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真夜中に降った一粒の青い星 2023.3.9



ユンギさんは私にとって星のような存在です。

私がいつ見上げても、変わらず同じ場所で、綺麗な深い青色の光を放ってる。



この一年、いつも私の心の中にはユンギさんがいました。去年よりもずっと。



前までアイドルを毛嫌いしていた私が君を好きになったことが今でも不思議です。
でもそれは、ユンギさんは“アイドル”の枠をとっくに超えているからでしょうか。




今日は、そんな彼の誕生日。

これを機に私がユンギさんに特別な気持ちを持つようになったきっかけをお話したいと思います。

Dynamite MVでの一目惚れから始まったけれど、
私が今これだけ重いオタクになったのには、3つのきっかけがあるんです。





ヒーローとは、彼のこと


ユンギさんは凄い。
人は誰しも、弱い部分を見せたくない。周りの人から少しでも良く思われたいから。でも君はこちらが驚くほど、そのままを見せてくれますよね。

特にAgustDの曲はどれも、ミンユンギという人間そのままを曝け出してるように思えます。


「The Last」を初めて聴いた時の衝撃は、今でも忘れません。その衝撃というのは歌詞の内容に驚いた、というのもありますが

一番は、"ここまで言ってしまうのか"という驚きでした。


"アイドルは偶像、ルックスは完璧で才能に恵まれ、ファンに甘い言葉を囁く変わった職業"という印象しかなかったものですから、

甘い恋や夢・希望の曲ばかりだと思ってましたから、(そもそもAgustDはアイドルという位置づけではないですがSUGAと同一人物なことが公表されてるので)



苦しそうに叫ぶように歌う声を聴いて、私は硬直していました。
正直聴いてはいけないものを聴いてしまった感が凄かった。

嫌じゃないの?怖くはないの?

なぜ、どうして自分の影を見せるの


そして曲の終盤にさしかかると雰囲気が変わってきて、とうとうあの歌詞が出てしまったのです。


俺のファン達よ  堂々と胸を張って顔を上げろ
俺ほどやる奴がどこにいる?


鳥肌がぶわぁと立ったのを覚えています。

"俺ほどやる奴がどこにいる?"


終わった、と思った。完全にやられてしまった。

この人、自分に嘘をつかない勇気と、弱さを強さに変える力を持った本当のヒーローだ、

この人、真のかっこいい人だ


“彼に着いていきたい”、そう強く思ってしまいました。

かっこいい人を見つけた、もっと彼を知りたい
そんな風に思わせてくれた曲です

この時点で、既に惚れていたのかもしれませんね




音楽、涙


「The Last」を聴いてから数日後に出会った「Dear my friend」

初聴きなのにイントロの時点で泣きそうでした。
そして最後まで聴き終わったときには声を出して泣いていました。

この友人を「怪物になっちまった」「憎い、嫌い」と言っている一方、タイトルにはハッキリDear my friend。

「俺たちは今でも友達なんだろうか」

ユンギさんは、今でも彼を友達だと思ってるんですね。


隣にそっと寄り添ってくれるような優しいメロディに、沢山の感情が込められた歌詞。
曲にすることで悲しみを消化し、乗り越えるユンギさん。

ユンギさんは歌詞中でよく、薬を使う人を特に悪く言っていますが、
それは愛する友人を変えてしまった薬への強い恨みから来てるのでしょうか。


言葉では言い難い感情が沢山押し寄せて、この曲を聴いた時私は初めて、“音楽に涙する”ことを知りました。

1つの曲で、聴く人に鳥肌を立たせたり、さらには涙させたりする彼、本当に凄いな

そっか、彼の曲が他と違うのは、多くの辛さや悲しさ、絶望、怒り、憎しみ、全部を乗り越えたからこそ出せる言葉・音楽を持っているからだ

そう思いながらボロボロ泣いていました。


本当にどうしようもなくなった時に、部屋で一人で大切に聴きたい。そう思わせてくれる曲に出会えました。
そんな曲を作ることができるユンギさん、とても好きだなって感じてました。




星を見つけた日


実はこの話が本題なんです。

上記の2曲のお陰でユンギさんをとても好きになったけれど

私の中でユンギさんが、とても大きい存在になったのは間違いなくこれを観たあの日です。




この言葉に何回救われたでしょうか。

本当に、この言葉は私の宝なんです。初めて聞いた時からずっと。



私は昔いじめられていました。短い間ですけどね。

1年以上仲良くしていた自分のグループの子達が突然始めて。
原因は私への妬み。
一緒に毎日笑ったりふざけたりして楽しかったから、本当にショックで。


簡単に人をいじめる人間と友達だった自分を嫌いになりました。
勿論、その人達のことも嫌いになりました。

裏切られた、裏切られた。その感情だけがはっきり残りました。


それから私は、
絶対に人を信じないと決めたんですね。

友達として仲良くしても、心の中では疑うように。

いつからか、家族から「信じてるよ」と言われると動悸と吐き気がするようになりました。
信じることを、本当に恐れていました。


そんな中、ユンギさんに出会ってどんどん好きになる自分が怖かったんです、実は。

The Lastのあの歌詞を聴いたとき、「この人なら、信じてみてもいいかもしれない」と思ってしまって
Dear my friendを聴いた時も、「この人なら裏切らないかもしれない」と思ってしまって

でも信じないって決めたから
一緒に過ごす友達でも裏切るのに、芸能人なんてなおさら。
表の顔が良いだけだ、何年か経てば平気で裏切る。そう自分に言い聞かせてました。
(捻くれてますね昔の私)



そんな時にこの、191214  V LIVE を観てしまったんです。


あれから数年経ったのに未だにいじめられる夢を見てしまう夜
寝たくなくて、暇つぶしに暗闇の中で見たV LIVE


“楽しい夜って言ったらダメだよね。
楽な夜になりますように。”


私はずっとこの言葉を探していたのかもしれない


彼の言葉は、暖かい毛布のようで

優しく私を包んでくれました


彼を信じようと思えました


そこで気づいたんです、信じるって、主語は相手じゃなくて

あの人に期待しようと決めた“自分”を信じることだって

信じようと決めるのは自分だから、
誰かに期待するという自分の考えや直感を信じるというのが正しいのかなって、気づきました。



『私、ユンギペンになろう。彼を信じる自分を、一回信じてみよう』

あの日、確かにそう思いました。













ユンギさんは私にとって星のような存在です。

真っ暗で何も見えない真夜中、1人で俯いていた私の前に現れた、深い青色の星

冷たい色に見えて、何よりも熱いその星は、

怖くて寒い孤独な夜を、綺麗な景色に変えてくれました。

そして、私の道標になってくれました。


ユンギさん、私、怖い夢を見る日が減ったよ。
友達も、前より信じられるようになったし
かさかさだった心が少し、暖かくなった。

『信じてるよ』と言われるのはまだ苦手だけど、
きっとこれからだんだん、ゆっくり大丈夫になる気がする。




ユンギさん、ユンギさん

生まれてきてくれてありがとう

曲を作ってくれて、BTSでいてくれて、

私を見つけてくれてありがとう


私、あなたみたいな人になりたいんです。

言葉で人を救えるような人に

弱さを隠さない強さを持った人に

人の痛みを毛布みたいなあたたかさで包んで、

優しい眼差しで相手を受け入れられる人に




ユンギさん、お誕生日おめでとう。


30代も、その先もずっとずっと、ユンギさんに
幸せなことが沢山起こりますように

どうか、ずっと健康で幸せでいて

やりたいこと全部やって


私はこれからもあなたの味方でいたいです。

あなたの音楽をこれからも聴かせてね。

1人のファンとして、これからも応援させて下さい。

沢山の楽な夜をありがとう。


私にとってユンギさんが星であるように、
ユンギさんにとっても私達ファンがあなたを照らすものでありますように




HAPPY BIRTHDAY SUGA !

ツアーの成功を祈ってます


2023. 3. 9

ちくわ



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