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お笑いと、びびりと、性別と

先日、久しぶりにアメトーークを見て大笑いした。

男性芸人のびびり具合を放送していたのだが、これって、「男なのに、びびりなの??」っていう意外性と、そのびびりの仕草(飛び上がったり、悲鳴上げたり、そんなの)が視聴者のツボに入ってしまうから何だろうと思う。もれなく私もそうだったし。

久しぶりに泣くほど大笑いしたが、ふと、どうして男性がこんなにびびりなのか考えてみたんだが、あ、びびるのって男性らしいって事なんじゃないかって考えに行き着いた。

原始時代なんかは、男性が森の中や海の中に潜って、生活のための食べ物なんかを取りに行っていたんだと思う。現代では、食べ物は買うことで得られるし、買うっていう行為自体に危険はさして伴わない。ただ、これが大昔だと、「食べ物をとる=命がけ」だったのではと思う。もしかしたら、熊が出るかもしれない、ライオンが出るかもしれない、ワニだってサメだっているかもしれない。動物以外にも、他の部族の敵が潜んでいるかもしれない。

そうなったときに、小さな物音や、地形の変化や、動く影に敏感に反応していないと生き残れなかったんではないかなと思う。危険なんてないよ、大丈夫~なんてのんきに飛び出していって、敵の矢に打たれて死んでしまっていたら、家で待っている妻や子供たちも結局は飢えて死んでしまうか、苦労を強いられて生きていくことになるだろうし。

社会は大きく変化したけれど、人間の本能はそれについて行けるほど進化していない。だから現代人は規則正しい生活しないと身体を壊すんだよ。

そう考えると、怖がりで、びびりで、心配性な男性って、実は男らしいし、生きていく本能がしっかり残っていて頼りになるのかもしれないよなぁて思った。あの番組に出てたびびり芸人、みんな男らしいんじゃない?

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