはもちろん、何よりゴリ押しを受ける本人もメンタルにダメージを負い立ち上がれなくなることも多い。
AKB48では「スーパー研究生」と呼ばれた光宗薫さん、欅坂46では全シングルのセンターを務めた平手友梨奈さん、日向坂46では小坂奈緒さんも休養による長期離脱を余儀なくされた。
このような「負の歴史」をまだ繰り返すのかという意味で大幅なマイナス査定とする。

・岸学(どきどきキャンプ)(追加逃走者)
どきどきキャンプの某連邦捜査官のマネをする方。

知っている方は「ああ、『日向坂で会いましょう』で共演しているから」と分かるが、自分のキャスティング査定では「このようなラインが見え見えのキャスティングは避けるべき」という方針を設けている。
例えば日向坂46と柴田英嗣さんはひかりTVの番組で共演していることもあるからこそ「復活させたい」という恩義が生まれているが、視聴者的には「身体能力が高いから」という見方での復活候補として見ることができる。
だが、日向坂46と岸さんでは明らかに「ひなあい連携」を狙っているのが見え見えすぎる。
「逃走中は個人のゲーム」という前提がある。もちろん連携を取るのも構わないが、意図的に連携を組ませる、あるいは「視聴者にキャスティングの段階で分かってしまうほど協力を強いるような関係性」というキャスティングは個人的には正直面白くない(クロちゃんと林家三平師匠の関係性は本人が言うまで分からなかったので自分はOKの範囲)。

私が言う「あざとさがバレバレ」のキャスティングはマイナス評価である。

・又地諒(追加逃走者)
配管工。SASUKEファイナリスト。

氏は「逃走中&SASUKE 合体7時間SP(逃走中3時間放送→SASUKE 4時間放送 逃走中にSASUKE有力者、SASUKEに逃走中ベテランが参戦)」を作るなどSASUKEの有力選手を逃走中に出したいという欲も強い。ただ「SASUKE君」こと森本裕介さんは逃走成功が容易すぎることから「絶対ダメ」と言っているが。

ただ、大前提として又地さんは一般人である。最早「一般人(名目上)」状態の「ミスターSASUKE」山田勝己さんならいざ知らず、又地さんは普通にサラリーマンであり、だとしたら通常は「一般逃走者募集」にかけて選出すべきである。もちろんSASUKEの実績を買われて芸能人と同等資格での参戦もありえなくはないが、個人的にはそれはそれで逃走中ガチ勢から反発が来そうな気がする。

総評

全体的に何が悪いかというと「自分の好きな所を出し過ぎている」と言う所である。
もちろんそれ自体が悪いという訳ではないが、全体的にバランスと言うものを一切無視してしまったり、ある程度考えればわかるバックグラウンドを無視している結果「こんなのありえないだろ」を生み出してしまっている。

キャスティングがちゃんとできるかどうかは「所持しているカード(知識)の多さ」だと私は思う。そして「自分のお気に入りのカードばかりを入れても手札事故を起こすだけ」というのもある。
小学生の時遊戯王デュエルモンスターズの遊戯デッキ・海馬デッキのセットを買って「ブラックマジシャン&ブルーアイズホワイトドラゴン」が両方入った「個人的最強デッキ」を作ったが、頻繁に手札事故を起こし1度も勝つことは無かった。好きなカードを好きなだけ入れてもそれがちゃんと成立するとは限らない。
そしてもう1つ大事なのは「常に情報をアップデートできているか」でもある。
高校生になり再びクラスで遊戯王が流行った時、小学生の時のデッキで友人に対戦を挑むも、その間に発売された様々なカードでしっかり強化しチェーンを組んでいた友人にやはり勝てなかった。その結果私は遊戯王を引退した。
「数年前の強さ」が「今強い」という事はほぼほぼありえないという事に気づかないと、キャスティングを組んでもそれは「時代遅れのキャスティング」となってしまう。

最後にだが、ここまで厳しい評価をしてきたが、逃走中を愛する気持ちと熱意が凄まじいというのは嬉しいし、海の向こう側でも逃走中を楽しんでくれているのは嬉しい。

だが、自分が作り上げたものを公開するならまだしも、他所のブログのコメントに「見て見てこれどう!!!(ビターンと叩きつける音)」と持っていく以上はもうちょっとしっかり作り上げたらいかがだろうかというコメントで締めさせていただく。

そして蛇足だがこんだけ熱が入っているのに「ハンターと偽ハンター」のゲーム内容や結果について一切語っていない事に「やっぱり『逃走中』が好きなんじゃなくて『逃走中の俺TUEEEキャスティングを考えること』が好きなんじゃないの?」という新たな疑念を抱いたことを最後に報告する。

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