わたしはあなたじゃない。あなたも私じゃないけど。
9月の風に背中を押されて、
ふたたび課の唯一の同期の子、バムちゃんについて書いてみようと思う🍃
今までもこれからも多くの人々が、私の人生に現れたり消えたりしていくけれど、あなたは、確実に私の心に足跡を残していく1人だ。
忘れたくもないし忘れられないけど、でもやっぱり忘れないために、ここにあなたの魅力と感謝といろんな想いを綴ろうと思う。
地面を見て歩く子 バムちゃん
バムちゃんは、普段地面を見て歩く。
出社する時も、20メートル先くらいから、おーいおーいと私が手を振ってもなかなか気付かない。
なんだか物理的に得られる情報量をあえて少なくしてるように感じる。きっと地面を詳細に見ているわけでもないと思うんだけど、あなたはあなたの時間が必要なのよね。何かしら考え事をしていることが多いんだよね。
目に映る情報をシャットアウトし、自分の思想世界に閉じこもって、物事を深く考え、小さなことに対して思い悩むような、そんなあなたの繊細な性格が歩き方にも現れている(笑)
だから私は、バムちゃんに、前を見て歩いて!風景を見て歩いてごらん!、なんて軽率なことは言わないよ。
地面を見て歩いてて欲しい。だってそれがあなたなんだもん。
可愛らしい見た目とは反対に、ちょっぴり根暗なバムちゃん。その根暗さが、なんだか愛おしくて、なんだか似てるような気もする。だけどちょっと違う根暗な気もしている。そんなバムちゃんのことを書き留める。
辛さを分かち合おうとする子 バムちゃん
私は以前のお笑い論で語ったが、私は根暗である。根暗で何が悪い!と開き直っている根暗だ。
それに加えてややこしいのは、見た目はそんなに根暗じゃないけど、裏では一人で抱え込もうとするタイプの根暗だ。私は、一番タチが悪い根暗だ。
なので、私は辛いことや悩むことを、周囲には言いたくなかった。負の感情を押し付けたくなかった。根暗であることを隠してしまう。
けど、バムちゃんは違う。
いつも「〇〇ちゃんは、分かりやすく、辛い時連絡がなくなる」と言って連絡をすぐしてきてくれる。
ばれてしまってるんだね強がってること。辛い時ほどあなたには見透かされている。
おかげさまで5月には辛いことを泣きながら電話してしまった。なんだかスッキリしたなぁあの時。話を聞いてもらえることってすごく幸せだね。あなたにならなんでも言えると思ったよ。
照れくさいけど、私が辛い時電話をしてきてくれてありがとう。今ではいつが辛いのかもはや分からず毎日のペースで電話しているけど。
光の中を一人で歩むより、闇の中を友人とともに歩むほうのも良いね。
けどね、本音を言うと、あなたともっともっと笑顔を分かち合いたいよ。
自虐ネタでさえ心を掴む子 バムちゃん
バムちゃんは面白い。ツッコミがキレキレだ。
なんせお母さんが関西人だ。その血をしっかり遺伝している。
どんなボケでも面白く調理してくれる。バムちゃんのツッコミが聞きたくて、意味の分からないボケをしてしまう。ブラマヨの吉田が、小杉に対して思ってることと同じ気持ちだと思う。隣に、最高のツッコミがいる時のボケは自由なのだ。とても気持ちいいのだ。
その中でも、あなたのユーモアあふれる自虐ギャグに何度も心を掴まれてきた。
私も自虐やコンプレックスは常にオープンに言うけれど、あなたの自虐はなんだか一味違う笑。
自分の腕、2歳児みたいな肉付きで昔から嫌いなんだけど、机の上で昼寝する時だけは良い枕になってくれるから愛せる、を固定ツイートにしてるバムちゃん。
唐揚げ丼を、口パンパンに方張って、口が擦りむくまで食べ切ったり、スーツのズボンを履きたくないといって、ワイドパンツを選びにいく時Sサイズしかなくて、ぶちぎれながら電話してくる。
私があなたの自虐ネタでゲラゲラ笑っても、あなたは隣でそれを怒らない。あなたの自虐ネタはやっぱり半歩深くて心底ツボだ。周りも嫌にならない、なんだかほっこり幸せになるような、あったかい自虐。
たくさん寝るよりも美味しいものを食べるよりも、あなたのユーモアで心から笑った時が一番健康を感じてしまうよ。最強のお薬だ。
人の過ちを許せる寛大な子 バムちゃん
仕事中、社内外問わず、人の嫌なところが見えてしまう時がある。特に人の気持ちを考えられるあなたは、どれだけ人の嫌のところを見えてしまっていたのだろうか。
縦割りで仕事を押し付けられる時、自分は悪くないと言わんばかりに、なぜか相手から自分のせいにされた時、、、数え切れないほど沢山たくさんあるよね。
だけども、バムちゃんは、あまり世の中の理不尽に対抗しようとしない。じっと耐える、踏ん張る力がある。
1度口から出した言葉は、もう元には戻せなくて、言葉は刃物だ
彼女にもこの言葉を伝えた。
私が、自分に嫌なことを言ってきた人は、いくらその後謝罪の電話があっても、私はしっかり嫌悪感を抱くし、根に持つし、相手にもしたくないし、許そうとは思わない。
だったら最初から言うなよ、言った言葉は取り消せずにその人の心に残ってるんだよ、と思う。
バムちゃんから話を聞くと、あなたにそんな言葉を浴びせた人を私は許せない、と、私は、あなたを攻撃した人に嫌悪感を抱く。
けど、バムちゃんは違うね。
画面をかち割ろうと思った!と言ってケラケラ笑い話にしてくる。
「その人ね後でタバコ吸いながら実は反省してたみたいだよ」と、言って、まぁいっかと言わんばかりにその人のことをそれ以上気にも留めない。
なんだかわたしだけ怒っている笑。バムちゃんに強く言った人は、むしろ私が嫌いになってる。
優しいと言う言葉があうかわからないけど、根っこがほんまに優しい。
言葉だけを切り取らず、一つのエピソードとして切り取れる子。
だけどね、時には言葉で自分を守ってほしい。
相手の言葉を全部を受けとめる必要はないからね。あなたなら、うまく流せてる時もあるんだとは思うけど、耐える踏ん張るだけじゃダメよ。繊細なあなたが心配だよ。
バムちゃんは、どこかで、人は変わることが難しいという事を分かっている子な気もする。ただ、私は、あなたの優しさとその寛大な心で、ダメダメな相手を変えられるパワーがあると思ってる。
何はともあれ、バムちゃんに対して嫌な言葉を言った人たち。今頃後悔して反省し続けてくれ。
なんだかセンスがある子 バムちゃん
陸上にバレーに合気道に、、、いろんなスポーツをやっていたという。
難易度の高いダンスやバブリーダンスも器用にやってのける。秘めたるポテンシャルを感じる。
製本もお手の物。センスの良いトレカカードも相変わらず作成してる。手先が器用な子だ。
築50年の家の自分の部屋もアレンジしている。なんだかセンスを感じた。
短歌を突然作ったりもする。
そのクオリティーも目を見張るものだ。
花想文|秕 @Ora_Orade_ #note
https://note.com/a_un_a_lone/n/n8d490c00c2ba
木綿のハンカチーフという歌の歌詞の解釈を聞いた時は、ベットでひっくり返るほど感動した。そういう解釈ができるんだって。あの曲を作詞した人も、そんな解釈をしてくれる聴き手がいることをさぞかし嬉しむだろうな、って思う。そのことについてnote書いてって言ってるけど、書いてくれない。
彼女はツイッタラーであるみたい。noteのように長文を書くことも得意だが、限られた文字数の中でネタツイもできる。どうやらアカウントをたくさん持ってるらしい。常にTwitterに生息しているらしい。
TOTOや吉本興業、大仏の広告会社を受ける子 バムちゃん
バムちゃんは多才がゆえに、就活のレパートリーがおもろいことになってる。
和牛に会いたいから吉本興業、トイレが好きだからTOTO、大仏が好きだから神社を中心としたコピーライター、、ある種一つの軸があって素敵な就活だと思った。面白いね。
そんな中、巡りにめぐって弊社に就職したバムちゃん。
あなたと弊社で会えたことは、弊社に入った意味が合ったと思えるくらい嬉しかったこと。人生の財産。
ただ、あなたが弊社でずっと働いてることが、あなたにとって良いことなのかは私は保証できない。自分にも同じことが言える。
私が人事であれば、あなたのような誠実な人をこのチームに置きたい。それはむちゃくちゃわかる。けど、あなたがイキイキと輝けるように働ける場所はここか、といったらそれは話が違う。
たくさんの魅力に気づいたから今だからこそ、もっともっとバムちゃんに合った、バムちゃんの魅力を引き出せる環境があるんじゃないか?とも思う。でも、あなたはなんだか歴を重ね、この職場の大黒柱になるように求められている気もする。
これはお願いではなくて私の希望だけど。私は、バムちゃんにはゆくゆくは文を書き続けるところで働いて欲しい。単なるマニュアルを書くようなところではなくて、なんだろ、あなたの地頭を活かせるような。そしてあなたのクリエイティブなユーモアセンスを活かせたらなお良い。
もしくは、お笑いの道に行って欲しい(笑)。冗談じゃなくてね。コラムとかもいいかもしれない。
歌の解釈もいいね。やっぱり短歌も良いかも。ばむちゃんのコピーライターも見てみたい。とにかくあなたから湧き出る多才なセンスをもっと周りに広めたい。
思考や思慮深い子 バムちゃん
バムちゃんは、根っこから頭がいい。
エリートofエリートの道を歩んでいるし、世間でいう高学歴だ。以前に私のコンプレックスコラムで、地頭の悪さを書いた。
彼女は学歴がある、だけじゃない。単に頭の良さだけしゃない。
地頭が良い。彼女はなんだか思考が深い。色んな文学に触れ、大学では心理学に触れた影響なのか、何事も彼女は深い。
配属当初、一緒に研修を受けてた時、バムちゃんがする質問1つ1つは半歩深かった。色んなパターンを考えてした質問なんだな、と目を見張ったことがある。一つの正解に対して、急がば回れと言わんばかりに、色々考えられる子だ。ある意味すぐ答えを知りたがる、最短ルートを探そうとする私とは真逆な部分だ。
チームの繁忙度が高く、最近はバムちゃんとは色々自分の考えや職場の未来の話をする。
するとやはり、自分には無い視点で語ってくれる。思考が深いし、きっと達観できてるからこそ、生まれる発言が多い。半歩深い。
人からされた相談も、安易に話を進めることはせず、物事の状況をよく考えた上で返事やアドバイスをしたいと思ってるような誠実な子だ。マシュマロもらって嬉しかったよーー!!
感受性が豊かな子バムちゃん
愛情に満ちあふれた心には、悲しみもまた多い。愛情深い分、彼女は一緒に悲しんでくれるような子だ。
本質を見抜くような力に長けており、また育ってきた環境もそうさせているのだろう。
ついに職場でうんこ!と叫んだ子 バムちゃん
終わりが見えない|秕 @Ora_Orade_ #note
https://note.com/a_un_a_lone/n/n4b8ff516de2f
つい最近、彼女は職場で諸々の対応に追われ、珍しく対応が遅延してしまった。対応が遅延したバムちゃんの電話終わりに駆け寄ったら、そしたら突然
「あー私がとにかくうんこ💩!」
とうんこを連発していた。
新人ちゃんは目をまん丸くさせて、課の皆さんは笑っていた。職場の中心で、後ろに課長がいる中で、うんこと叫べる子いるだろうか?
カッコ良すぎる。さらに惚れたぜ、バムちゃん。いつまでも君についていく。
違うことを受け入れてくれた子 バムちゃん
私は、自分が仕事ができるとは1ミリも思っていない。彼女も彼女で自分に対してそう思っているのだろう。
ただ、採用コースの違いで負荷を上げられるタイミングや量、質が異なる。だから私は、死に物狂いでくっついていっていく。
今振り返ると私が全力で走っていた去年、正直あなたがどんな悩みを抱えていたかまで目を向けられなかった。あの時どんな葛藤を抱えていたのかな、と振り返ることはある。ちょっと遅かった。
Dear my…|秕 @Ora_Orade_ #note
https://note.com/a_un_a_lone/n/n8cb882d42b82
バムちゃんなりにその想いはどこかで消化してくれたのかな。だからこそ、あなたからのnoteは涙が出るほど嬉しかった。異なることを受け入れて同じ方向を見てくれたことが、心から嬉しかった。
やっぱり強いねバムちゃん。
堅実で責任感が強い子 バムちゃん
話は変わるが、前の課長は仕事マンで偉大だった。
バムちゃんも「あの素晴らしさは、仕事ができるからこそ為せる技だな」と言ってるくらいすごい課長だった。
そして、その課長が、新人時代のバムちゃんの堅実な仕事ぶりを、チームの皆に発信してくれた。正直研修以降、どういう仕事をしているのか席が離れていて分かっているようで分からなかった。本当にリスペクトした。
あの忙しさで、新人の細部の仕事の内容を見ている課長にも、1年目であのクオリティーにまでたどり着いているバムちゃんにも、心からリスペクトをした。
私は今の職場にいても、別の職場にいても、別の会社にいても、同じ熱を持った人に対しては、同じ熱を持っていたい。何があっても揺らぐことのない硬い鉄のように自分の意思を貫き通したい。
そして、同じ志を持つ熱を持った人に対しては同様の熱さでそれに応えくれる「鉄」のような人。まさしく鉄人になりたい。
“Simple”に寄せて|秕 @Ora_Orade_ #note
https://note.com/a_un_a_lone/n/n47838a513cb2
品質を守っているバムちゃんにたいして敬意を持っているし、このnoteでバムちゃんがサービスを守ろうとしている姿勢があるからこそ葛藤している姿に心を痛めた。だけど、しっかりと志があって熱を持っているバムちゃんの存在に救われた。なんだか私も熱をちゃんと持っていたいなと思わせてくれた。
複数人の食事の後に心を痛める子 バムちゃん
彼女は3人以上?4人以上の場にストレスを感じるという。別に対人恐怖症でもなく、大勢の前で話しても上がるわけではない。楽しんでいるのだが、終わった後に、繊細な心にダメージを負っている。
いろいろ私なりに考えたけれど、せっかく会話・対話するのだから、その場にいる人の話を、なるべく互いの話をきちんと聞きたい彼女の誠実な性格からだろうか。
それとも、人の表情の動きや流れをよく観察して、幾つかの渦を確認しちゃうからだろうか。
バムちゃんには、余計な理屈考えずに、その場を楽しんでいてほしい。
あなたへの感謝
大人になっても友情はあることを教えてくれた。人間関係は、価値観=相性じゃないことを教えてくれた。
私はバムちゃんのことについて全てのことを知っていて、それにもかかわらずあなたをずっと好んでいる人でいる自信があるよ。
そして、配属された割と当初から、私たちはタイプが違うね、と語っている。
わたしは、あなたには勝てないな、と。出会った当初からこの子はなんだか一味違うと思った。あなたを良い意味でライバルと思ったことが本当に無くて、よき理解者と思っている。あなたは私じゃないし、私もあなたじゃないし。
あなたが味方でいてくれたら、それだけで嬉しい。
悔しかったこと、自分の選択に不安になったこと、、色々あったけれど、こうして、新しい土地で、ここの職場で、心から尊敬して、こんな素敵な同期に巡り会えたことが、今の私を支えてくれている。
すでに、この土地を飛び立つ時、絶対課の皆さんに挨拶するときに、あなたへの感謝で締めくくると決めている。(早すぎ)
最後に
コロナじゃなかったら...もっともっと様々な空間で同じ空間で同じ時間を過ごせてたのかな。
ついこないだ私の狭い部屋に来たね。ベットで寝なかったの偉いね。
あなたとこの地方の自然の中で、空を見て虹を見たいよ🌈
残り一年半。長いのかあっという間なのか分からないけど、あなたと過ごせる貴重な時間。
パツキンで海にも行きたいし、温泉も行きたいし、横浜にも連れて行ってあげたい。ディズニーも行きたいし、海外旅行にも行きたい。なんだか異動したらこの土地になかなか帰ってこないような気がして。
あー、バムちゃんに出会えて良かった!!!
完。