見出し画像

10歩目「君の、」

   君の、声が好きです。
夏の盛りに海の家で食べるかき氷の様な涼やかさ、
それでいて、冬に飲むココアの様な
じんわりと、ほわほわとする暖かさがあって。
聞いているだけで落ち着くし、
心が寒くてたまらなくて泣いている時に聞くと、
気付けば寝落ちてしまっていたり。
それくらい、君の声が好きです。

   君の、手が好きです。
私の手もすっぽり包み込めるくらい大きくて。
節々が筋張り、骨張っていて男らしくて。
1度触ると離したくなくなる程に温かくて。
頭を撫でてもらうのが、すごく心地よくて。
いつでも触れて欲しいと願うほどに、
君の手が好きなんです。

   君の、目が好きです。
常にまっすぐに、私を見つめてきて。
大事な存在を見つめる時は「父」の目になって。
照れたりはにかむと、猫みたいな目になって。
愛を囁く時は、獰猛な光を宿していたり。
いつまでも見つめ続けていて欲しい程に、
君の目が好きでたまらないのです。

   君の、腕が好きです。
一時期前より筋肉量は落ちてしまったけれど、
程よく筋肉が付いていて、肉付きもよくて。
その上に寝そべるととても心地よくて。
私の事も、子供たちの事も、軽々抱き上げてしまう。
優しさと暖かさと強さを兼ね備えた、
男らしくたくましい腕っぷし。
君の腕が大好きです。

   こんなに沢山書き連ねてみたけれど、
まだまだ君への思いは全部伝えきれてないのです。
まだ、「好き」を全部書ききれていないのです。
それだけの「好き」が、溢れて止まらないのですよ。
──さぁ、ここから後半戦です。行きますよー!!

   君の、胸板が好きです。
筋肉で硬い訳では無いけれど、それでいて
脂肪の付き過ぎで柔らか過ぎという訳でもなく。
的確に「程よい肉付き」と呼べるもの。
横たわった君のここに頭を載せると、落ち着いて
自然と眠たくなるんですよねぇ。
そんな君の胸板が好きです。

   君の、お腹が好きです。
軽く触るとポヨン、と弾力があって。
脇の方をつつくと可愛い反応が返ってきたりして。
ハグすると当たるけど全然不快とかではなくて。
むしろ、服越しに腕にお肉が当たって、
何だか幸福感の様なものを感じられるのです。
そんな君のお腹が愛しくて、愛しくて。

   君の、足が好きです。
筋肉と脂肪が程よくついた太ももと、
自転車を漕ぎ続けてガッシリとしたふくらはぎ。
確か、足のサイズは28.5と言っていただろうか。
とにかく大きく!たくましく!といった感じ。
足は遅いと言っていたけれど、大切なものの為なら
全力以上の全力で走れる、そんな力を秘めていて。
そんな君の足が大好きなんですよ。

   ここまで、散々語ってきたけれども。
最終的な結論としてはですね、
私が君の事を大好き過ぎて、
好きじゃないところが一つとしてないのです。
今までも、これからも。
全力で愛でていくので、覚悟していてくださいね?



𝚃𝚒 𝚊𝙼𝟶 𝙲𝚘𝙽 𝚀𝚞𝚎𝙻 𝙲𝚞𝟶𝚛𝙴.
(心から、あなたを愛しています。)
──────────────────────
──────────────────────
あとがき。
このお話は……えっと、ですね。
ただ単純にボク目線で元旦那について
ノロケているだけです( •ꙍ•́ )✧キリッ (イヤイヤイヤイヤ)
というかですね、察した方もいるかと思いますが、
うん。ただひたすらに全力でデレてます。
本当にただそれだけのお話なんですけども。

この話を読んでくださった皆さんにとって、
大切な誰かについてデレるきっかけにでも
なればいいな、と……笑

それでは、ここまで読んでくださって
本当にありがとうございました!!

どうか君の夜空に、
優しい星が流れますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?