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普遍論争

いまさら普遍論争である。 高校の世界史だか倫理だかで習った記憶はあるが、つまるところ、「実在」する個物とは別にその個物を包含する概念が実在しているのか(実在論)…

Tony
4年前
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公共哲学から考えるコロナ

何かの物事を考える際には、何らかの補助線を引いたうえで、それとの類似/相違をもって解釈していくというのは思考法の基本であると思われます。 そんな中、コロナ対応を…

Tony
4年前
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普遍論争

いまさら普遍論争である。

高校の世界史だか倫理だかで習った記憶はあるが、つまるところ、「実在」する個物とは別にその個物を包含する概念が実在しているのか(実在論)、「実在」する個物を一定の性質に従って分類したものに名前を付けたものが概念であって、個物を離れて概念が存在しているわけではないという考え方(唯名論)の論争であったという。

当時、そのような論争に触れたときは、文字通り神学論争であって、あ

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公共哲学から考えるコロナ

何かの物事を考える際には、何らかの補助線を引いたうえで、それとの類似/相違をもって解釈していくというのは思考法の基本であると思われます。

そんな中、コロナ対応を公共哲学として補助線を引く明確な論考に接し、非常に興味深かったので紹介させていただきます。

1 コロナと自由

この論考の中で萱野教授は、コロナ対応の問題を功利主義とリベラリズムの観点から整理しており、非常に興味深いです。

今回のコロ

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