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悪夢

ここ最近、悪夢を見ることが増えた。

普段から夢は見ていたが、胸糞が悪く目が覚める経験はそれほどなかった。


1つ目は、倫理面で不快な夢。
ここで説明するのもはばかられるような、酷い夢だ。

2つ目は、霊的な夢。
心霊・ホラー系の夢を見ることは全くと言っていいほどなかったのだが、昨日はその夢で目が覚めた。
夢の概要を以下に記す。

舞台は母方の祖母の家の玄関。
外はすっかり暗くなっている。
そこには自分と、先に家を出ようとする母がいる。

事前情報として、私が保育園に通っていた頃、
親が共働きだったため、親の帰りまでは近くに住む祖母の家で過ごすことが多かった。

おそらく今回の夢のシチュエーションも、仕事終わりに母が私を迎えに祖母宅へ来たというものだろう。

母が先に扉を開け、続いて自分も外に出ようとしたタイミングで、それは現れた。
幽霊だ。背の高い女性。
タオル地の白い服を着ていた。

振り向いたらそこにいた、とかではなく、
何もなかった空間に、突如として現れた。
母の隣に。

思わず叫んで家の中に逃げ込む自分。
母は既に外に出ていた。
霊は一瞬で姿を消し、そのうちに母に戻ってくるよう呼びかける。
急いで玄関に戻る母。
急ぐあまり鍵をかけることなく、家に入る。

霊に対し施錠が有効なのかはさておき、身の危険を感じた自分は、恐れながらも鍵を閉めに戸へ近づく。

すると『待ってました』と言わんばかりに再び姿を現す霊。
再び悲鳴を上げたところで目が覚めた。

心臓はバクバクしている。


夢はだいたい、目覚めた後にその粗さに気づくことが多い。
現実ではありえないロケーションだったり、ありえない行動をとっていたりする。

しかしながら今回の夢はそうではなかった。
夢とは思えないほど正確な情景。
実生活で霊体験はないが、その霊の姿はくっきりと鮮明に見えた。

ちなみにこの霊の夢を見る直前には、何者かに車で追いかけ回される夢を見た。
特定の誰かにというわけではなく、身元不明の何者かに。


夢占い的なものを軽く調べた限り、
自身が抱えている不安の表れ、人間関係の問題発言、自分自身と向き合うべき、など。
なんとなく予想の着く原因が挙げられていた。


人間関係はさておいて、
人生の中で度々課題となる『自分と向き合う』とは、いったいどういうことだろうか?

-自分がどういう人間なのかを知る-
考えれば考えるほど、謎が増すばかりである。

自分の長所は?
そんなものは見えてこない。
自分の短所は?
全てが短所に思えてくる。

好きなことは?
それすら分からない。『映画』という安直な答えは浮かんでくるが、果たして本当に好きなのか?
惰性で観続けているだけではないのか?





何を考えても何一つ答えが出ないが、
ただひとつ、一連の流れから感覚的に分かるのは、
今の自分の精神状態が正常ではないということだ。


この文章をまとめられそうもないので、そろそろ終いにしよう。

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