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【ヘルスケアAIの動向についてまとめてみた件】

【AI動向についてまとめてみた件】
色々と聞かれることが多いので、まとめてみました。
(あくまで個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません)
情報交換を引き続きよろしくお願いいたします。
これからの未来のためにヘルスケアの課題はみんなで考え行動してきたいです。
■医療現場のAIシステムのマーケットについて
・市場は大きくなっていく
理由1:ヘルスケアデータセット(電子カルテ、RWD(Real World Data)、PHR(Personal Health Record)など)の増大
理由2:医療費削減の必要性の高まり
理由3:医師の働き方改革など業務効率化が求められる
理由4:コンピューティングパワーの向上とハードウェアコストの低下
理由5:ヘルスケア分野でのパートナーシップやコラボレーションの増加
理由6:医療従事者と患者の不均衡により、医療サービスへのニーズ増加
■主要プレーヤー
予測/予防、問診、診断、遠隔に分類。
①予測/予防
・転倒転落=FRONTEO やコニカミノルタ、エクサウィザーズなど
・予測=疾患予測:東芝など
②問診
・問診ツール:Ubieやメルプ
・カルテ解析
・Share Decision Making支援
③診断
・画像
画像診断=Enliticなど
眼底検査=OPTiM、Googleなど
MRI(肝がん)=HACARUSなど
乳がん画像診=Smart Opinionなど
X線(肺がん)=EIRLなど
④音声
認知症=FRONTEO
⑤遠隔
・ロボット操作
・オンライン診療
■課題
・医療現場の方々(医師や看護師、医療事務など)がAIを使いこなせない
・医療現場のAIに対する懸念がありAI導入に踏み切れない
■トレンド
・診断・診療支援AIシステムの市場は、2019年では3億円、2022年には45億円、2025年には100億円と予測されている(矢野経済研究所)
・診断支援AIシステムや診療支援AIシステム市場は黎明期であるとみられ、AI技術は政府の未来投資戦略や人工知能技術戦略会議などで、医療分野におけるAI開発・利活用が推進されている。
・厚生労働省の「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」において、画像診断や診療支援など重点6領域が選定されており、AI開発・実用化に向けた動きが加速している。
・2018年以前の研究および実証実験のような ”検証” から、2020年にはAI製品の ”利用” に段階がシフトしつつある。
以上

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