シノビガミ キャラクターシート作成の考え方

この記事では、シノビガミでキャラクターシートを作成する際に考える順番や、意識する点などをまとめていきます。
初心者の方や、そうでない方も参考にして頂けると幸いです。


1.軸になるものを決める

まずはそのキャラクターの軸になるものを決める必要があります。いきなり真っ白のキャラシとにらめっこしても何も始まりません。
軸にするものはなんでも大丈夫です。「【神槍】を活かす」でも「御斎上位を使ってみる」でも「奥義をバンバン使う」でも大丈夫です。

この記事では基本ルルブの範囲を使用して、ハグレモノ上位流派の中忍を新規作成していきます。
軸は「【影分身】を使いこなす」としてみましょう。

2.関係のある忍法を探してみる

軸になったものが決まったら、それと関連のある忍法を探してみましょう。
他の忍法と組み合わせが前提のものが軸なら、その忍法を。単体で強い忍法なら、それのフォローをする忍法や強みを更に伸ばす忍法でもいいと思います。

今回の【影分身】はプロット時に2箇所を選んでおき、公開されてからどちらかひとつを選ぶことの出来る、かなり強い忍法です。間合いを離すことも、詰めることもできます。
攻撃忍法では無いので、これと相性の良い攻撃忍法が欲しいところです。
今回は、「間合いは短いが威力が高い」忍法である【爆破】を採用することにしましょう。
【影分身】を使用して、2プロットと5プロットを選べば、相手に逃げ場はありません。強い。

3.忍法・奥義でバランスを整える

 
中忍の忍法枠は4つですので、【影分身】【爆破】であと2つです。また、奥義もまだ決まってませんね。

【影分身】【爆破】で、攻撃力は結構高めになったので、ここは防御面を気にしてみましょう。
汎用忍法の【頑健】は迷ったら採用してもいいくらいには優秀な忍法です。
これで攻撃忍法【爆破】、サポート忍法【影分身】、装備忍法【頑健】で、合計コストは2。かなりバランスはいい感じですね。

忍法を選ぶ際は、初めは攻撃忍法、サポート忍法、装備忍法を各1つずつ採用することをオススメします。
コストの高騰を抑えられ、全忍法を満遍なく使えて無理のない範囲で纏まりやすくなります。

奥義についてですが、攻撃系の奥義で手札を増やすもよし、防御系や判定妨害で弱点のカバーも悪くありません。
今回は、【影分身】でアウトレンジからの撃ち分けを狙って、【範囲攻撃】を採用してみます。
間合い2以下の敵単体なら、プロット1と6を選んでおけば完封できます。強い。

クライマックス戦闘における戦術はあらかた完成しましたので、残りの忍法枠は汎用的なものを採用してみます。
今回は自身に【絶対防御】がなく、【範囲攻撃】の撃ち合いになるのが怖いので、【博識】を【範囲攻撃】を指定して修得します。もう一つの指定は、よく見る【絶対防御】にしておきましょう。

ここまでの忍法構成

4.特技を決める

決めるのが遅いようにも思えますが、特技を決めるのは忍法を決めてからで問題ありません。
キャラのイメージをするときは、特技よりも派手な忍法から決めた方がすんなりと決まるハズです。
まずは、忍法から指定特技が決まっているものを取ります。
今回の場合だと、【爆破】の《火術》と【影分身】の《分身の術》ですね。

忍法の指定特技を記入した後は、流派の得意分野下位流派の条件をちゃんと確認しましょう。
今回はハグレモノ上位流派なので、「忍術分野から3つ」修得する必要があります。

特技を決める際は、できるだけそれぞれの間隔をある程度離しておきましょう。
苦手な特技が少なくなり、一つ一つの特技の価値が上がります。

ハシゴのように修得してみた例。忍術ならほとんどが6で判定できる。

残りはフレーバーで決めてもいいのですが、こだわりがなければ、隙のある部分を埋めるように取るのをおススメします。
あと二つなので、戦術分野で二つ取ってみます。

もしも他のキャラが隠忍の血統とわかっているなら
戦術ではなく妖術を意識してもいいかもしれない

これで完成!……ではありません。まだ決まってないものを決めていきます。

5.指定特技が自由なものを決める。

【接近戦攻撃】や奥義は、指定特技を自由に決めることができます。
「指定特技を決め忘れた!」とならないように、ちゃんと決める癖をつけましょう。

今回の構成だと【接近戦攻撃】はサブ攻撃の扱いです。
間合は【爆破】と変わりませんので、《火術》が効きにくい相手や、器術分野が使用できない際に振るという想定です。

指定特技が自由なものを決める際は、できるだけ既存の忍法とは違う特技を指定するようにしましょう。
両方《火術》とかにしてしまうと、《火術》を持ってる斜歯相手とかに全く勝てなくなります。

決まった特技表を見て、【接近戦攻撃】は《地の利》にしてみます。
同じく奥義は《隠形術》で行きましょう。物陰から【範囲攻撃】するイメージです。嫌な奴だな……。

6.忍具の選び方

忍具は基本的に2つ持つことができます。
「兵糧丸」「神通丸」「遁甲符」から2つ選びましょう。

奥義が【不死身】でないなら、最低1つは「兵糧丸」を持つことをおススメします。
特技のある生命力が失われたときに容易に詰みかねないので、回復手段は必要です。何なら2つとも「兵糧丸」でも構いません。

「兵糧丸」1つの場合は「神通丸」を1つ持つのがおススメです。
目標値5の判定を失敗した時や、どうしても避けなければいけない判定に使うようにしましょう。

「遁甲符」は、自身の耐久や判定をフォローする忍法や奥義がある場合なら持っても問題ないかもしれません。相手に難しい判定を成功されたとき、味方が目標値の低い判定に失敗したときに使ってみましょう。

今回のハグレモノは、「兵糧丸」「神通丸」を1つずつ持つことにします。

7.完成!

完成したキャラクターシート

これで中忍の新規作成が完成です!
あとはフレーバー面を自由に決めておきましょう。
信念とかも忘れないように。

今回は背景を修得していませんが、初期作成で背景を修得しようとすると「弱点」が必要になることが多いので、今回は割愛します。
また気が向いたら別で記事を作ります。

慣れてきたら、もっと尖った構成を作ってみたり、背景をガンガン使ってみたりしましょう!



(C)河嶋陶一郎/冒険支援株式会社/株式会社新紀元社


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