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【ネタバレ込み】「数分間のエールを」感想

 7年前、「世界の真ん中を歩く」からHurray!さんのファンやらせていただいております。藍二条もめちゃくちゃ好きです。神か。神なんか。映画やるとTwitterで流れてきて目ん玉飛び出るかと思いました。

 3回目を観てきました。いやぁ、、、よかった、、、。noteやTwitterで狂われている皆様を見習って、私も綴ってみることにしました。以下、散文長文になりますがご容赦ください。見終わった熱量ままにかいてます。色々とお目溢しお願いします。


 時系列で追っていきます。

 「まるでそこにないかのように」「でも、そこに星はあるのだ」。無数のクリエイターになぞらえているのでしょうか。詩的で美しい、、、!

 金沢の風景。鼓門・もてなしドーム、1発で舞台がどこかわかる。すごい。トノがスケッチブックで彼方の頭はたいたり、リュック乗っけるの、いいよね、こういうの好き。MV見せてと迫られた時に助け舟出すのも、親友って感じする。良いぃ。

 中川さんが閉めた扉が反動で若干跳ねる、細かい描写がとても好き。ナチュラルにこういうの差し込んでくるのとてもいい。

 彼方の、「MVってのはさ、応援なんだよ」。Hurrayさんを「世界の真ん中を歩く」で知った私は首がもげるほど頷きたい。あの時、あの映像を知って、応援された一人です。当初からずっとこれが貫かれてるの、ほんともう、、、、もう、、、、、いい(語彙力0)。活力にさせていただいております。ありがとうございます。

 トノのポスターを見上げる彼方。ここで一回彼自身も折れてるんだよなあ。顔にかかる影が情景描写となってて、この一コマで重くずしっとくる。自分より優れている人をみて、湧いてきたドロドロとしたものを心の釜で煮るような経験は、人生で何回もありました。慣れませんね。慣れるものではないのかもしれません。

 織重先生の雨中のアコギの「未明」。泣くように歌っている姿を見て毎回鳥肌が立ちます。光を背に俯きながら、足を止める人もいない中でのこの歌唱。刺さらない人はいないのでは。
  彼方に話しかけられて、逃げるように立ち去る中での「ごめんなさい」には、何が込められているんだろう。

 再会での、空に響く「あーーー!」。彼方らしくて毎回笑ってしまいます。てか織重先生マジで美人、、、。目線を逸らしながらの「夕です。」がめちゃくちゃ好き。

 美術室でトノ相手に運命を語る彼方。「ぞーー↑!」のいい方好きなんだよなあ。織重先生の動画、大学の動画の下に本人のチャンネルあるのに!そちらは開かれないの、ちょっとウッとなってしまった、、、。こうやって届かないことが多々あるのだろうと、、、。
 「お前は俺の気持ちをわかってないからだ」。トノのこの台詞、彼方との間の溝が見る人にはっきりと示されるところではないでしょうか。トノもまた、彼方の気持ちを真にわかっている訳ではないのかもな。

 織重先生のスマホ画面から公園を特定した時のGoogoo mapのチリンチリン♪カラカラカラカラーがとても好きです。

 彼方が熱く「MVを作りたいんです!」と語るシーン。電柱にあたまぶつけたり、こう、、、でぐぬぬ、という表情になったり。百面相は見ていて楽しいです。

 トノと彼方の通話。話しながらもトノは絵を描いていて、不断の努力が垣間見えるシーン。話し口調は年相応でいいなと思いました。てか二人ともアイコンのセンス良くないすか?

 彼方が先生に見せる用意MV作るシーン。コンセプトアートが描けるのは、既に絵を描いてきていたからだと思います。やってきたことは確かに「今」まで地続きで繋がっているんだと。私はそう感じました。

 織重先生の独白。「信じていた」で過去形なのほんとさあ。ここのシーンまじで見てて重いんすよ。フリマアプリでギター5000円に値下げって、、、。織重先生の命とも言えるような代物が、側から見たらそれくらいの価値でしかないと軽んじられる。残酷なシーンだよほんと、、、。

 彼方二徹のちぶっ倒れてからの、保健室で織重先生と話すシーン。なぜ脱げるwwwwコミカルで好きwwww
 さらっとトノから先生に連絡入れてるの、トノなりに彼方を応援してるのではないのかな。そうだといいな。
 「どうしてMV作りたいの」→「自分の作ったもので、誰かの心を動かしたい」。昔の織重先生と、全く同じ言葉を言っていた。子供から見た景色と、大人から見た景色の交錯点になっている。

 ライブハウス。入るまでのカメラワークすげーーー!!
 初めのバンドは、演奏中の話し声とスマホいじる人が見える。対して織重先生の演奏は圧巻。それでも、どこにも引っ掛からなかった。無情を突きつけられるシーンでした。
 織重先生の「最後に歌いたかった」。「いい思い出にします」。この時の彼方、目からハイライト消えてますよね。言葉の真意、わかってたんじゃ、、、?いや、歌の意味汲み取れてないのは後々のシーンからわかるんだけど。アンバランスなんだよなあここ。なんでなんだろう。わからない。
 そしてトノぉ、、、めっちゃ刺さってたんだろうな、、、。
 帰り際、織重先生の、口を真一文字に結んでからの、「MV、楽しみにしてる」。これしか言えなかったんだろうな。先生の「いい思い出にします」を聞いても、それでも前を向いている彼方が、眩しくて、それ以上何かを言おうとすると、諦めていた何かが零れ落ちそうになったんじゃないですか、、、?織重先生、、、。「未明」のラストの、「行進を やめないで」は、まだ諦められない心があったからこその歌詞なのでは。
 帰り道の光の差し込み方。彼方は街灯に照らされ影と光の中を走り、トノは後ろを向いて影の中へ歩いていく。

 さて!彼方のMV制作シーンですよ!ここ好きだああああああああ!!!!!夜の空にした時にヘッドホンの黄色がほのかに光るの好き。どんどん世界が作られていくの好き。空気遠近法の知識吸収早くね?!どんどん早口になって、時間が惜しい表現をセリフのエネルギーで見る人にグイグイと迫るような語り方をする花江さんすげえよ、、、すげえよ、、、!こうやってMV作られてるんだあ、、、!すげえよ、、、!

 MV見たトノの感想、「お前のやりたいこと"は"」。織重先生の思いが伝わっていないMVは、トノの目にはどう映ったんだろう。
 彼方と織重先生が向かい合って、間を電灯が分かつ。織重先生から見た彼方の方は、後ろの入道雲と合わせると、MVの旅人と塔にとてもよく構図が似ている。あくまで旅人は彼方なのだ、彼方を表すことしかできていなかったことの表れなのだろうか。それに織重先生は気づいて苦しくなったのだろうか。(だいぶ妄想入ったなあ)
 コンクールがフラッシュバックした彼方の後ろを鳥たちが飛び去る。保健室で先生が見たMVの構図に似ている気がした。(幻覚かもしれない)

 フラれた彼方とトノのシーン。トノの光の当たり方、めちゃくちゃ情景描写になってませんか。上から祝福のように光は注ぐけれど、トノの顔は俯き影の中。
 ボイスドラマを聞いてから、ここのシーンは一層刺さりました。親友でありライバルでもある葛藤。

 トノのノートの数字「51」。キリがいいのは50なのに、なんで51なんだろう。ぐちゃぐちゃと消したあと「才能ってなんだ?」と書いて、また綺麗なデッサンが戻ってくる。美大には進まないとは言ったが、まだ「進まなかった」
ではない。
 対して、織重先生の「100」曲。キリがいい。「私の全てをそこに込」め、置いて行こうとしたもの。そしてトノの倍近い数字。ピリオドを打つ覚悟の重さの表現なのかな。

 彼方、中川さんのPV、もう一回作り直したの?ぶっ倒れる前に中川さんたちが見ていたのは途中経過までなのかな?どうなんだろう。

 トノの机からスケッチブックが消え、教科書に変わっている。嫌でも気づいてしまう彼方、、、。苦しい、、、。

 中川さんたちとMVを見るシーン。中川さんの、彼方のPVは「元気になるよね」に対して「本当に」と返す彼方。あんなにポジティブな彼方がここまでになってる。実際に経験されたのだろうか。
 「彼方の映像は、応援なんだよ」。何も正解がわからなくなって、ひたすらMVを作り続けて。それでも「応援したい」という想いが彼方のMVからは溢れてくる。アツいんだよな。

 「気分が悪いのでぇーーー!!早退しまぁーーす!」「、、、どっこが、、、」。めっちゃ好きwwwwwww!トノが笑ってるのもいいんだよな。

 てか彼方チャリ速っや!!!www
 上り坂で旗が立ってるのいいんだよなあ。こけてひっくり返って見える青空と、蜃気楼。夏だぁ〜〜〜!!そして呟く「まだわかんないよな」。
 浜に着いて、「それでも作りたいんです!」こんなバカ熱量でおちない人がおるかよ!!!!

 ここで冒頭と同じ、いやそれよりも芯のこもった口上。アツすぎやろ!!!!!!!
 フリマの出品消してるの、泣いちまうよ、、、。後日談リーフレットで手入れしてるのあんなん号泣必至なんよ、、、、、特攻キメてこないでください死んでしまいます!!!!
 トノ、スケッチブック捨ててるのが、、、。心境の描写もっとくれ!!!!!でもなんか後ろ向きには見えないんだよな。どうしてだ。わからん。



 「未明」MV。

 これが本編です!!!!!!!!!!もう語ることは何もないです。個人的に、Twitterでも書いたのですが、あの金の折り紙モチーフの黄金の旗。あれが、どれだけ人が去ろうと、勇壮とはためいているのがもうマジでほんとにさあ。ほんとにさあ!!!!!!
 とりあえず円盤は絶対に出してください。配信じゃ無く物理で。絶対買うんで。お願いします。
 あと、歌の1番終わったあとに、主人公の絵が完成したけど、横の人だかりできてる人見て、折れそうになって視界がぼやけてまた描き始めるのめっちゃすき。
 最後笑ってるのもめっちゃ好き。エンドロールの一枚絵も好き。


 最後ですね。退職届速攻置いていく織重先生ロックだよな!!!!引き継ぎとか野暮なことは言いません。うまくやったんだと思います。きっとそう!!!(笑)

 校門での織重先生、歌を作り始めた頃のあのめっちゃ素敵な表情に戻ってない?!いやいつでも素敵なんですけど!!!見るたびに刺さるのなんとかしてほしい。死んでしまいます(n回目)。

 ラストのCYAN。フレデリックさんさあ!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!(五体投地)
 入りが神がかってるんよ。




まとめ。ほんとによかった!!!!!!!!(語彙力消滅)
「数分間のエールを」に携わった方々全員に感謝を。

そしてHurray!さんに巡り会えた奇跡に感謝を。
ありがとうございます!















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