見出し画像

【TOR】ボットー引退

(画像はFOX Newsより引用)

8月21日の夕方、ジョーイ・ボットーは自身のインスタグラムにて引退を表明しました。
この記事を読まれる方であればボットーの経歴の説明は不要でしょう。CIN生え抜き一筋の選手であることから、”【TOR】”のタイトルに違和感があるかもしれません。40歳となる今期はブルージェイズとマイナー契約を結んでメジャー昇格を狙いましたが、マイナーでは104打席でOPS.569と全盛期からは程遠い成績に留まりました。

ボットーと言えばトロント生まれを代表するメジャーリーガーです。特にボットーが指名された20年くらい前は、カナダの野球選手と言えばオンタリオ州出身の選手は少なく、西海岸のブリティッシュコロンビア州出身の選手が多数派だった印象。それだけにトロントのファンからは定期的に"純地元"であるボットーの獲得が望まれていましたが、ブルージェイズはエンカーナシオンの台頭等により1B補強のニーズが薄くなったことや、CINやボットー自身も移籍を望まなかったこともあり、ついに実現することがありませんでした。

ボットー自身もトロント生まれだったこともあり、幼少期の憧れの野球選手は全盛期のブルージェイズでセンターの名手だったデボン・ホワイトだそうです。そのホワイトはちょうど現在3Aで打撃コーチをしており、ボットーはホワイトから若手に道を譲るタイミングであることを諭されたことが引退の決め手だったそうです。ブルージェイズファンからすれば1試合でもメジャーでプレーする姿が見たかったですが、本人としては納得して引退を迎えられたのではないかと思います。

次のキャリアにも大いに期待したいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?