【TOR】ファイヤーセールは不可避か

シーズンが開始から初めての投稿となりますが、まさかここまで悲観的な投稿をすることになろうとは、シーズン当初は思ってもいませんでした。


ワイルドカード進出さえ厳しい現在の状況

7月7日時点でブルージェイズは40勝49敗と大きく負け越しており、地区最下位に甘んじています。さらにワイルドカード圏内まで8.5ゲーム差と大きく離されています。例年夏場頃から勝率が上がってくるブルージェイズとはいえ、ここからの巻き返しはかなり厳しいものがあります。夏場のトレードデッドラインに2019年シーズン以来の売り手に回ることは避けられません。
オフにFAとなる菊池、ターナー、キアマイヤー、ガルシア、ジャンセン、リチャーズは放出の可能性が非常に高いです。特に投手の菊池、ガルシア、リチャーズについては相応の見返りは期待できます。

25年シーズンも苦しい状況が想定されうるだけに、さらなる放出もありうる

さらに問題なのは、今期の戦いぶりを鑑みるとブルージェイズは25年シーズンも厳しい戦いを強いられることが見込まれます。故障者を多数抱える、オフFAの選手が不振等が低迷の理由であれば、今期をブリッジイヤーと位置付けた動きも想定されますが、投打ともにあまりポジティブな要素が少なく、マイナーの有望株も全般的に不振で、来年にトッププロスペクトのデビューによる戦力の上積みも期待できない状況です。
したがって、オフにFAとなるレンタル選手だけでなく、25年オフFAのゲレーロ、ビシェット、バシット、グリーンらもトレードされる可能性も十分にありえます。
本来であれば25年シーズンこそが勝負の年であったはずだけに、今期でファイヤーセールして再建に転換するとなれば非常に残念なことではあります。その一方で、マイナー組織の弱体化も続いており、なかなか25年シーズンに勝機を見出すのが難しいのも実情です。中途半端に勝負を続けて得られたものが少なかった17年や18年シーズンの再現は避けて欲しいものです。

実現するにしても売り手側のトレードとなるだけにもどかしいものがありますが、チームの転換期となりうるトレードデッドラインだけに、トレードが実現した場合は適宜更新していきます。




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