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小さな葉っぱの生きる力

突然ですが。

うちには高さ30cmぐらいの小さめの紫陽花の株があります。ここに引っ越してきた時からもう20年。裏庭でひっそり心細そうに生きています。

場所が悪いのかあまり花もつかず元気がない。なので今年こそ何とか元気になってもらおうと出来るだけ日が当たるように周りの花を動かしてみたり、肥料を撒いてみたり。

でも、万が一のため元気そうな枝を挿木用に切って水につけてみる。最近Youtubeで学習した紫陽花を増やす方法。この子たちが無事に発根したらどこに植えようかとワクワクしながら手を洗っていると。

ぱらり。

小さな葉っぱがシンクの横に。1cmもない小さな葉っぱ。多分庭で手入れをしてる時にとれちゃったんだなあ。でもすごく鮮やかな黄緑で、小さいけど厚みがあって、とてもしっかりしてる。ただの葉っぱなんだけど

「生きてまーす。」
「私は元気でーす。」

そんなふうにに私にアピールくれているようで、何となく捨てられず。とりあえず水のボトルの蓋に水を入れて様子を見ることに。きっとすぐに萎びてしまうだろうけど、やっぱり今は捨てられないなあ。そんな感じでした。

が、

3日経っても1週間経っても変わらずピンピンしてます。私もシンクの上の窓際の葉っぱに挨拶してから1日が始まる。そんなルーティーンすらできてしまいました。挨拶に限らず、話を聞いてくれない息子たちの代わりに、愚痴を聞いてもらったり。

あっという間に1ヶ月が経ち,気づけば葉っぱは随分大きくなりました。3倍くらい。よくみると。。。

小さな葉っぱの茎から立派な根が何本も!
すごい,すごい,す〜ご〜い〜!!!

大きく育った今でも全長3cm。やっぱり大きいとは言えないけど、この生命力は私にとっては何か目の覚めるような発見です。

大興奮の私に子供達の反応は

「へー、おもしろいね。」
「良かったじゃん。」

と大分クール。まあ常にこう言う状況下では私一人で騒いでしまうのですが。

小さな葉っぱの生命力に何だか心温まり、感動し、一人悦びを噛みしめていました。

この週末に植木鉢に移植してしばらく様子をみようと思います。また後日成長のご報告ができたら嬉しいです。

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