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悲しいファイナル

こんばんは。

土曜日の夜です。バンクーバーは気持ちの良い快晴でした

通りのあちこちから芝刈り機のエンジンの音がにぎやかに響き、待ちに待ったお天気にご近所さんも大忙し。

なんとなくエネルギーを感じる。そんなとても快い週末でした。

が。

私は暗い冷たいコンクリートの部屋の隅でうずくまっている、そんな気分です。

悲しい、そんな言葉では表せませんが、でもその言葉しか思い当たりません。

久々のしょんぼりです。

ちょっと聞いてもらってもいいでしょうか?

この久しぶりにやってしまった残念な話。

始まり始まりー。

******

今日は基礎コンピュータクラスの学期末テストの日でした。

土曜日の9時から12時の3時間。

昨日はしっかり復習もしたし、お腹が空いた時にための飴や水や準備万端。

泣いても笑っても今日が最後です。

前日まで、目が覚めた時テストのことをうっかり忘れてしまったらと思うと怖くて眠れず、携帯にアラームリビングのコーヒーテーブルの上にバッグと教科書。

これで忘れたら病院行きです。

朝予定通りに起き、しっかり朝食をとり、念のため早めに家を出ます。

思った以上に車が多かったものの時間通りに到着。

指定の教室に行くと、こんなにクラスメイトがいたんだあと感心するほどの出席率。

みんな抑えるとこ抑えるタイプだったらしいです。

このファイナルなんと総合グレードの4割半。

比重が大きすぎる涙

でも準備万端、大丈夫。余裕余裕と自分に言い聞かせます。

先生から注意事項を聞き、予定より5分遅れて試験開始となりました。

先生の気遣いで正面のホワイトボードにはデジタルのタイマーが大きく表示され、大切な時間が1秒1秒となくなっていきます。

試験は3つのミニプロジェクト。

エクセル、ワード、パワーポイント

私の得意分野です。これまで随分たくさんの課題が出てきましたが、中間テストもクイズもすべて完璧でした。

英語のクラスと違って頑張ればできる、そんな科目です。

なので自信はあったはずなのですが。

現実は厳しかった。

一番簡単そうなパワーポイントからやっつけちゃおう。

と始まって早々、問題の説明が微妙にふわっとしていて、非常にわかりにくい上、まあとにかく複雑で思った以上に時間がかかり早々に不穏な気配。

何とか終わった時にはすでに1時間経過。

まずいな。

ここで焦り出します。すごい勢いでワードの課題に。こちらは思った通り、まずまずの出来。

コレは大丈夫だなとしっかり保存。次の課題がしやすいように空いているファイルをチャチャっと閉めます。

そこで思いがけないことが。

私の保存した、すでにクローズしたはずのファイルと同じ名前のファイルがあり、何も考えずに急いでクローズして気づきます。

もしかして。

閉めたはずのファイルを開けたら、私が1時間かけて完成したファイルではなく、試験開始にダウンロードしたオリジナルファイルでした。

何かのコマンドを気づかず押した際同じファイルの画面が二つ発生してしまい、よりによって先に完成したファイルを閉めた後、未処理のファイルを保存しクローズしてしまった。

ガーン。

試合終了。

この時点で残り時間45分。

先生がテスト前に注意してくれた3つの中で一番配点が大きく難しいエクセル、まだ手付かずです。

もう手が震えます。頭真っ白。

頭の中で蛍の光が流れ、もうおしまいだと思う自分に、まだ時間が残ってるよ。最後の悪あがきしてからおしまいでもいいじゃん。

ポジティブな私が立ち上がりました。

それから約30分。

すっごい勢いでプロジェクトを進めます。

あと残り十分。

先生が言います。

まだ時間があるから大丈夫、と見え透いた嘘で自分を励ましてはいましたが、その時点で半分。

最後の10分は間違っていても何でも進むことだけを重視。悪あがきフルモードです。

残り2分。

コンピューターにファイルのアップロードしてください。時間内にアップロードができない場合採点できません。

先生の無情な告知に泣く泣くファイルをアップロードします。空っぽのファイルも念のため涙。

1月から始まったこのコースも3ヶ月半。

こんな形で終わるとは。

単位を落とすことはないかもしれないけれど、こんなに酷い結果になるとは。

何事も終わってみないとわからないものです。

帰宅すると息子達、遠慮なく聞いてきます。

どうだった?楽勝?

私の話を聞いて、大笑い。そして僕たちのバッドラック全部お母さん使っちゃったね。

だそうです。まあものは言いよう。そう思えば良かったのかな?

manmosbananaさんのイラストお借りしました。まさに今日の私です。


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