Episode14 新メンバーKJ(かえ)加入インタビュー | 「ステージでライブできる楽しさって地上でも地下でも一緒じゃん」
ーアイドルを最初に好きになったきっかけを教えてください。
小学生の頃にテレビかなにかで出てて、かわいいと思って。KARAさんと少女時代さんだったかな。
ーAKBとかじゃなくて、K-POPだったんだね。
日本のアイドルはあんまり通ってこなかったです。周りの子が好きって言ってたから、自分も適当に合わせてました(笑)。曲は頭に残るんだけど、メンバーに興味を持つかと言われたらそうでもなくて。多分、大人っぽいというか、あこがれるのはK-POPだったんだと思います。
ー文字では伝わらないんだけど、話してて何を考えてるかわからないというか、変わってるね。
変わってるって言われて人生ずっと生きてきました(笑)。中学生の時はやさぐれていた時期もあって、移動教室いかずに教室にいたり、保健室登校したりとか。
ー視聴者から、アイドルになりたいと思った経緯はある?
中学生の時に、欅坂のオーディションを受けて、いいところまで行ったところから始まりました。特に理由なく気まぐれで応募したんですけど、いいところまで行って落ちたから悔しくて...そこからアイドルになってみたいという気持ちが強くなりました。あと、小さいころから歌とダンスが好きだったから、どうせだったらそれでお金を稼いで生活できるようになりたいなって思ってました。
ー子供の頃から生活のことを考えていたの?
中学くらいの頃からそういうことを考え始めました。進路とかを考えているタイミングで、自分が社不気味だなって気づいて(笑)。会社員とかにはなれないなっていうのが大きな理由かもしれないです。でかい組織の中でいろいろな人と関わったりとか、大所帯の一因になることに抵抗はありました。協調性もないって言われてたし。
ーその頃は、友達はいたの?
ごく少数でいました。初対面では怖いって言われることが多かったかな。
周りに合わせることもできたけど、自分が合わせ続けることが疲れるからやめました。
ー自分の性格は、どう分析している?
ずっと論理的思考で生きてきて、すぐ泣く子とか理解できないんですよね。どういう気持ちの高ぶりで泣いてるんだろうとかって考えたことはあるんですけど、よくわからなかったです。
ーそこからオーディションを受けたりは続けていた?
高校に入ってからは、日本のアイドルはほとんど見ずにずっと韓国アイドルの練習生になろうと思って。まずはダイエットから始めました。納豆、卵、サラダ中心の食生活にして、地黒だった肌も努力で白くしました。山形の田舎出身だったから、特に周りに芸能界に行くスクールとかもなかったので、ダンスとかは独学で勉強しました。
ー自分でやってるのはすごいね・・・結果はどうでした?
一次は受かるけど、合格したら練習生になれる段階の二次でいつも落ちていました。両親も協力してくれて、東京にオーディションを受けに行くための交通費だったりも出してくれて。会場では同じブロックとかに、私より若くてレベルも全然違うような子とかもいたりして。独学じゃ追いつけないという現実を学びました。
そうやってオーディションを受けている時期に、ストレスで朝が起きられなくなる病気になってしまって。起きることができても14時くらいになることもありました。
ー病気の原因は?
高校が面白くなくて。自称進学校だったんですけど、興味を持てるような面白い人が多くなかったから行きたくなくなったっていうのはあります。それで学校に行けなくなったので、通信制高校に編入しつつ、バイトとたまにアイドルのK-POPのライブに行く生活をつづけました。
結構病気と向き合う時間は長くて、目が覚めても起き上がると気持ち悪くて、夕方から活動を開始してバイトに行っていました。将来的なことを考える余裕はなかったです。
ー(腕を見て)あれ、タトゥー彫ってるの?
あ、いや、長持ちシールです。
ー(笑)。結構長いこと向き合っていたと思うけど、病気はどういうタイミングで治ったの?
ある日突然、起き上がっても症状が出なくなっていて。3,4日経っても症状が出なかったので、あ、ヤバい!治ったんだけど!みたいな(笑)。
ーよかった。症状が出なくなってから、まず何をしましたか?
まず最初に、アイドルのオーディションを受けました。
ーアイドルになることの優先順位はずっと高かったんだ。
そうですね。合格はしたんですけど、コロナだったりで結局辞退しました。そこからまた別の事務所に合格して、そのタイミングで上京したけど、そこもアイドル志望だったのに演技を求められるようになって、辞めることになりました。そこからバイトだけをして、東京でアイドルになる夢を追いかけていました。
そこからやっと入った事務所も、アイドルやっとやれるなって思ったら、運営のお気に入りばっかり優遇されるシステムだったりがうんざりして。辞めようと思ったタイミングで、社長と面談したら10万円貰ったので、ラッキーと思ってそのまま辞めました。で、スキップしながら帰ってたら、足捻りました(笑)。
ー面白すぎ!(笑)
副社長とかから返してくださいみたいな連絡も来たけど、別にくれって頼んだわけでも借用書書いたわけでもないし、勝手にくれたんだからよくね?って思って、言い返したら返信がなくなりました。
ー気が強いんだね。
よく言われます(笑)。中学校の時、調子乗ったりしてたから、メスゴリラみたいな上級生に「調子乗んな」って言われたので、「ゴリラうるさ~」って言い返しました。
ー・・・この話使って大丈夫?
大丈夫ですよ(笑)。
ー・・・これくらいにしときましょう。その後は別のグループを受けたり?
もともとはいわゆる地上アイドルが好きで目指してたけど、ステージでライブできる楽しさって地上でも地下でも一緒じゃんって思って、とにかくその楽しさが味わいたくて、調べたりオーディションを受けたりしました。
ー今こうやって話聞いてると、正直グループアイドル向いてないんじゃない?(笑)。
私もそう思います(笑)。
ーでも、そこまでアイドルにこだわるのはなぜ?
今までもそういう風に言われたこともあるけど、結局自分が見てきたのはグループだし、フォーメーション、動き、ダンス、揃い方だと、自分の中であこがれややりたいことはグループでしかできないなっていうのはあります。
ーなるほど。BLUEGOATSに応募しようと思ったきっかけは?
インスタの広告見て、曲とかは聴かなかったけど、アー写の感じもパキっとした感じだしいいなって思って、応募しました。面接受けるまでにYouTube見て、結構思い切ったことやってるなっていうのは思いました(笑)。アイドルがよくやる片手間の生温い奴じゃなかったって言うのも、刺さった要因ではあります。
ー面接では他のグループのところも並行して受けてたと思うけど、BLUEGOATSにしようと思った決め手は?
他のグループはやっぱりコンセプトとか曲だったりもあまり決まっていない状況で、BLUEGOATSだと自分がやりたい像が実現できそうだなという確率で選びました。
ー最初に会ってみて、メンバーの印象はどうでした?
皆すごく優しくて、ふわふわしてます(笑)。気遣いもできるし、他人を思いやって気持ちが分かり合えるタイプなんだろうなって。
ー個人として、自分が横浜アリーナに立つときに、どうなっていたいという像はありますか?
パフォーマンスするってなった時に、埋もれないようにしたいです。自分が今までパフォーマンスに執着しすぎてたのもあって、緩い振り付けは許せなくて(笑)。
あとは、それで生活できるようになりたいし、自慢できるじゃないですか。パスポートにも書けるし(笑)。
まあでも、一番は親を安心させたいですね。
ー最後に視聴者にメッセージをお願いします。
マイペースですが、私なりに猪突猛進で頑張ります。よろしくお願いします!
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