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ヴォルゴグラードの記憶

夕暮れのヴォルゴグラードのバス停にて。モフモフの毛皮の帽子。


11月のヴォルゴグラード。雪は降っていないけれど、とにかく寒い。

南に行くほど、こういう正統的な毛皮の帽子をかぶっていらっしゃる。

この土地はマイナス20℃でも雪が降らないそうだ。

並木道の木々が霜で真っ白になって、そしてまた枯れ木にもどって、また真っ白になって、そして枯れ木に戻って。

そのあとやっと、冬がくるんだ。とタクシーのお兄さんが、いった。


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