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почта(郵便局)で国際郵便をだす


サンクトペテルブルグで借りている、квартираクバルチーラ(アパート)を引き払う。

大家さん(画家)が天才的自由人であつみさんとともに1週間分の体力を奪われる。あつみさんというのは、ここのクバルチーラを紹介してくれた留学エージェントのスタッフのお姉さん。

大家さんのオレグの立会いで、家の点検をすることになった。

もちろん彼は、昨日の約束は覚えていない、

今日の約束は昼過ぎにして再度夕方にまた連絡をする必要アリ。

すごい勢いで、裂けたベッドの金具を直し(ラジオ講座によるとロシアの男性ってこういう日曜大工すごく器用らしい)、

突然バスに飛び込んですごい勢いでシャワーを浴びる

オレグ:「タオルはあるかい?」

先に言って頂戴

あつみさん:「問題はない?」

オレグ:「ハルカがうどーぶなに暮らしていたならなあんにも問題ないわ」

うどーぶな、というのはロシア語で快適という意味。

いや物凄く良い人なんだけど

オレグにお別れにほっぺにチューをされて

フガ!!

って思った私はロシア永住は向いてないなっておもう。

もちろんフランスも無理だ。

そもそもその距離に他人の顔が来るのが無理なようだ。

そんな自由人の彼も食べていけるロシアってやっぱり懐が深いと思う。

ちなみにロシア美術館に作品があるらしい。



この2週間ぐらい、わたし、

昨日のことが思いだせない(単純に疲れすぎているんだと思う)。いい傾向。

機内持ち込み用にとっておいたボストンバッグをシベリア鉄道に乗せてしまったので、

ディクシー(うちの前のスーパー)の四角い袋にパソコンを入れてガムテープで蓋をして帰るかもしれない。

あるいは中央アジアとかの長距離列車でよく見るアミアミの四角いビニール袋。あれ、よく見かけるのに、買おうと思うと意外と売ってない。



あつみさん:ロシアの町でどこがよかった?

はるか:ウファ!じゃなくてそのとなりの、カザン。

あつみ:なにが?

はるか:イスラム系のモスクとか。あと、アルハンゲリスク、宿の主人のアレクセイがよかった。いい男だった。また会いたい。

あつみ:それって違う意味よね。



あつみさん:

アエロフロートとJALの共同運航は2つまで、

S7航空との共同運航便は預入荷物1つまで。

だからペテルブルグから成田への行きは大丈夫だったのに、

帰りは成田を出て、モスクワで一回荷物受け取って、S7航空に超過料金払わなきゃならなくて。

わたしの娘たちがね、小さなчемадан (チェマダーン。旅行かばん。)をいっぱい持ってたから。たいしたものはいってないの、実家の鳥取の近くの、100均で買ったものとか。結局200均になっちゃったわ。そしたら駐在している日本人の女友達が言うの、

「飛行機の手荷物複数で超過料金になったら、空港入り口のビニールでぐるぐるまきにして「ハイ、1個」ってすればいいのよ!」って。



そういえば今朝のポーチタ(郵便局)のサンタの袋を作る係のおばちゃんも、

わたしが巨大なボストンバッグ2個を出したら

サンタ袋に入れてくれようとする際

「一袋20キロまでなの」

といってボストンバッグを片手で持ち上げているだけでそこに秤があるわけではない、

経験秤?

「じゃあ別々でもいいです」

「そうするとおカネがかかるわよお~」

と彼女は親指と人差し指をこすりあわせながら(カネという意味)

結局二つのボストンバッグをビニールテープでぐるぐるまきにして、

一つのずだ袋(サンタ袋)をつくってくれて、押し込んでくれた。

袋に、家から持ってきたマジックで、そのまま宛名を書く。

「314ルーブルで、ここに宛名と差出人を書くのよ」

書いておばちゃんにサンタ袋を出したら、「おカネは?」

ああ、セクショナリズムで、このおばちゃんはサンタの袋をつくるだけの係なのか。


というわけでミシンのおばちゃんに314ルーブル出して(なぜか10ルーブルおまけしてもらう)、

またサンタ袋を抱えて、となりのEMSおねえさんのところに戻る。

おねえさんははじめよくあるロシア人的ぶっきらぼうで、そしてだんだん苦笑いしながら、良い人だった。

「航空便?陸路?」

「陸路の方が安いですよね」

「6440ルーブル」

あなたほんとにこの金額払うの?

とも言いそうな顔だったけれど、

この量をイマドキのアエロフロート飛にのせたら超過料金10万円ぐらいかかるハズ。

「布がねえ、もうないのよ」

というおばちゃんの愚痴をハイハイと聞くおねえさんはやっぱりえらい。



サンクトペテルブルグの中央郵便局。国際郵便もだせる、24時間営業。

住所 Россия, Санкт-Петербург, Почтамтская, 9 

基本的に郵便局で定型のダンボールを買って発送するけれど、ここの郵便局だけスーツケースやボストンバッグの国際郵便を出してくれる。
うちの前の道路が混むので、朝6時にタクシーを呼んで、郵便局に持ちこむ。

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