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湖へウォーキングに行ってみた。

会社員としての仕事は12/25で終わり。
冬休みです。
週末はのんびり。ひさしぶりに「なにもしない」をしました。

そして週の始まりの28日。
フィンランドに居た時のような一日をやってみました。

朝。9時過ぎにゆっくり起床。
シャワーを浴びて朝ごはんを作ります。
厚切りトーストを半分に切ってトースターへ。
にんにくをスライスしてこんがりオリーブオイルで炒めて、ハムを焼いて、スクランブルエッグも一緒に作ります。
トーストの上にキャベツ、ハム、エッグをのせてケチャップで味付け。
シンプルな朝ごはん。

食後はおととい買ってきた新しい豆で珈琲を淹れます。
ニカラグアの豆。浅煎りで紅茶のように飲みやすい味。
北欧のコーヒーを思い出します。
豆を買ったお店からドリップのレシピが載ったカタログももらっていました。
豆は13g、お湯は210cc、湯温は90℃くらい。
50ccで30秒の蒸らし、80ccを2回で2分ちょっとで落ちきるように。
お店の味には及ばずでしたが美味しくできました。
次のドリップは湯温を下げてみようとか、もう少し細かく挽こうとか、お湯を注ぐ速さを少し遅くしようとか、心のなかでメモをします。

お昼を過ぎた頃、アウトドアの服装に着替えて出かけました。
行き先は車で5分の大きな湖。
意外にも50ヘクタールあるらしく、ちょうどディズニーランドくらいの広さ。
駐車場に車を停め、7.3kmのウォーキングコースへ出発。
湖の周りとぐるりを周ります。
この湖、江津湖というのですが市民の憩いの場なんです。

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公園では運動をする人、ジョギングする人、ベンチに座って日向ぼっこする人、などなど…。
子供の頃はよく来ていました。
小学生の頃、遠足の目的地にもなっていて。
それなのに高校生あたりから全く行かなくなりました。
車で通り過ぎるだけ。

今日、ここへ来たのは心境の変化があったから。
今年はコロナもあってほとんど遠出ができなくて。
毎年行っていた上高地もフィンランドもおあずけ。
マイクロツーリズムではないけれど、12月に会社仕事も始めたあたりから、もっと自然に触れたい気持ちが出てきていたのです。

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ジョギングコースには「ノルディックウォーキングコース」と書かれていて、「おお、フィンランドっぽいぞ」と思ったのも惹かれた理由のひとつ。
12月とは思えない暖かい日差しの下、湖の周囲を歩き始めます。
すれ違うおじいさん、おばあさん、後ろから追い抜いていくジョギングの人。
湖には多くの野鳥がいてバードウォッチングしている人も。
鴨や水鳥の鳴き声が頻繁に聞こえます。

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歩きながら、頭をからっぽにしてみました。
五感だけに集中するウォーキング。
鳥の鳴き声、土の匂い、風がほおに当たる感覚。
ああ、これだ。この感覚いっぱいの時間を持ちたかったんだ。
一羽の鳥の動き、大きな樹木、風で起きる湖の波。

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ずっと前からすぐそばにあったのに、気づかなかった湖の姿がありました。
水が豊富で地下水も湧き出していて、そこに多様な生物が集まっています。
湖の周囲を歩きながら、まるで歩く瞑想をしている気持ちになりました。
日頃のもやもやが、さらっと頭をすり抜けていきます。
大事なのは身体を動かすこと、五感で自然を感じ取ること。

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スタート地点に戻ってきたときは1時間半も経っていました。
まるでフィンランドのオウルに居た時のようなのんびりしたスケジュールです。
ここまで来たら…あとはサウナ。
近所の有名なサウナへ行って3時間ゆっくりと過ごしました。
フィンランドのサウナを思い出しながら、じっくり、じっくり…。

この日はこれでおしまい。
また、こんな一日を過ごそうと思います。
次はフィンランドで!

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