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色彩センスを身につけろ!

こんにちは。
いま、絶賛『勝てるデザイン』の巻末ワーク、勝てるワークに取り組んでいます。

養成ギプスに参加したいと思っています。


デザインのワークやっているのですが、自分のことを知る自己分析になっています。何かに取り組んでいると、自分の性質がわかってしまいます。いいこともありますし、落ち込むこともあります。私は後者の方が多くて、精神的にやられています!
そんな自分の葛藤を吐き出すにも、noteでのワークレポートはいいですね!


01「色彩センスを身に着けろ!」


やり方:色彩のテーマを決めて、四角36と丸36の計72種類を塗る
・隣合わせの色と色の組み合わせパターンを経験する。
・全体の色のバランスも考慮する。
・色彩を作り、塗る。
明度、彩度、色相を「知っている」ではなく、使えるようにする。
配色パターンが染みつき、色で世界観を作ることができるようになる。

とりあえずやってみよう!精神しかない私。計画性が無い。

まずは道具を準備して、いざ取り掛かる。

必要なもの
・B3ケント紙
・不透明水彩絵の具セット
・定規
・コンパス

最低3枚、10枚以上やるのがお勧めとあります。私の目標は4枚。ということは、4つのテーマが必要。ふと四季が浮かんだので、テーマは「春」「夏」「秋」「冬」にした。
単純にもほどがある。

「テーマ:春」

じゃあまずは「春」だな!

春と言えば、青空、桜、わかば、チューリップ、虫、陽気、出会いと別れ、新入生、新鮮、ソワソワ、憂鬱…とイメージを傍に書き連ねて、色を作って塗っていきます。
久々の絵の具が楽しくて、どんどん塗っていきました。しかし、72色を塗りつぶすにはなかなの時間がかかる。。全体の40%くらいを塗ったところから、早く全てを塗りつぶしたい欲求が出て来て、塗り方が雑になってきました。
全て塗り終えた時は達成感がすごかったです。達成感、だけは。

出来上がりはこちら。

・塗り方が汚い、雑
・絵の具をしっかり使っていないので薄い(貧乏性)
・世界観ではなくモザイクアートになっている
・色の作り方が単調、色相が作れていない
・丸に暖色、四角に寒色のワンパターン
・春のイメージが乏しい(空に映える花、山に映える花)


「テーマ:Grapevine アルバム『新しい果実』」

春をイメージすると、世界観よりも春の日のモザイク画を目指してしまったので、テーマを変えてみる。
音楽を聴きながらやっていたので、その時ヘビロテしていたgrapevineのアルバム『新しい果実』で塗っていくことにした。

Grapevineの17枚目となるアルバム『新しい果実』の全体的なイメージは、暗い。曲のテンポもゆっくりとしたものが多く、音階は低めなので、色は暗めだと思い浮かべる。

私は音楽を聴きながら、映画のようなストーリーを浮かべるのが好きです。音楽を聴きながら、自分PVなるものを妄想するのも好きです。
そうやって頭の中では色や映像の質感を思い浮かべるのに、実際に表現しようとすると難しい。頭の中の「良い感じ」に、根拠も理由もない。実際には存在しないものを表現をするのはとても難しい。
正解もないし、不正解もない。
だから思いっきり自分の感じたように、好きなように表現すればいいのに私は昔から人の目が気になっていた。例えばこのワークでも「Grapevineの楽曲はそうゆうイメージでは全くなくて、あれをモチーフに、こんなメッセージがあるから、こんな表現は間違っている」なんて言われないか、と気にしてしまう。

んな、馬鹿な。想像は自由で、私の想像の正解は私の出したものだけだわ。
何より、自意識過剰か。そんなん言われるほどみられることなんてないわ。

自意識過剰な自分と戦いながら色を塗っていく。。
72個の丸と四角に色をつけて世界観を作るのは、思った以上に難しい。単純な図形なのだけれど、角の無い曲線でできた丸と直線でできた四角というだけで2つの印象は正反対程違うし、自分の固定概念にとらわれてしまっている。
2人の子どもに読み聞かせている「こぐまちゃん」シリーズの「さよならさんかく」が頭の中を駆け巡る。

しかくは なあに しかくは なあに
しかくは とうふ とうふは しろい

「さよなら さんかく」わかやまけん(こぐま社)

まるいは なあに まるいは なあに
まるいは かじつ かじつは 暖色

固定概念の塊な私は、せっせと丸を果実にして新しい果実を生み出しまくっている。果実の背景は、空か、森。青か緑になっている。
春の日の、デジャブ。

・丸は果実で暖色、四角は背景として寒色
・アルバムタイトルと、ジャケットに引きずられ過ぎ
・色を多く作っておかないので、塗りながら変色している(貧乏性)
・類似した色のものが固まりがち
・楽曲の良さ、バンドの良さ、アルバムの良さが出てない

「テーマ:ミルキー」

2枚を終了して、暗めの色ばかりを使ってしまうので、明るい柔らかい色を作りたいと思いテーマをミルキーにした。白をベースにして、ミルキーカラーを作ろう。
この時点で、色で世界観を作ると言うより、作りやすそうな色で塗っていくということを考えている。色づくりに関しても、「白を混ぜれば、まあミルキー感出るっしょ!」という勢い。
危険。

・ミルキー?テーマ、不二家の方?
・白混ぜたか?という程度の色味
・彩度を下げていない
・明度を上げていない
・ミルキーカラー調べたか?

ワークをやって時間が経過しているので自分でも驚いたけど、ミルキー感が全くない。
記憶があまりないので、なぜこんなことになったのかがわからない。考えずに、ただ塗っていたから、覚えておくようなことが無かったのかもしれない。

3枚塗り終えた時に、「何か違う」と思った。

絵の具道具を使うので場所を選ぶので、家にいる時に子どもに邪魔されず、すき間で早く終わらせることを考えすぎていた。

初めから、目的が違う。

この勝てるワークは色彩センスを身につけるワーク。だけど、私はそこをちゃんと意識できずに取り組んでいた。
時間内に、できるだけ早く色を塗ること。塗り絵をしていた。
デザインのワークをしている気になっていたけれど、思考が伴っていなかった。1番にワークを終わらせて参加資格を得る事が、頭の中で一番優先させることになってしまって、デザインを身に着けるワークに集中していなかった。

1番なら熱意が伝わる。これだ!と思った。
私は不器用なので、とにかく1つの事しか考えられない。1つの事が頭の中を占めると、他の事が霞んで見えなくなってしまう。勘違いのまま暴走することもある。このまま進んでいったら、ワークをした達成感はあるかもしれないけれど、noteには「これをした」「早くするためにこうした」と書くだけで、デザインの気付きはなかったかもしれない。
今思うとそれはそれでおもしろいと思うけれど、3枚色彩ワークを終えた時には「嫌だな」と思った。なんか違う。

一旦落ち着こう。

「テーマ:マリオ」

勝てるデザインをぱらぱらと再読して、トイチックをという言葉があったのでテーマにしようと思い、ネットで検索していた。
レゴやベアブリックを見ていたが、マリオの画像が多くて世界観が既にあるのでテーマにした。

絵の具を出し惜しみせずしっかり使って、作りたい色を1つの丸、四角を塗り切れる量で作る。線に沿って縁取りをしてから塗っていく。隣り合わせの色の組み合わせをみる。マリオの表現は赤と青。組み合わせはキャラクターをイメージしている。色は原色に近い。
ゲームのパッケージではキャラクターやアイテムがたくさんあり、色の数も多くにぎやかで元気な雰囲気がある。

だいぶ良くなった。

・塗りがきれいになってきた
・色の試し塗りの時は違うと思っても、全体として見ると同じような色に見える
・汚いところの重ね塗りや修正をするようになった
・表現したい世界の資料を常に横においた
・明暗の計画をたてた

正確に測っているわけではないが、きれいに塗れているけど時間は前より短くなっていると思う。
資料もよく見たし、表現したいことが明確だった。
そして、ここにきてようやく明暗の計画を立てはじめた。本にも書いてあるのに見落としており、どなたかのツイッターで発見して知りました。ありがとうございます!

「テーマ:ギャッベ」

今欲しかったギャッベをテーマにした。欲しいものは、ついついネットで見てしまう。よく見ているので、作りたい色を想像できているし、組み合わせもなんとなく見ている。
そもそもギャッベ自体が、色で世界観を作り上げているから楽勝、のような気がした。

・似た色を近くにして、比較させて違う色だと言うことをアピールしている
・同じような色を作りがち、はっきりとした差異を出せてない
・白を多めると塗ムラが目立っている
・塗りが雑になった(退化)
・欲しいギャッベの色が出てる満足感
・楽勝なんてことはなかった

考えて色を塗ってる方が、楽しかった。

自分は恥ずかしいほど自意識過剰で、情けないほど怠惰だし、頑張りは全然足りてないけど、楽しなと思う。
自分の考えを持っていないといけないって言葉を並べたがる自分がいるし、一人でぐるぐる余計な事を考えている時間もある。下手だから下手なりに考えて、マシなもの作らなきゃと見栄をはりたくなる。
とても恥ずかしいし、情けなくなるし、嫌になるけど、楽しい。

早く他のも進めよう。



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