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[おいらの]04 おいらの銀色、若しくは其れに類推する何か。

銀色て難ぃ

いっつも塗装ん時に思うんだわ。
銀色て難ぃよねーて。
まあ他の色も簡単なわけじゃねんだけどさ。
ちゅか簡単な色なんてモンに出会ったことなんてねんだけどもw
難ぃくせにプラモ作ってりゃ、まあおいらが組むのが軍モノとかガンプラとか特撮とかばっかなせいか、ほぼ毎回出番あんのよね。ほんでそのたんびに手持ちのボトル並べて「ふむー、今回はどれにすっぺねー」て卓上ミーティング。規模も内容も塵芥だけど本人的には核ボタン押す押さないレベルの緊張感よ

確かにラベルにゃ「シルバー」て書いてあんじゃん。
書いてあるけどさ。そもそも「シルバーてどんな色か説明してみ?ん?ホレしてみ?」て聞かれた時に自分で納得できる説明ができん
何だ銀色て。
何色なんだ!?(銀色です)
ちゅこって此の度改めて銀色と向き合ってみよかなと。そう思い至ったわけですよ。

向き合う覚悟を完了したとこで。
さてどしたもんだべかと考える。
いっつも何で困ってたか迷ってたか。
そこにどんな色塗るかも迷うんだけど、それ以上に「お前どんな色だっけ?」て思い出すプロセスのが多いなと。
特においら水性人は濡色と乾燥後で結構色味が変わるもんで、瓶底覗き込みつつ乾燥後へ脳内シミュレーションせんとならん。そして当然おいら程度の処理能力だと演算結果の誤差がデカいw
つまり必要なのはカラーサンプルだな。
テストピースに色塗ったやつ。あれ作ろ。
めんどくぇえけどな。
まあさっき覚悟完了したからそこはいい。一回作りゃなんかかんか思うべよ。

で、こんなん買ってみた。

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ハイキューカラーチップ メタリックカラー用

気になってはいたんだわ。
カラーサンプル?カラーチップ?のためのブランク?テストピース?
何と呼ぶべきかはわからんけどまあそんな目的のブツ。
おーぷーん!

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ぱかー
びらーん

手品の人はどやってきれいに並べてんだべか

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はい出たー
カードすな。
表面処理した紙製だそで、70枚だかをリングで留める仕組み。
あれね。単語帳みたいね。
まあおいら単語帳で勉強したこたねんだけどもw
ちゅか通学風景とかで単語帳見て暗記してる人見たことねんだけど実在するん?まあするのよね、ずっと売ってんだし、需要あるちゅこったもんね。
あ、もしかして単語帳て名前で売ってっけど別の使い方で売れてるとかあんの?食器乾燥機だけどパーツドライブースとして売れてますみたいなこと?わからん。謎は深まる。
謎はいいや。カードの話なw

上半分の左側が黒、右側が白になってる。
これはメタリックカラー用だからだぁね。メタリックの、特に金銀の下地は光沢黒のが映えるちゅか発色がいいよちゅのがあんだけども、その下地の違いを試せるよにちゅ配慮よね。ソリッドカラー用ちゅのもあって、そっちは鮮やかな色の発色チェック用に上半分全部白。今回はメタリックに絞ったんで買ってない。
下半分は色名やらなんやら書き込むスペースだぁね。
ほいじゃ色の支度すっぺな。

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はーい今回の色集合ーー!
ちいさいまえならえー!
はいざわざわしなーいみなさんが静かになるのに2分半かかりましたー
せんせーくらくらするからしゃがんでもいいですかー

在庫のメタリック系全部出してみた。
結構永い事使ってねのもあんな。はい久しぶりー。

塗ってみる

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まずはお気に入りなこいつらからやってみっぺね。

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一応ね、いつもの段取りで塗装面の掃除と脱脂を兼ねてアクリル溶剤で軽く拭きます。パーツの時は中性洗剤で洗うんだけど、少数の時はこんな感じで拭いておしまい。
ティッシュで拭いたんだけどほんのり青くなった。
これ黒面のインクよね。
印刷で黒くして特にコーティングはナシのようで。
でもアクリル溶剤でこれならラッカー系塗ってヤられんのかしら。
余計な心配してみた。

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ざざっと4層(いつものメタリック塗るよか少なめ)で塗ってみたんだけども、なーんか違う。特に1層目のノリ。
筆ムラもキチぃ。
あそれはいつもかw
うっさいわ!
でも納得いかんモンはしょがねので工夫しよう。
工夫は大事。
足らぬ足らぬは工夫が足らぬ。

工夫

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とっぺぺっぺぺーぽーぺー♪
とーうーめーいーくーりーあー!!
下地として余ってたこいつ使うことにした。
軽く吹いて乾かしておしまい。
プラモ的にもメタリックはプラ直よか光沢黒の下地に塗るんでぐっと近い状況になったんでねかね。これでもっかい挑戦。

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さあどだ。
どないだ。
ちなみに一番手前の列が下地クリア処理済。


あんま変わらん感じねw
1層目2層目の色乗りは明らかに違うんだけどそれ以降にはそんなに差は見えんね。肉眼だとそこそこの差が付いてんだけどね。
まあいっすいっす。
感触的に納得できたからいっす。これでいくっす。
はーい本番ー
そうそう忘れてた。
色の薄め具合はいつもよかちょい濃ゆ目す。

vallejo METAL COLOR

伝説のLiquid Gold以来おとなしくしてたファレホが突然覚醒して出してきたメタリックカラー専門のシリーズ。
通常の3倍のお値段と容量で迫りくるエアブラシ専用カラーだけど結構キレイなのが気に入って筆塗り野郎なおいらも採用。
ファレホのエアブラシ用の中でも抜群にシャバシャバ。
もう2色ぐらい足して銀のパネル塗り分けとかやってみたい。
下塗り用光沢黒と鈍くならないのが売りの上塗り用光沢クリアもあるけどどっちもまだ買ってない。
興味はある。

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77.702 Duraluminium
ジュラルミン…なんだべな。名前から察するにな。
暗めにギラつく好みの銀で隠蔽力も高めなんでお気に入り。
シリーズ的には6色くらいアルミの名前入った色があってDull AlminiumちゅのとDark Alminiumちゅのがあってややこしいw

77.707 Chrome
色んなブランドのクロームは一度は試しておきたいおいら。
名前のニュアンスはクロームメッキとかのメッキかしらと解釈してる。
いわゆるメッキシルバーのよな鏡面になるやつぁ出会ったことねけど、銀色としてキレイなのが多いのでちょいちょい使う。多分エアブラシでいい感じに決まればややメッキくらいにはなるとは思う。
ちゃいちーパーツにちょっと塗ると結構キラッとする。

77.723 Exhust Manifold
いわゆる他メーカーでゆうとこの焼鉄色相当だと思うんだけど、これとは別に名前ズバリのBurnt Ironちゅ色があって、そっちはもちょっと黄色味?が弱い。
まあ好みの問題かも。でもさすがエキマニの名を持つモノ。ステン管の焼け色にぴったりだと思う。

vallejo GAME COLOR

ファレホに於けるシタデルカラー。ややこしいかwメタルフィギュア(今時ぁほぼレジンだけども)に使ってねちゅブランドだからゲームカラー。
当時オフィシャルに一番シャバ目だったのと、塗膜が丈夫だからコマに使っても素手で持って遊んでも平気だよちゅのが売りだったんで買った。シタデルほどじゃねけど色名がファンタジーなのがめんどくさいけどビビッドな色が多いんで何色か買った。ただエアブラシ用にもっとシャバいGAME AIRちゅのが出たんで今後はそっち買うかも。ちゅてもあんまし出番ねのでいつのことやらwと思ったけど経年硬化でわりと減るからいつのことやらちゅ程ではねかもw

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72.053 Chainmail Silver
チェインメイルの名がもうファンタジーw
わりかし透け目ギラ目。白っぽい青っぽい銀て珍しいね。ちゅても軽い質感でもねし、いとおかし。

Polished Gold
磨いた金?この金も結構珍しい黄色強めの金。たぶんフィギュアの金ピカ部を意識した派手目の色味なんだべね。こんな黄色い金は珍しい。

vallejo MODEL COLOR

ファレホのスタンダードカラー。硬さはファレホん中で一番硬い。アクリルガッシュと同じくらい?色数もシリーズで一番多い。ミリタリーぽくない鮮やかな色のバリエーションが多い印象。その辺もアクリルガッシュぽい。

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70。800 Gunmetal Blue
いわゆるガンブルーの色ちゅことなんだべな。これも結構珍しい。珍しいし難しいらしくてガンブルーとは違うと思うwちょっとキレイすぎるよね。だいぶ薄めて黒の上からドライブラシすればぽくなるかな?なのでガンブルーじゃねくて暗めのメタルブルーとして使えばいんでねかね。

70.805 Oily Steel
こいつもなかなか珍しいオイリースチールちゅ色。ちょっとくすんだ銀。ちゅたらいいのかな?表現が難しい。アルミっぽさもある。ファレホはこゆ微妙な色合いの金属色が多くておもしい。

vallejo MODEL Air

おいらの主力の一つ。ファレホのエアブラシ向けモデル。なして筆塗り野郎なおいらがエアブラシ向けをよく使うのかちゅと、やわいから。薄め手順が楽なんよね。なしてそんな薄めたいかちゅと、筆目が出にくいかなてね、勝手に思ってるのす。

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71.064 Chrome
クロームてなってっけど、アルミ色よね。だいぶ白っぽい銀。隠蔽力高めで使いやすい。

71.066 Gold
これも白っぽい金。ゴールドちゅよかブラスが近いかな。真鍮のおっきい鍋あるじゃん。あれが近い色なんでねかね。

71.068 Copper
これもかなり白っぽい銅。十円玉をサンポールで磨いたことない?あの色が一番近いと思う。

71.072 Gun
これは素直なガンメタル。あーでもちょっと暗めかなくっきりした特徴はねけどその分汎用性が高い。

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71.069 Rust
ラスト。つまり錆色ね。でもこれっていわゆるカッパー(コッパー)よね。71.068よりも銅らしさ満点w

71.070 Turn Signal Red
ターンシグナルレッド。ウインカーとかテールランプの赤。翼端灯の赤。透けやすいパールレッドて感じかしら。クリアパーツに塗る想定なんだべな。下地の差を見るにクリアパーツの下塗り工夫すれば結構リアルなテールランプになりそね。いっつも翼端灯にチョン塗りくらいだからそんな表現したことねけどw

71.071 Artic Blue
アーティックブルー?Arctic Blueなら北極の青ちゅことになるらしんだけど、こいつはArtic Blue。調べても「連結トレーラーの略語」とか意味不明wまあターンシグナルレッドの青バージョンくらいに思ってる。そして翼端灯に使ってる。暗めの青メタリック。

71.072 Gun Metal Matelizer
これ被って買っちゃったやつだなw色名がちょっと違うのが気になるけどあんま深く考えんw

Creos AQUEOUS HOBBY COLOR

リニューアル後のクレオス水性ホビーカラー。ラッカー共々リニューアル前も後も8番シルバーは一定の評価があるんで、9番ゴールドと一緒に鹵獲してみた。

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H-8 シルバー
あんまし素直で金銀ともに突起すべきことがありゃしねえw

H-9 ゴールド
写真じゃ捉えきれてねけど結構な赤金。金のバリエーションが増えるのはありがてし。

TAMIYA アクリル塗料

おいらのもう一つの主力。ほんに使いやすい。優秀。こいつと水性ホビーカラーは溶剤系で濡色も変わらんし。安いし。

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XF6 コッパー
貰いモンのミニじゃないタミヤアクリルw懐ぃw
うちに来てから初めて開けたかもw沈殿した顔料が粘土?て思うくらい結構しっかり固まってたんで、Youtube観ながら撹拌棒でしばらーく解して練ってかき混ぜてーで無事に復活。戻るんかーいw
たぶん少なめに見積もっても20年以上のビンテージなのに恐るべし。
塗っても特に問題は感じなかった。恐るべし。
色味はわりかし深めの銅。

XF28 ダークコッパー
こっちはラベルが赤味がかっただいぶ新しい色。並べて初めて判明したけど、ダークてついてるこっちのがよっぽど白っぽく明るいwそしてツヤ消し具合はこっちのが強い。

X11 クロームシルバー
クローム名乗るだけあってギラギラしたちょっと透ける銀。

X12 ゴールドリーフ
ゴールドリーフは金箔よね。感じとしてはクロームシルバーの金バージョンなんだけど、クロームゴールドとは呼ばんし向こうをシルバーリーフとはゆわん。スプレーにはシルバーリーフあるんだけどね。そしてスプレーにはゴールドリーフがない。ややこしすぎるわw

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XF16 フラットアルミ
銀としての粒子は細かいけどツヤ消しの粒子がややデカくて強い感じ。中々楽しいけどちょっと重ねが多いとすげーガサガサになりやすい、

X10 ガンメタル
ガンメタルも色々違って面白い。モデルエアーよかちょっとだけ粗め暗めかな。

XF56 メタリックグレイ
メタリックグレイちゅな珍しい。鉄っぽい。ツヤ消し強め。

X31 チタンゴールド
タミヤのチタン兄弟(金銀を勝手にそう呼ぶw)は大事に使っていきたいかなりお気に入り。色味はシャンパンとか呼ばれそな淡めでキメが細かいのが非常によい。隠蔽力も高い。

X32 チタンシルバー
チタンシルバーもほんのり金要素入って淡くてキレイ。おいら的にチタンて焼鉄色に近い感じの色なんだけど色々あっておもしい。

ターナー アクリルガッシュ

おいらの更にもう一つの主力アクリルガッシュ。ターナーは特殊色がおもしくて使うんだけどツヤ消し粒子は結構荒い。リキテックスのが細かい感じなんで色によって使い分けてる。このカラーパールも店で見たカラーサンプルが面白げだったんで買ってみたけどほとんど出番がないwでもキレイ。どっかで活かしてやりてっすな。

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95-B パールイエロー
これはクリアゴールドと呼んでもいんじゃねかしら。何とかうまくキャノピーにしてみたいけど筆だと筆目出ちゃうし…エアブラシ…

412-B カラーパールエメラルド
キレイだけどだいぶ白っぽい。他のもそだけどチューブの印刷の色は全くアテにならんなw

419-B カラーパールインディゴ
これは白っぽくならずに深くてキレイ。

総括

カラーサンプル作ってみたけども、まあ今回はメタリック系限定で作ってみたけども、これは1回やってみる価値あると思う。
別に在庫全部でねくてもいいさ。プラモやってて、段々色の在庫増えてきて、なーんか似た色が多い色系とかあるしょ。赤でも青でもその人なりに微妙な色欲しくなって買ったのあるしょ。その分だけでも作ってみるといんでねかね。
あとプラモ的にはそこそこ広めの面積なんで、自分の色ムラのクセみたいのも見易くなると思う。認めたくない現実突き付けられてちょっと凹むけどw

おいらが今回メタリックに限定したのは店やHPで見れるサンプルが完全にアテにならん信用ならん使えねえ状態だからで(メーカーの手抜きでねくて技術の限界超えてるからちゅな十分理解してるから恨んでるわけじゃねぞ)、他にもツヤ消し具合とか透け具合とか、実際に塗って乾かしてみんとわかりゃん掴めん要素もいっぱいあるので、やってみて作ってみて損はねんじゃねかなと思う。

ちゅこって今回がんばって30くらい?作ってみたわけだけども、メタリックじゃね色の在庫はそれ以上あるし、まだ買ってねけど欲しい興味深い必要な色もまだまだいっぱいあるし、そもそも世には数百じゃきかんレベルの色が売ってるし、実は既に隠し弾がここにいるしで、ただでさえサボってキット組まんおいらなのに、キット以外でもやることいっぱいで困ったねこりゃこりゃ。

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