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Episode8 BLUEGOATS グループインタビュー、3rdワンマンを終えて

『私を知りもしないあなたに言い返せなかった日の夜、私が書いた歌』をコンセプトに活動するアイドルグループ・BLUEGOATS。新宿ロフトでの3rdワンマンライブを終え、5人体制へと新しいスタートを切ったメンバーの葛藤と決意を伺いました。

写真:すずき大すけ

ーロフトを終えての感想を聞かせてください

オオハシ:ライブ自体は緊張したんですけど、ライブはめちゃくちゃ楽しいってすごく思ったし、ライブをメインでやっているとすごく実感したし、YouTubeとかSNSもこのライブを頑張るためにやっているんだとわかったし、もっときたいとおもえるライブにしたいと思ったし、だからこそ日々ライブにきたいと思えるように頑張りたいと思いました。
一番最初のライブは、曲に入り込めているかというより、どちらかというとミスとか振付とか、一番頭が真っ白になったりとか、そっち側にあたまがいっちゃったりとかして、ワンマンの方は、終わった後とかにもっと実力が出せたんじゃないかと思ったし、曲も日常的にイヤホンで聞いていたりしたらライブにもっと気持ちが入りやすいんじゃないかなと思ったし、緊張しすぎもよくないかなと思ったし、最初の定期公演は楽しもうっていう気持ちで行けたんですけど、3rdワンマンはミスしないようにしたりとか...ちょっと何笑ってるんですか(笑)

ーいや、すごい話すなって(笑)

オオハシ:(笑)。だから、これからはリラックスして楽しもうって思ってます!

チャンチー:2ndワンマンの時は後悔のほうがあったけど、3rdワンマンはファンの方との結束力がすごい感じたところはありました。5人になるってなって、最初の方は3人の方がよかったとか言っている人もいたけど、5人で3rdワンマンをしたら、そんな人はいなくなってて、5人が不安だと思っていた人も、これからが楽しみだと思ってくれる圧倒的に多くて、私たちも5人でやれる表現も増えたから、これからちょっと明るくなりました。

写真:すずき大すけ

ーロフト前は不安そうだったけど、それに対しては?

チャンチー:そこは変わらないかもしれないです(笑)。でも、その中でもいいライブができたんじゃないかな、と。

ソナ:正直私は記憶があまりないんですけど、本番も結構頭真っ白なところがあって、振りも間違えたから、思い出すと悔しいです。今でも結構思い出すことがあって、寝る前とか思い出します。私の中では練習をやっていたつもりでも、それでも足りなかったのかもしれないっていう後悔もあるから、それが悔しいから、今の自分はとにかく頑張り続けることしかできないから、頑張りたいと思います!

マリン:5人になって、一体感を感じることができました。やっと形になってきたというか。新曲も披露するのが怖かったっていうのは、でもありました。最初は怖くて、自分が書いた歌詞の反応が悪いと、いいものを出せているのか不安だったのは個人的にあるけど、ダンスだったりとか、見せれる幅が広がったりしたからトータルではいいのかなって。より迫力とかも、伝わりやすいものができるようになったと思いました。

写真:すずき大すけ

かいな:前よりも歌だったりとか、踊りもちゃんと見てくれている人が増えたように感じました。前はただ見てくれていたような雰囲気もあったけど、ちゃんと考えられるようになったんだ、みたいな。なんか上から目線みたいですね(笑)。
この振付にはこういう意味があるんだみたいなことは考えてくれたのはうれしい。あと、MCもくだらない内容だったとしても、笑わずに見てくれて、後で感想とか言ってくれるようになりました。だから、全体的に皆がBLUEGOATSのことをわかろうとしてくれてるんだなって。

ー確かに。どうしてだと思う?

かいな:ライブでコンセプトだったり曲に込めた思いを話すようになってから、皆も考えてくれるようになったと思ってます。だから、言葉にすることは大切なんだなあって。

ー3人から見て、新メンバーはロフトでどうでした?

マリン:初めてなのに、堂々としててすごかった。

かいな:私は前のグループでデビューした初ライブでは、めっちゃ目が泳いでたよって言われて、やばかった思い出があったから、二人はすごかったです(笑)。私にはできないなあって。

チャンチー:自分の弱い部分を皆の前で言えたりとか、何事にも真っすぐ取り組んでて、いい意味で新人感がないって思っています。だから、これからに期待してます。

オオハシ:うれしい。

写真:すずき大すけ

ーロフトまで、二人はそれぞれどういうことをしていましたか?

オオハシ:振付だったり、ミスをしないことが前提だけど、絶対的にフォーメーションとかを間違えることでそこで足を引っ張らないことが大事だと思ってました。あと歌詞の意味合いとかも共有してもらっていたから、自分が曲を理解して入り込めるか、歌詞とか振付にどれくらいの想いを乗せることができるかっていうことを目標として練習してました。でも、実際納得できないこととかもあったし、お客さんの前だと全部発揮出来たわけじゃないけど、それでもそういう気持ちで練習をやっていました。

ソナ:表情を頑張っていました。BLUEGOATSの3人のライブ映像とか観ていて、表情から感情を伝えてもらうことが多かったから、練習から表情を意識していたけど、本番は次の曲のことや歌詞を考えていたから大変でした。でも後ろで踊っているときとか、振りが多くないときは歌詞の意味とか自分なりに表現を頑張りました。

ーステージ以外ではどうでした?トラブルとか

かいな:毎回何かしらトラブルがあるけど、今回は大丈夫だった(笑)。

チャンチー:ね(笑)。

ーよかったです(笑)。新メンバーは、特典会も初めてでしたね。

ソナ:私はずっと同じポーズをしてたかも。あと会話の内容もずっと同じだった気がする(笑)。

オオハシ:私はストップウォッチ押し忘れました。日付間違えて2112年とか。Twitterにあがったやつは2022年10月7日みたいな、どれも合ってなかったやつもありました(笑)。話していると、二つ同時にできないから。

チャンチー:わかるー!話したことチェキに書いちゃうことある(笑)。

ーちなみに今までのワンマンライブと変わったところとかは?

かいな:変わったことと言えば、靴が踊りやすくなった(笑)。前はふくらはぎに力を入れて、踏ん張ってたりしたので。

チャンチー:あと衣装変わって、踊り方変わったかも。あ、ちょっとこれも話が変わるんですけど、振付がある時から変わったって関係者の方から言われて、確かに自分の中で振付の方向性が定まってきた感じはあって。5人だからこそ、それを表現できるのはすごくありがたい。BLUEGOATSらしい、振付がつけることができるようになりました。

かいな:私もダンスを褒められることが増えたんですけど、この場を借りてなんだけど、全部チャンチーのおかげなんですよね。チャンチーしかお手本がいないから、自分もマネしたりとか、聞いたりして、上達したから、全部チャンチーのおかげだなって(笑)。

ー急に白々しいですね(笑)。

チャンチー:(笑)。私この事務所に入ったとき、実はダンスだけは受け入れられなくて、、(笑)。当時は、どうしようって思ってました。まず、皆メンバーの振りが覚えているものがバラバラで。タイミングもバラバラだし、フォーメーションも無かったから、そこは力入れようと頑張ってました。前はそういう基礎的なことしか言えなかったけど、今は表情だったり、歌詞に出てくる主人公を立てる振付を表現として、一人一人にアドバイスしています。

ソナ:私はライブハウスにちゃんと入るのが初めてだったんですけど、楽屋では、パスが貼ってることがすごいなって思ってました。ここでたくさんの人たちがライブしてきたんだっていう。そういうのを見て、私はアイドルになったんだって実感しました。

チャンチー:本編が終わって、アンコールまで皆準備してるとき、ソナだけは楽屋袖でずっと「え、待って私アイドルなんだけど、きも~」ってずっと言ってました(笑)。

一同:(笑)

ソナ:びっくりしてました。

オオハシ:私は前のグループの時は、いろいろデビューまで詰め詰めだったしすごくレッスンも少なかったけど、ここは準備をしっかりできたから、ちゃんと挑めました。
あと、ライブ前どういう感情か分からなかったけど、泣いちゃった。

ー次のワンマンライブでの課題は?

チャンチー:ソールドアウトしたいです。ソールドアウトしたら、周りが気になると思うし、ファンの人も安心してくれると思うから。あと個人的には、ソーシャルディスタンスとか除いたら一回もしたことなかったから、叶えたいっていうのはあります。

オオハシ:曲フリをしてみたい。MCからの、エモい感じで振ってみたいです。

かいな:ちっちゃいな(笑)。

オオハシ:前のグループの時、曲フリで二つの曲名混ざっちゃったことがあって(笑)。そこで笑われたから、リベンジしたいです!

かいな:任せたくないな(笑)。

オオハシ:何年後かにお願いします(笑)。

かいな:前YouTubeから来てもらっているお客さんがいっぱいいたけど、リピートしてくれなかったから、また足を運びたいって思えるように頑張りたいです。ライブの表現力が足りないとかはあったけど、前はYouTubeとライブのギャップがすごかったから、YouTuberに会いにくる、みたいな人も多かったので。だから、ちゃんとライブのことも広めたいと思っています。

マリン:私は、これからもどんどんライブ会場が大きくなっても、それに見合うパフォーマンスが出来るようになりたい。あと、ダンス頑張りたいです。BLUEGOATSになってから歌が褒められるようになったけど、ダンスはあまり言われたことないから、心が動かせることができるようなダンスができるように頑張りたいです。昔は身体の使い方すら分からなかったから、それこそチャンチーにアイソレーションだったり基礎的な動きを教えてもらいました。

チャンチー:マリンちゃんは、言ったらできるまで何度もやってくれる子だから、そこに対する信頼感はあります。結構新グループで、歌でいっぱいいっぱいになっている時でも、マリンちゃんは唯一ダンスめちゃくちゃ頑張りたいっていうことを言っていたから、、前は可動範囲がめちゃくちゃ狭かったから、前のグループの時から、もっとできるでしょとか、ライブで良かったところがあればよかったねって声をかけてて、それで成長してくれていたから、これからも言い続けます(笑)。

マリン:ありがとうございます(笑)。ラインとかしれくれるのもうれしかった。

ーいい関係ですね。YouTubeは再開してから、どうですか?

かいな:方向性が定まったことによる自信はつきました。今伸びなくても、いつかちゃんと伸びていくだろうって。撮影もすごくしやすくて、単純に人数が多いと、準備も早いんで(笑)。仕掛人をやる時とかも、前は撮れ高を作るためにとりあえずカメラを回し続けて、みたいな感じだったんですけど、今は事前にちゃんと準備できてるからありがたいです。

ーYouTubeとして目指しているものは?

かいな:通過点として、とりあえず5万人は突破したいと思っています!

ーBLUEGOATSがYouTubeを頑張って集客したとして、横アリに立つにあたって、グループとして足りない部分はありますか?

チャンチー:世界観の構築だと思っています。曲数に比例してくると思うけど、うちらしかできないライブが出来ると思う。個人のキャラだったりそれこそ世界観だと思うけど、それが強くなったら、人としてのファンも増えると思う。

ーなるほど。今のBLUEGOATSの世界観はどう思ってる?

オオハシ:青い世界、みたいな。

ー端から見たらそうでしょうね(笑)。

チャンチー:他にないところを増やすことは大事だと思っています。私は振付も、BLUEGOATSでしかないものを意識しながら出しています。ダンスっぽい感じじゃないというか。3人だけじゃなくて良かった部分は、もちろん表現の幅が広がることもあるけど、あとは二人も違う人生を生きてきた訳だから、だから二人をテーマにした曲を作ることで、BLUEGOATSとしての世界観も強まってくると思います。

マリン:私たちの体験を元に歌を作っているからこそ、それを広めていきたいです。

かいな:前のグループでは企画も動画も曲も全部単発で、バラバラだったけど、BLUEGOATSでは一つの軸があって。すべてが未来に繋がっていて、目の前にあることを一つ一つ頑張ることが正しいという自信があります。それをやるしかない。でも正直、迷うこととかはあるし、隣の芝生は青く見える状態になることはあるけど、でもそれでも、私たちがやっていることは間違っていないと思うから、ぶれずに行きたいです。どうしても迷っちゃうけど・・・

写真:すずき大すけ

ー例えばどう迷ってきました?

かいな:個人的なことだけど、例えばSNSでこの投稿いいなって思ったらそれを真似しちゃったりとか(笑)。でもそれをやることでそれこそ世界観から外れちゃうこともあるから、迷いたくないです。

ー最後に、次のワンマンライブについて聞かせてください。

オオハシ:楽しみです!

チャンチー:・・・(黙り込む)

ーそんな悩まなくていいよ(笑)。

チャンチー:はい・・・ファンの方の中でも、自分の中でも、いい記憶に残るライブにしたいです。正直、ロフトで100%満足できていたわけではないから。ロフトでは本番が始まるまでずっと、バミリだったりステージ周りだったり、ずっと周りのことを気にしていて。でも本番が始まった時そこから一気に解放されて、自分のことを考えないといけなくなって。新曲も自分の体験だったし、それを考えたら浮足立ちました。グループのことを考えている時は何も思わないけど、自分のことを考え出したら不安になるんです。だからそれをなくしたい。

ソナ:どうしてもロフトのライブでは緊張とかでいいパフォーマンスが出せなかったから、メンバーにも申し訳ないし、後悔してました。その状態でお客さんに披露したことも申し訳なかったから、それを全部無くすことは無理かもしれないけど、ライブ終わった時、「ここうまくできたよ!」ってメンバーだったりお客さんに自信を持って言えるようになりたいです。

写真:すずき大すけ

マリン:とにかくまだ頑張る時期だと思うから、お客さんへいいパフォーマンスを届けられるように頑張りたいです。

かいな:楽しめるようになりたいです。今は歌い出しも任されるところが増えたから、緊張することがどうしてもあります。だから、プレッシャー込みでそれを楽しめると思うから、その自分に勝ちたいです。昔はファンの方に、失敗しても笑って許してもらったりしてたけど、そこに甘えずにいきます。

写真:すずき大すけ

(インタビュー:林田浩作| 写真:すずき大すけ )


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