YMM4(ゆっくりMovieMaker4)がPSDファイルの立ち絵に対応!
ついにYMM4が…。
PSDファイルの読み込みに対応しました!
今までPSDファイルが扱えないから、とAviUtlをお使いだった方々もいらっしゃると思います。VOICEROIDやCeVIOキャラクターなどの頭身の高い立ち絵はパーツ数が多くなるため、PSDファイルでの配布が主流だったからです。
また、AviUtlでよく使われるPSDToolKITというプラグインの存在もあり、PSDを読み込めないYMM4が使われない理由に挙がることもありました。
この対応により配布されたPSDファイルをそのまま立ち絵に利用できるようになりました。
図解するとこんなかんじです。
■今までのYMM4上で動く立ち絵形式として扱う手順
■配布されているPSDファイルを立ち絵として扱う手順
中間ツールで加工する手間が省けるのでとても使いやすくなりますね!
なお2022年5月現在はYMM4上でのみ動作し、AviUtlのexo形式の出力には対応していないようです。AviUtlと連携してお使いの方はご注意ください。
PSD立ち絵の使い方
公式ヘルプをご覧ください。(丸投げ)
実際読み込ませるだけならキャラクター設定から「PSD立ち絵」を選択してファイルを読み込ませるだけなので簡単です。
目パチや口パクの設定方法も載ってます。
ツール上で設定が完結するように「Psd立ち絵素材マネージャー」が初期からセットで用意されているのがいいですね。
PSD立ち絵のやり方についてはすでに色々解説動画等も出回ってます。やはり需要が多かったみたいですね。もし情報が不足するようならそちらも当たってみてください。(動く立ち絵解説動画は誰も作ってくれなかったから自前で作ったのに…)
私は公式ヘルプに掲載されていることはここでは書きません。面倒だもん。
動く立ち絵との使い分けについて
ということで今回の本題。PSD立ち絵で目パチ口パクもできるし、今まで使ってきた動く立ち絵はいらなくなるのか、という点です。
結論としては、使い方に依ります。
PSD立ち絵の特徴
■PSD立ち絵のメリット
導入~表示させるまでが簡単
構造が複雑なポーズ差分、衣装差分が多い立ち絵も対応できる
表情の登録機能にも対応しており組み合わせも保存できる
■PSD立ち絵のデメリット
チェックボックス式なので表示を切り替えるのに手間がかかる
立ち絵の動画形式(GIF、WebP)には未対応
少しプレビューが重い(らしい)
PSD立ち絵はとにかく導入が簡単なことです。絵師さんが配布しているそのままのレイヤー状態で操作できるのも良い点ですね。
ただし性質上、表情を細かく変えることには向きません。
また、たまに読み込めないPSDファイルがあるようです。(順次修正対応されています)
動く立ち絵の特徴
■動く立ち絵のメリット
差分がリスト選択式なので部分的な変更を行いやすい
動く立ち絵マネージャーからパーツの合成モードを色々変更できる(乗算とか)
動画形式に対応しているので(技術力があれば)自然な動きができる
■動く立ち絵のデメリット
中間ツールで立ち絵形式に加工するのが手間
複雑な構造の立ち絵に対応しにくい
動く立ち絵は台詞ごとに表情を細かく切り替えたりする用途に向いています。ツールを使って動く立ち絵形式に加工する手間だけが障壁といえますね。また、衣装差分とポーズ差分などは統合して作成しないといけない都合上、複雑なレイヤー構造の立ち絵には使いにくいです。できますが、加工する手間が跳ね上がります。
ちなみに今までの動く立ち絵形式の作り方はこちらをどうぞ。
まとめ
PSD立ち絵は導入が簡単ですが、編集中に切り替える手間が掛かる。
動く立ち絵は導入に時間が掛かりますが、編集中に切り替えやすい。
といった形で対称的な立ち位置になってますね。
今まで立ち絵の加工がYMM4を使う上で障壁になっていた方にはかなりハードルが下がるのではないでしょうか。
私の動画では表情を細かく切り替える用途が多いため、今まで通り動く立ち絵を使い続けることになりそうですね。
今回の記事は以上となります。
最近はYMM4の公式ヘルプも充実してきたのでこのブログで書くことも無いなーって思うことが増えました(笑)
まぁこのブログの立ち位置は一歩進んだことを試してみたい人向け、としているので今までとそう変わらないかもしれませんね。
もとは自分用のメモ書きだったのにずいぶんと見て下さる方が増えましたね……。
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