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キリコcupND40位!5cミラクルの構築案!

こんにちは、あおぷよです。今回は5cミラクルの構築や意識したことについて解説していきたいと思います。後述する改良案含め、最後まで読んでいただけると嬉しいです!


5cの概要

5cミラクルはフェアリーミラクルを軸をマナブーストをして「キングアルカディアス」「デルフィン」「ゴッドカード」によって盤面を制圧するデッキ。後述する構築理論に従えば、メタカードやパワーカードを入れることができるので自由度が高いと言える。デッキの回り次第であらゆるデッキに対応できるのも長所の1つだ。


選択理由と当時の環境

ブレイブルピアなどの能力調整が行われ、リースNEX、赤青剣誠、エンペラーキリコが弱体化した中13弾がリリースされた。環境初期は超次元を中心に数多くのデッキタイプが研究されていたが、数日が経過し「黒緑Bロマノフ」、「黒緑速攻」の使用率が増加していた。私が所属している環境調査グループ「BEANS」の統計でも次のような分布となっている。

この統計を参考に、「Bロマノフ、黒緑速攻、次元コンに勝てるデッキ」として速攻を返せる程のS・トリガー、墓地進化を封殺できるお清めトラップ、コントロールへの明確な解答となるデルフィンを採用した5Cミラクルを選択。その結果、2日でNDレート1594→1680まで盛ることができた。また構築をシェアしたつばってぃさん(@Swallow_222)、どっちゃんさん(@nidosasu)、りろさん(@Relo2nd)もND最終top100位を達成している。


主要メタカード

最終top100位を支えたメタカードを紹介。

・お清めトラップ

tier1を維持し続けるBロマノフへのメタカードとして強力。自然単色で3コスブーストの初動となり、5Cミラクルは現環境で最も無理なくお清めトラップを採用できるといえる。黒緑速攻の墓地進化、ナイトのグローリーゲート、黒ガントラやサードニクスなどのアルバトロスにも刺さる。詰めるタイミングでも使用するため、採用するなら3枚以上が好ましい。

・地獄スクラッパー(S・トリガー)

現環境は黒緑速攻がtier1に存在しているため、ライフを除いて10枚以上のS・トリガーを採用したい。特に2面以上打点を防げるジャックアルカディアスはブースト札を絡めると3~4t目に手打ちもできるため強力。火単色ならスクラッパー、水単色ならアクアサーファーやアクアバースター、闇単色ならデーモンハンド、デスサークルなどが候補に挙がる。後述する構築案に基づいて、デッキの色枚数と相談しながら決定していきたい。

・執拗なる凱亜の牢獄(サイキックメタ)

私が5Cミラクルを使用した環境では、「超次元入りコントロール」の使用率も高かったため牢獄を採用。火闇水の色が強力で、デッキの枠の増加させる役割もあった。牢獄に限らず5マナ以下の除去札であれば、先攻4t目のチャクラを1ブースト込みで対処できる。アクアバースターやデスサークルも候補に挙がる。noteを執筆している現在、超次元入りのデッキが数を減らしているため要検討。

・キングアルカディアス(メタ兼フィニッシャー)

説明不要の強力なロックカード。着地することができればBロマノフ、エンペラーキリコ、バルガライゾウなどを機能不全にできる。「ダチュラ」や「デスマーチ+デスドラゲリオン」などで処理されることに注意して、着地後はなるべく早期決着を目指し負け筋を減らしていきたい。

・スペルデルフィン(メタ兼フィニッシャー)

コントロールデッキに対して「出せば勝ち」と言えるカード。ゼンアクやヘヴィなどで処理される可能性があるため、着地前に確定除去札を手札に抱えておきたい。「バイオレンスフュージョン」などもコントロールメタの枠に該当する。


改良点と構築案

こちらは最終top100位を達成した構築だが、改善点もある。5Cミラクルを組む上で「3tミラクルルート」、「単色の枚数」を特に注意しなければならない。

まずは「単色の枚数」について。単色札を引かなければマナカーブ通りプレイすることができない。最低15枚以上は必要で、理想は「各色10枚以上かつ単色17枚以上」を目指したい。単色を17枚にすると、「先攻2t目(山札から6枚カードを引いた時)に単色札を2枚以上引ける確率」が約82.4%となる。「単色を2枚引く→2マナのカードをプレイできる」ので、これは「先攻2t目にフェアリーライフをプレイできる確率」に直結する。実際は自然マナが揃っている条件が関わるため82.4%よりは落ちるが、単色の採用枚数としては17枚以上を目指したい。

続いて「3tミラクルルート」について。これは「3マナでフェアリーミラクルプレイする際に5色埋まっているパターン」のことである(フェアリーライフによるブーストは考慮しない)。「水光(デリンダーなど)+火闇(竜極神、破壊龍神など)+自然単色」が代表例であろう。5Cミラクルではライフやミラクルなどの自然単色の札が自然と増えるが、単色札を自然のみの場合5Cミラクルでよく採用される「光闇(ベガ、キングアルカディアスなど)」、「火光(ジャックアルカディアス、ヘブンとバイオレンスの衝撃)」などを初手で埋めた際の3tミラクルルートを確保をしたい。

火単色のカードを採用すれば、「水自然(策略と魅了の花籠など)+光闇+火単色」のルートが取れる。火単色には「地獄スクラッパー」や「タイガーグレンオー」などの速攻に対して強く出られる札がある。お清めトラップと枠を争うが、優秀な初動となる「コメットチャージャー」、1枚で完結するフィニッシャー「ボルメテウスサファイアドラゴン」なども採用候補に挙がるだろう。

闇単色のカードを採用すれば、「水自然+火光+闇単色」のルートが取れる。闇単色には「デーモンハンド」や「デスサークル」などの除去トリガーなどがある。優秀なハンデス札である「解体人形ジェニー」や、サイキッククリーチャーのプール増加で今後の強化が見込める「超次元リバイヴホール」なども採用候補に挙がるだろう。

このように自然以外の単色札を採用すると、5Cミラクル最大の特権とも言えるミラクル2ブーストの確率を構築の段階で上げることができ、勝率を引き上げることができるだろう。


最後にこれらの改良点を生かした構築案を紹介する。構築案を元に、環境や使用感を見て調整していくと良いだろう。

確定枠を上の画像のようにして、入れる単色のカラーを中心に残りの札を決めていく。

「スクラッパー入り5Cミラクル」

・地獄スクラッパーの火単色を軸に花籠とベガを採用。各色11枚以上で安定した構築となった。火単色入りは衝撃の採用が難しくなる傾向にある。


「ハンド入り5Cミラクル」

・闇単色のデーモンハンドを軸に花籠と衝撃を採用。S・トリガー枚数が厚く、確定除去が多い形となった。闇単色入りは、ベガなどの闇複合色の札を採用しづらい傾向にある。

・超次元が環境に増えた際は、ハンド→デスサークルなどに変更できる。


「フュージョン入り5Cミラクル」

・番外編としてフィニッシャーをスペルデルフィンからフュージョンに変更した構築。「フュージョン+火光+水単色」のルートを取ることができる。

・上記より水単のアクアサーファーをトリガー枠として採用したい。超次元を対策するならアクアバースターも選択肢である。


終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

5Cミラクルで最終レジェンドに残ったものの構築に納得できなかったため、このような記事を書きながら改善点を見直していきました。必ずしも構築論に乗っ取らないデッキが勝てない訳ではありませんが、採用理由を明確にしてデッキを考えていくことは、安定した構築作りやこれからデッキを組む際のアイデアに繋がると思います。

今回紹介した改良点や構築案などが皆さんの参考になっていただければ幸いです!今月のボルシャックメビウスcup、出られる方はBATTLE ARENA 7thも共に頑張りましょう!

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