この人間がランクと言う物にこだわった理由を自己分析する

異常なのは自分でも認めるが改めて原因を知りたい

当方が開催する「逃走中予想レース」。
ここにおける級段位は解放されていないランクを含め現在500ランクに設定されている。

だが、ふと自分でも「なんでそんなランク野郎になったんだ」というのを思い出し、現在逃走中オフシーズンのこの期間中に振り返りまとめてみた。

中学生~アーケードジャンキー時代~

振り返った時まず一番影響が大きかったのはまず間違いなく中学生時代の様々なゲームである。
よく「中学時代の経験はその後の土台になる」というのを聞くが、その貴重な中学時代で得るべき土台を無茶苦茶なものにしてしまった。

真・三国無双3

当時PS2を持っていなかった私は友人宅にちょいちょい遊びに行っては友人宅にある「真・三国無双3」にバカはまりしてしまった。

同作には武将ごとに階級が設定されており、獲得した武勲量によって階級が上昇。ステータスアップやアイテム装備枠の増加という恩恵が得られた。
また、エディットで作る護衛兵にも階級が設定されており、成長することで兵種の増加などが得られた。

現在でも無双シリーズは「トロフィーのため原則全武将やりこむ」という人間の一方、友人は「気に入った武将しか使わない」タイプだったので、全クリしたにもかかわらず手を付けていない武将が多かったため、あえて初期武将を育てるという友人宅でのゲームながら無茶苦茶なことを(今考えると)やっていた。

その後PS3(PS2が出来る初期型)を購入し中古で購入し猛将伝・エンパイアーズまでやりこみ、改めて「育てる喜び」というのを知った。

THE ENDLESS BATTLE

今や絶滅危惧種となっているCGIゲーム。
確か部活(科学部)の同級生から薦められドハマりした。

プレイヤーはどこかの国に所属し傭兵として戦うのだが、戦績が上がるたびに二等兵→一等兵→…と上がっていき、各個人での最高ランク「元帥」がひとまずの目標となる。
また、武器の熟練度などやりこみ要素が非常に多く、やっぱりこれにはまってしまった。

当時はまだ家にネット回線が入ってなかったため、近場のLAOXやセキド電機の店頭でプレーするという今考えると中々の迷惑行為をずっとしていた。
これに限らず当時はかなりCGIゲームにはまっていた。

ウォートラントルーパーズ・ゴーストスカッド

CGIゲームと並行して兵士系ゲームで極めていたのがコナミ「ウォートラントルーパーズ」とセガ「ゴーストスカッド」。
どちらも専用メモリーカードを挿入してデータを保存することができた。(懐かしい…今はもうアミューズメントICだもんね。カードも接触式だし。)
兵士の階級はこれで完全に覚えきったと言っても過言ではない。
ただ、ウォートランはめっちゃ難易度高いので軍曹までしか上がらなかった気がする。
ゴーストスカッドはかなりやりこんで大佐ぐらいまで上がったはず。
ただ高レベル帯がマジでクリアできないのでこの時はプレーする人に「一緒にやらせてください」と声かけて協力プレーしてもらっていた。
あの頃のコミュ力は何だったんだ自分。

THE 警察官・セイギノヒーロー

兵士系が上記のゲームなら警察官の階級を覚えたのはこの2つ。
どちらもコナミのゲームで身体を動かして敵からの弾を回避しつつ犯人制圧を目指すゲーム。
巡査から始まりクリアするごとに巡査長→巡査部長→警部補…と上がって行くが、被弾や民間人を誤射すると階級が下がる。
こちらも難易度が高いので警部まで行ったか定かではないが、警視→警視正→警視長→警視監のこのあたりのちょっと複雑な階級を覚えるのには非常に役に立った。

クイズマジックアカデミー

そして何といってもQMAである。
初代QMAからプレーしており、当時は引継ぎに失敗したとはいえ現在も学籍番号C(QMA3からプレー)なだけでかなりの勲章である。

そして修練生10級から始まりかなり細かく分けられたランク制度は自分にとって「ロマン」の塊だった。
こちらも当時のおこづかいでは上級魔術士になるのが精いっぱいだっただけに、賢者は憧れだった。

さらに初期(QMA3・4)は賢者以上の段位が大字(「二段」・「三段」ではなく「弐段」「参段」)で表記された。
これが自分の心に強く刺さった。
昔々、SHOWbyショーバイの「萬」を「ばい」と読んでいたとはいえ、「小学生で習う漢字の本」に当時ギリギリ教育漢字から外れた字として「壱」「弐」が載っていたのが心に残っていた。
通常段位は「四段」とかと表記するし、現在プレバトでは「名人10段」のように算用数字で表される。だからこそ大字はロマンである。
これをきっかけに大字は全部覚えた。「四段」の大字版である「肆段」の「肆」は「ほしいまま」で変換すると出てくる。
現在の予想レースにおいて段位を大字で表しているのがこのロマンをずっと引きずり続けているからだ。

高校生~FPSジャンキー時代~

高校生になりPS3を購入すると戦場シューティングにハマった。
元々こういうのは苦手というかアクションとかアドベンチャーが好きなのでミリ秒単位の勝負が求められる物は不向きな人間なのだが、当時金が無かった身にとって「基本無料のゲーム」はまさに天国だった。

WARHAWK

最初にやったのはTPSの「WARHAWK」
陸上・車両・航空機と様々な乗り物を駆使して敵軍と戦った。

この中で驚いたのは階級に「特務曹長」とかがあり、「まだ自分の知らない階級があったんだ」と興味を持ったことだった。

ただ、特務曹長までは上がったが、ドッグファイトが苦手だったので「空対空撃破数」が必要だった次の「操縦士」には全然上がれなかったのだが。

MASSIVE ACTION GAME

史上最多 128人VS128人を実現させたFPSゲーム。

これは極めた。全3PMC全てで最高位のレベル70に到達したほどだ。
このゲームで「FPSとは前線に出てヒャッハーするものではない」と言う事を痛いほど知ったし、守りも大事なんだというのも知ったし、自分は前線に出るよりも支援で稼いだ方がいいんだなというのを知った。

階級については覚えてないが通常のランクだった気がする。

BATTLE FIELD 3

そしてBF3。初のメジャータイトルFPSだった。いろんな戦い方をした記憶がある。

ここはさらに細かくランク分けされており、軍曹だったら「三等軍曹」「二等軍曹」「一等軍曹」だったり、准尉は「1級」から「5級」まで。それ以外の階級も1~4となり、トータル45ランク。
このあたりで大分自分のランク作りのベースは固まった気がする。

大学生・社会人時代~予想レース開幕~

プレバト!(特待生制度)

何といっても現行の予想レースの段級位ベースにさせてもらっているぐらいである。
継続出演して番組における実力・階級を上げるという方式の番組って本当になかったと思うんで、このシステムが導入された時はめっちゃ驚いたし心に刺さった。
当初(予想レース1stシーズン)はまだ特待生1級までと名人・師範までだったので「各観点による参加者の相対評価による順位」で段級位をつけていたのだが、これがめちゃくちゃ大変。さらに名人にも段位が追加されたのを受けて2ndシーズンとして現行の制度に移行したという経緯がある。本家の芸術タイトル戦(特別加点が絶対評価→相対評価)と逆。
もちろん今もリアルタイム・録画で見させてもらっています。

そして現在~終わりなき戦い~

囲碁

その後は「予想レースのためにランクを調べる」というのが基本になる中、
特待生・名人がほぼ固定化される中、最初は何かの基準で「20級」がスタートだった。
が、囲碁におけるアマチュアの棋力についての基準が30級からというのを聞いて「これは取り入れるしかない」と思い導入した。

詩吟

一方、上位ランク、特に名人拾段以上については結構頭を悩ませた。
本家プレバトでは拾段の次は師範…かと思いきや「名人拾段」という立場はそのままに永世名人への道に挑むことになったため、「これはランクとは別口か」となった。
一番楽な形として「beatmania ⅡDX」や「太鼓の達人」で採用されている伝位を導入。が、これも当初は「初伝」「中伝」「皆伝」ぐらいしかなくどうするかといろいろ検索したところ、詩吟では
初段→二段→初伝→三段→四段→中伝→五段→六段→奥伝→七段→八段→皆伝→九段→秀伝→十段→総伝
というランクが使われていた。
これを生かすしかないと思いこの上記6つに加え、Wikipediaであった「極伝」を加えた伝位7ランクが出来上がった。

キラっとプリチャン

プリティーリズムシリーズのアーケードゲーム。SNSがモデルとなっており、これまでのゲームに応じた「フォロワー数」がランクに直結する。
自分はコラボとしてガールズ×戦士シリーズの衣装や初音ミクの衣装が出るということから興味本位で初めて見たものの、いざ始めるとランクが
デビュー1→デビュー10→ブロンズ1→ブロンズ10→シルバー1…
とかなりのランク祭り。
ランクについては公式サイトでも確認できるので簡単だったのものの、シーズンを重ねるごとに上位ランクが解放。最終的に合計91ランク制となっていた。
ちなみに自分は下から4エリア目のゴールドで止まっていたが、廃人は普通に最高ランクどころかそのボーダーの倍とかフォロワーを持っていた。ヤバい。

マリオカート・スーパードラゴンボールヒーローズ

現行のマリオカートのアーケードシリーズにおける「全国対戦」には段級位が設定されており、普通に10段が最高かなと思ったら「全国制覇3周(47勝×3)」が設定されておりこれ段位ストップ速いだろと思ったら最高位が50段でした。
ちなみに自分は現在2級。

そしてスーパードラゴンボールヒーローズのバトルスポーツスタジアムでは十段をクリアすると「極段位」が追加。これが現在(ウルトラゴッドミッション7弾現在)「極五十二段」まで追加されている。

これをこのまま予想レースにぶち込んだら全員一生名人から上がれないため、こちらは「かずなのなんでもショーバイショーバイ」の獲得賞金による段位として使っている。また、こちらには「maimai」の「真段位」も追加。さらに各段位に「準〇段」を追加、級位は40級スタートということにより合計400ランクを実現させている。

BATTLE FIELD V

そして再びのBF。
久しぶりのBFと思いオンラインバトルをやってみると、各プレイヤーのレベルが200や300を超えており「え?これどこまで行ってんの?」と思い調べたらMAX(将軍)が500だった。

これには頭を抱えた。ここまで来てBFに抜かされた。

頭を絞りに絞って「特待生以上の各ランクの段階を刻みに刻む」という案でどうにか数百ランクをひねり出すことに成功した。

それでもまだ…

とはいいつつも、結局MAGやBFの大元であるプレイステーションのトロフィーランクも当初は最高Lv100だったがPS5発売に伴い細分化&拡張されLv1000までとなった。

これを超す気は今のところないが、いつかはこのランク数を超す日が来る…かも。

自分なりのランク論

スポーツで一番はっきり階級が分かれているものといえば相撲である。
序ノ口(もっと言えばそれ以下の番付外)から横綱まで容赦ない階級が敷かれており、その差は絶対的な物。時に「一枚違えば家来同然、一段違えば虫けら同然」と呼ばれている。
そして一見同じ枚数に思えても東と西では東が半枚分上というルールがある。
つまり前頭筆頭から序ノ口の最下位まで実に500人近く=500ランク以上の差があることになる。

それをどうにかして「相撲の形」ではないやり方で再現できないかというのも自分のランクシステムの礎になっている。

予想レースの同期はほぼ同成績になることが多い中で、一時期名人伍段がかなり多く「名人伍段が多いなぁ」というコメントを見た時、内心ちょっと悔しかった。もうちょっと差別化ができるのではないかと。段位は同じでもたかが1P、されど1P、その1Pの差をどうにかして表記上でも差をつけることはできるのではないかと。
そういった負けん気というか、昔っからの「むきになる性格」がこういうのを作り上げた一端でもある。

もちろん、こういうランクを作り上げる過程で様々な事に触れていろんな知識を得られるのもまた一つの楽しみでもある。知った事をどう取り入れて、そしてバランスを調整するか、それを考えるだけでまた夜が更けていく。

おわりに

改めて私の予想レースに参加してくださる皆様にはこんなやべーやつの酔狂な楽しみ方にずっとお付き合いいただき感謝している。

はっきり言って解禁していないランクはまだまだいっぱいある。逃走中が20年、30年、いや、40年続かないと多分頂点には届かないのではと思っているぐらい作り上げた。

そんな私の「作品」でもある「ランクピラミッド」により多くの方が挑んでほしいのはもちろん、「気軽に楽しく登ってほしい」というのが自分の中の最大の願いである。
降格して泣いた方もいらっしゃるがそこまで真剣に挑んでもらうとむしろ自分がその思いを背負いきれない。これで泣いていたら麻雀格闘倶楽部で三段から連敗続きで初段に落ちた自分はどうすればいいのか(父は黄龍なのに…)。

重ね重ね言っているが自分のやっていることの99%は「座興」である。
時に真剣に、時に他者とバチバチしながらも、楽しむ気持ちを最優先していただけると幸いである。

これからもよろしくお願いします。

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