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Episode6 ソンソナ、初インタビュー 「不登校になったんですよ」

『私を知りもしないあなたに言い返せなかった日の夜、私が書いた歌』をコンセプトに活動するアイドルグループ・BLUEGOATSの3rdワンマンライブでお披露目された新メンバー・ソンソナ。幼少期からアイドルに憧れ、加入決定から長い準備期間を経てようやく表舞台に立つ1人の少女の、決意を伺いました。

ー改めて、アイドルとしてデビューすることになりました。どうしてアイドルになりたかった?

ありきたりだけど、憧れです。小さい、保育園くらいから憧れがありました。AKBさんを見たときです。ともちん(板野友美)が好きで。

ーすごい真面目な子だなって面接でも思ってたけど、言われたりする?

 全く自分では思わなかったですけど、入試とかバイトとか面接だったり面談では、きっちりできてるねって言われます。

ー6月26日(新宿marbleでの、プレお披露目)もしっかりスピーチできてましたね。

そうですね、自分の頭の中で練習してたので、緊張はしたけどできました。

ー人前では緊張するタイプ?


しますけど、顔に出ないタイプかもしれないです。でも楽屋ではオオハシと二人で、どうしよー!って叫んでました(笑)。どっちも同じくらい緊張してたけど、表に出たら私が冷静って思われてたかもしれません(笑)。小学生の時は緊張しすぎて自分の名前言えなくてお母さんに言ってもらうくらいで、中学生まではそんな感じでした。

写真:すずき大すけ

ー今までアイドルに憧れてはいたけど、行動は起こさなかった?

起こせなかったですね、、リスクが大きいというか、一生ネットに残るじゃないですか(笑)。親も結構そういう考えで、人前に出る仕事をあまりいいイメージ持っていなくて。だからSNSに自撮りとかもあげず、見る専用アカウントしかもっていなかったです。

ーなるほど。ネットに悪いイメージを持っていたのはどうして?

テレビに出ている人って、それに対して嫌なコメントをする人とかいるじゃないですか、そういうコメントを見ると、悲しい気持ちになってきて。(突然涙を流す)

ーいきなり泣き出した(笑)。

小学校低学年の時、不登校になったんですよ、いじめを受けていて。その年の子供って、馬鹿とか死ねとか、気軽に使うじゃないですか。それを聞き流せればいいんですけど、それができなくて。そこからそういう言葉を受け付けなくなりました。

ーアイドルも誹謗中傷とか来るけど、大丈夫?(笑)

応募する前にYouTube動画とか見たとき、コメント欄も目に入って。こんなに可愛い人たちでもそういうコメントされるんだっていうので、覚悟はして応募しました。泣いちゃう自分は嫌なんですよね、、怒っても泣くし。でも、家族の前では泣かないようにしています。家族で映画とか観て泣きそうになったら、一人で部屋に逃げて、別の日に一人で観て泣きます(笑)。

ーちなみに、うち以外に応募したところは?

ないですね。初めてです。

ーどうしてうちだけに応募しようと思ったのかな?

あんまり覚えていないですね、、でも、親がいない夕方16時くらいに応募しました。やっぱり、BLUEGOATSはジャケット写真とか目指している所とか、他のアイドルさんと明らかに違っていたところが魅力でした。

ー応募した時の感触は?

どうせ落ちるだろうなと思っていました。顔にも自信なかったので。面接も正直、あまり記憶がないです(笑)

ーメンバーの第一印象はありますか?

とにかく顔がちっちゃかったです(笑)。顔が小さすぎて目の錯覚だと思ったし、私が慣れるかなとも思いました。

ー親御さんには報告した?

書類審査が受かった段階で相談しました。うち、事後報告がすごく怒られるので、、(笑)。でもやっぱり怒られて、3日くらい怒られました。
勝手に応募したので。今じゃなくてもいいんじゃない?とはすごく言われました。でも私はアイドルが初めてっていうのもあったから今じゃないとダメだと思ってた。通るはずがないと思ってた書類が通ったっていう事実もうれしかったから、自分としてはどうしてもアイドルになりたかったです。
こういう活動をするにあたって、コロナとかも怖かったから反対で諦めかけたこともあったけど、最終的に、私がやりたいなら応援するしかないよね、と言われました。

ーいい話ですね。

どうしてもやりたいって言ったら、許してくれました。

写真:すずき大すけ

ー早く合格も決まったから準備期間も長かったけど、その間どういう気持ちでしたか?

YouTubeの編集の手伝いとかする時、先輩たちは「アイドルやりたいのにやだよね」みたいに気遣ってくれたんですけど、私は結構チームに参加できて嬉しかったです。だからデビューするまで長かったけどつらくはなかったです。元々先輩とかと話すことが苦手だったんですけど、そういう経験で克服もできていて、準備期間が長かった分コミュニケーションも取れるから、思ったことも言えるし、一日一日が楽しかったです。

ー3人からは、好きなところだったり思ったことを素直に口にしてくれてうれしい、という言葉がありました

そもそもやりたかったアイドルとして先輩として憧れがあるから、そこでも緊張してしまって、「ここ好きです」とかもめちゃくちゃ心に決めて言っています(笑)だから、ストレートに伝える部分は意識しているかもしれません。尊敬している人とかに、猫かぶったりとか態度に出せないから誤解させちゃわないように、っていう意味で言わないと、とは。だから伝わってて、すごくうれしいです。

ー3人と、印象に残ったことはありますか?

かいなちゃんは、初めて合格する前お会いした時に挨拶したら「おつかれ~ぃ」って言われて、一気に緊張がほぐれました(笑)。気を遣ってなさそうに見えて、ちゃんと見ててくれるところがうれしいです。
あと三川さん(プロデューサー)が厳しい意見だったりを言ってくれた時、大丈夫だよって声をかけてくれます。チャンチーちゃんは、これから一緒に頑張ろうねって一番にラインをくれて。そこで私、メンバーになれるんだって認められた気がして。マリンちゃんは、私の中で勝手に、特に無言でも気まずくないというか、すごく落ち着きます。一緒にいるだけで、すごく安心します。

ーライブに向けて、メンバーは大丈夫かと不安がっていました

デビュー日が決まった時から今まで、めちゃくちゃ不安です・・・(涙を流す)
アイドルとしてちゃんとできるかなって。先輩たちは終電までやるみたいなハードな状況も何年もやっていて、足を引っ張っちゃわないかなとか、ダンスも歌もできるわけじゃないから、迷惑かけそうだなって、、そういうことを考えちゃいます。3人にも弱音ばっかり吐いちゃうから、申し訳ないなって。

 ーBLUEGOATSの一員として、これからは一緒に乗り越えていきましょう。

今いるファンの方も、今まで先輩たちが頑張ってきたからいるので、私が入ったことでがっかりさせないようにしたいし、歌詞の意味とかも強いグループだから、その思いとかを伝えられるようにしたいです。なんで私なんだろうって思うけど、頑張らなくちゃと思います。(涙を流す)

ーインタビュー中3回泣く人初めて見ました(笑)

(笑)。当たり前だけど、これから一所懸命頑張ります!

(インタビュー:林田浩作| 写真:すずき大すけ )

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