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「黒い鳥の本」/文 石井ゆかり・絵 沙羅 読書徒然vol.13


2017.2.15
石井ゆかりさんのビブリオマンシー本の
四作目

帯にかかれていた
『「明るさ」「正しさ」に疲れた心に。』
すごくドキッとした
本文もすごくドキッとさせられるし
考えさせられた
黒い、汚いといわれる感情を否定しない言葉に
救われた

本文に添えられている版画風の絵もとてもステキ
どうにもこうにも前向きになれない時に
寄り添ってくれるような1冊

プレゼント企画に応募して、何冊か選んでた
中で届いた「黒い鳥の本」
すごく宝物になった思い出深い1冊

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(本文より)
『いつもそこにあるものに、
私たちは心を動かさない。
それが失われたり、
それを知らない人に会ったりしたとき
初めて心をゆさぶられる。』

『悲しかった今日のことを 
いつまでも覚えておこう  
苦しかった今のことを 絶対忘れないでいよう  
ここから立ちなおったことが  
なによりも強い、  
つやつやのドングリのように
かたい自信になる』

『悲しみの彼方に 誰かと出会ったことや  
誰かがたしかに生きていたということや  
自分が限りなく努力してきたという事実が  
ちゃんと存在している。』
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