荒れる春場所 前半戦を振り返る(今更)

春場所が、荒れまくっている。

春場所が、荒れまくっている。別にわたしが言うまでもないけど。

いや。場所前からすでに角界は、宮城野部屋の件で荒れていたが、初日もその混沌を現すようだった。
初日から、横綱の照ノ富士と、大関の霧島と豊昇龍が破れたのである。
モンゴル出身力士たちの相関関係は分からない。けれどもやはり、白鵬の件で心が穏やかではないのかもしれないな。霧島はそのまま連敗してしまい、横綱は7日目より休場してしまった。ちなみにこの7日目は、わたしが現地観戦に行った日であるがこのことは後述する。

ところで霧島と言えば、綱取りの懸かった先場所も後半連敗した。わたしが思うに、ちょうどそのタイミングで「桐島容疑者」というのが報じられた。
字は違えど音は同じキリシマ。その時から不穏なものがあったのかもしれない。

七日目 現地観戦

おことわり。
七日目に現地観戦に行ったものの、このところずっと消化試合の職場に疲れ果てて書く気力が無かった。しかし、せっかく素晴らしい大相撲を見てきたのだから、やはり書き残して共有せねばなるまい。

七日目の結びは本来は照ノ富士と翔猿だった。いつもゲキアツのバチクソになる取り組みなので、見たいような見たくないような。。。複雑な気持ちで会場へ。失礼ながら実は前日からなんとなく、横綱は休場だろうな、と思っていた。
いつものごとく会場にはオープソと同時にトルネードイン。
大阪の会場と言うのが、とてもごちゃごちゃとしていて、観客もショップも報道も裏方もそして力士もみんな同じところをごちゃごちゃと通っている。
裏方の人たちが控える部屋みたいなところのドアが全開で、そこのホワイトボードに「休場者 序二段琴宗形 横綱照ノ富士」と書かれてあったのを朝一に見てしまった。
ちなみにその部屋の隣はインタビュールームである。ふつうに観客がそのすぐねき(コテコテの大阪弁で近くのこと)まで来れることに驚き。
席に座るとすぐうしろが報道のカメラ陣が居座るところで、しきりにどこかとやりとりしながら「テル、休場だって」と言っているのも聞こえてしまった。なれなれしすぎやろ。なんやねんテルて。グレイちゃうねんぞ。横綱と呼べ、横綱と。

まさに会場内を歩いていると、取組を終えた力士・取り組みに向かう力士・会場入りする力士・会場を後にする力士・審判の親方衆、さらには土俵入りなど、いろんな人が行き交う中を歩くことになる。
この日も階段を降りたらいきなり目の前が美ノ海でとてもびっくりした。
トラックが動くときの「車が動きます」「バックします」のように、「この先、力士がいます」とかアナウンスしてくれよと思った。不意打ちの力士は心臓に悪い(笑)
このように、大阪の会場は力士と観客の距離が近すぎるのが特徴だ。
他の会場だとここまで近くでは見れないような。タニマチの由来にもなった大阪だけのことはあるな。
なので観客の中には、ずっと席にいなくて通路で力士を見て写真を撮ったり声を掛けたりしているだけの人もいる。わたしは取り組みを見たいタイプなので、基本は席にいるようにしているが、これだけ近くで見られるとは価値のある通路だと思った。

この日はお土産(宇良のアップルティー)を買ったりガチャガチャをやったりしつつ。みっちゃん親方やマコ関親方を拝見できたのも嬉しかった。次こそは声をかけて写真を撮らせてもらおう。この日はちょっと勇気が無かった。
それから出待ちもして帰った。貴景勝が車に乗って帰る際、後部座席の窓を開けてくれたのが嬉しかった。町娘のような着物の琴ノ若の姿が見られたのも一瞬だけど嬉しかった。

ちなみにこの日は朝一から最後まで会場にいて、一度もトイレに行かなかった。

補足と今後の展望

上位陣の不調と同時に序盤荒れたのは、英乃海のお腹だろう。なにしろ3日目に下痢で休場と報じられた。いやもっと、他に言い方無かったのか。
しかし4日目には再出場。前日休むほどの下痢だったのに、あんなお腹冷えそうな格好で、またおそらく全身に力を入れるようことをして大丈夫なのか、見ている側が勝手に不安に苛まれた。
さらにさっき入った情報によると、10日目は英乃海の実弟である翔猿も腸炎で休場とのこと。こっちは腸炎って書くんや。。。しかし彼もまた翌日から再出場予定である。がんばれ岩崎兄弟!

そんな相撲界には意外と兄弟力士がいる。現役で有名なのは若隆元・若元春・若隆景だと思うけど。同じ部屋には丹治と大賀という超絶イケメン兄弟力士もいる。他にサラブレッドの王鵬も兄や弟がいる。先日話題になった人助けもできる木竜皇と春雷も兄弟だ。しかしわたしが一番好きな兄弟力士は鳴滝と京の里!とにかく似ていない。弟の鳴滝はシュッとしてるのに、お兄ちゃんの京の里のポチャポチャのモチャモチャっぷりがすごい。7日目の観戦に行った際、取組後の京の里を通路から見ることができたが、見るからにものすごいボリュームだった。全身がぷるんぷるんだった。
むかし協会のユーチューブで、先日引退された頂さんが料理をつくって、それを京の里が食べる映像があったが、ひたすらに可愛かった。でっかくてかわいいので、でっかわである。

話が逸れ過ぎたが、休場者に目を向けてみると、先に上げた以外の十両以上では、島津海、金峰山、剣翔、白熊が休場になった。(金峰山は再出場)
みんな応援しているが、とくにわたしは剣翔が好きだ。
現地観戦に行っても剣翔の不在はなんとも淋しいものだ。
そこで、剣翔と同じく桃太郎という名前の湘南乃海を応援してみることにしよう。湘南乃海は先場所の不調が嘘のような絶好調ぶりを見せつけている。きっと休場した大親友の島津海の分まで闘っているのだろう。新入幕の時のような快進撃を期待している。

それから場所前に一緒に写真を撮った大の里!先場所よりも堂々としていてとても楽しみである。
今場所は尊富士と大の里という、まだ大銀杏結えない同士が場所を引っ張っている。これから上位陣が壁となって立ちはだかるのが楽しみである。
地元の貴景勝を応援しているが、一緒に写真を撮ったので、当然、琴ノ若の初優勝も見たい。そして5月場所では琴櫻弁当を食べたい。

あとは霧島が調子を取り戻してなんとか勝ち越してほしい。

個人的には、貴景勝が日ごとに集中力を研ぎ澄ましてきている気がするので、後半戦も目を離せない。






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