囲碁をはじめてみよっ【初心者さまのミニ碁1/3】
ルールがわかったら、次はミニ碁盤を使った囲碁を実際に見てみよう。
その前に囲碁Q&Aとルールはもう読んでもらえたかな? 基本のルールも書いてあるから、まだの人は読んでみてね。初心者さま向けだよ。
さっそくミニ碁盤で打ってみよう。
1.黒の人が先に石を置くよ。隅の方から石を置いていくと陣地をつくりやすいから、まずは四隅の辺りに石を置こう。
自分から見て、右側・上の方から石を置いてみてね。右上から置くのは慣習みたいなものだよ。
さて、まずは四角で囲った辺りが黒の勢力圏だね。
2.白も、自分から見て右側・上の方に石を置くよ。
ピンクの枠で囲った辺りが白の勢力圏にな。
3.黒は右側・下の方に石を置いたよ。
4.白も隅を固めたね。
5.黒は隅を強固にしたよ。
6.白、積極的に勢力拡大に動いたよ。
黒5は自陣を着実に固めているのに比べて、白6は足元が手薄なんだけれど勢力を拡げたいように見えるかな。
ざっくりとした勢力圏を見てみよう。
7.おっと、黒は白石にツケた!少しバチバチしそうかな。
ここで「ツケ、ハネ、ノビ」というキーワードを確認してみよう。石同士が接近したときの動きを表しているよ。
ツケ:相手の石にぴったりくっつけるのがツケ。
ハネ:ツケに対して、ぴょんと跳ね上げるように斜めに応じるのがハネ。
ノビ:最初にツケた黒石が独りぼっちで危なくなっているので、つながって補強するのがノビ。
よく「ツケにはハネよ、ハネにはノビよ」と、言われているよ。もちろん場面によって、必ずしもそれが良い手とは限らないけれどね。
8.さて、盤上のたたかいに戻ろう。
黒のツケを受けて、白はハネたよ。
9.黒石1つが危ないので、つながって補強しよう。黒9はノビたよ。
もしも、黒はノビなくて、白に置かれてしまったらどうなると思う?
下の図を見てね。黒は1つの石は取られそうになる上に、勢力圏に侵入されてしまうよ。
これでは黒のダメージが大きすぎるので守るためにノビるのことにしたよ。黒9でノビた手をもう一度見てみよう。石が取られそうになる事態を回避できたし勢力圏の壁も補強されたから、右上の方は少し安全性が高まったように見えるね。
少し休んでね。
**2へ続く
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