紅白歌合戦 2023 櫻坂46 「Start over!」

ショートバージョンだったのは物足りないとは言え、パフォーマンスは素晴らしかった。

紅白に出場できただけでも満足せねばならないとは思うのだが、少し気になったのは歓声とコール。

歓声

なんだか少し不自然というか、台本どおりに入れたような印象の歓声。

おそらく普段のライブの時とはまた少し違う歓声の入り方だったような…?歓声の演出が最初から決まっていて事前に練習したのかな?と思わせる何かを感じてしまった。

一曲かつショートバージョンの披露でその場の盛り上がりに任せて自由に歓声を入れさせるには場が温まりきれないとかあるのかもしれない。
(観客を入れた歌番組、特に収録物だと本番前に別の曲をやって場を温めたりすることもあるらしいが、紅白だとそれも難しいだろう)

コール

コールについてはあくまで個人的には、この紅白の場でのコールは無いほうが良かったのではないかと感じている。

とはいえエキストラ(おそらくファンクラブ会員宛に募集が来てた件だろう)を入れておいて無言でサイリウム振るだけというのもおかしいとは思うし、それをやるくらいなら別スタジオではなくNHKホールで披露したほうが、と贅沢な方へついつい考えてしまう。

もちろん、コールがあったほうが雰囲気が出るとかメンバーや観客のモチベーションやテンションが上がって良いパフォーマンスに繋がるという効果はあるのかもしれない。

ただ、紅白歌合戦を非Buddies、普段アイドルの楽曲に触れないような一般層へのアピールの場として考えたとすると、コールは"王道アイドル感"、"アイドルライブの特殊な世界"という感じが出てしまって「ああ秋元系ね」「またなんとか46かよ」って印象を持たれてしまう可能性があって勿体ないように思う。

せっかくパフォーマンスと表現力を売りにしているグループかつ楽曲もそういう方向のStart over!だったので、少なくとも紅白の場では純粋に楽曲とパフォーマンスでアピールしたほうが良かったのではないだろうか。

個人的にはStart over!の曲にはそもそもコールはあまり合わないような感じがしている。特にBメロの「オーッハイ!オーッハイ!」ってのは王道アイドル曲のコールのイメージが個人的に強くて、スタオバには果たして合うのかな?と。

コールに対する意見は人によって異なると思うし、別に私もコール完全反対な人ではない。

ドローン旋回中はメンバー考案のコール動画がVRスクエアにあるし、

ライブ向きの曲ではコールはあったほうが良いと思うし、夏の近道あたりもあったほうが雰囲気は出ると思う(個人的にはメンバーの名前呼びはあまり好みではないけれど)。

ただ紅白のあの場に限っていえば、コール無しのパフォーマンスのほうが非Buddiesにはアピールできたかもしれない、とは思っている。


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