見出し画像

懐かしい匂い







先週の週末に2日続けて
豊田市足助町の香嵐渓に行って
あることをしてきたので
そのうちの炭づくりの講座について
綴ってみようと思います



1日目の土曜日は炭づくりの講座

参加者と教えてくださる足助屋敷の炭焼き職人のAさんで挨拶を交わすと
さっそく斧を用意してくれてました


…斧…

Oh,No〜…(さむっ!)

まず私の日常では使うことはないですし
実家にいたころの祖父や父も
持っていなかったし
ダンナさんもおそらく斧を持ったことはないと思われます

ちょっと物騒なイメージもある斧…

そんな斧をおすすめされまして
Aさんが 薪割りを始めましょうと言いながら
そばにあった木を斧で
軽々と割っていくのを見て

待てよ…
私 女ひとりで参加してて
初めての薪割りできるのかな…と
不安になって

先に男性の参加者の方に
お先にどうぞどうぞ〜 と
先にやっていただくことにしました

でも男性はやはり力があるから
楽々と薪をどんどん割っていくんですね

そして私にも どうぞ〜 と
斧を手渡されたのですが
まず斧を持つだけで 
やっぱり重いじゃない💦と思って焦って

でも男性陣がにこやかに待ってるので
斧を手に
両足は肩幅くらいにドシッと構えてみて

斧を 上に…振り上げようとして
肩から腕にかけて斧の重量がズシッときて
上腕がプルプルしてきて
思うように定まらなくて焦りました(^_^;)

これはマズいかも と思いましたが
もう遅い(^_^;)

なんとか斧を上に振り上げたあと
呼吸をととのえて
エイヤッ!と振り下ろしたら
見事な空振り
全然 木のほうには当たってなくて

3分ほど 空振り連続の状態で
見かねたAさんが
顔を横から覗かせて振り下ろすからブレるんだ みたいなことをアドバイスしてくれました

そのアドバイスをきいて気を取り直して
振り下ろす時に横からちら見するのはやめて
まっすぐ振り上げたら
まっすぐ振り下ろす

剣道の経験はないけれど
面を狙うようにやってみたら
なんとか木に当たって割ることができました

そこから5分ちょっとの間
打率3割くらいな感じで
なんとか割れるようになってきて
割れた薪が十分な量になったところで

今度はAさんが 
窯に木を並べてくださいとおっしゃるので
窯の中になるべく空気の入る隙間が少なくなるように
割った薪を積み上げたりして並べました

次はその窯の上にトタンのような板を
1枚乗せて 蓋のようにして
その上から土を被せていきました

なるべく窯の中の熱が外に逃げないように
被せた土もトントンと
スコップで軽く叩いて抑えるような感じにしたら
いよいよ窯の入口に
火をつけていただきました

しばらくたつと
煙がすごいことになって
目にしみたりしましたが
匂いはとても懐かしかったです


もうあとはしばらく時間がかかるので
その日の作業は
あとはAさんが夜中に
窯の温度をみたりしてくださることになり
1日目の作業を終えました


打率9割くらいだった男性の参加者の方は
バーベキューとかやられるみたいで
炭のあれこれをAさんと話したりしてましたが

私はそういう風に使うことをまるっきり考えていなくて
なんとなく薪が燃える煙の匂いを
懐かしい〜 と思って
そのあたりでもう満足しちゃってて

信州の祖父母の家の
薪風呂の匂いの記憶で
気持ちがほっこりしてました
(*´∀`*)


そしてその煙の匂いが髪や服についた状態で
その日は香嵐渓を少し歩き回り
バスと電車で自宅に帰ってきたのです

私は懐かしい匂いと思ってるけれど
周囲に乗り合わせた人たちは
煙くさ〜 と思ったかもしれませんね(^_^;)



いかにも
職人さん風の
前掛け



窯の煙突から
煙がもうもうと

炭焼き職人のAさんが
火をみてくれてました


そうして1週間たって
今日もう一度 足助屋敷さんの
炭焼き小屋へ行って
Aさんと話していたら
薪割りしようとした木に
蛾かなにかの幼虫がいたらしくて
それを手のひらに乗せてみせながら

山で生活する人には
貴重なたんぱく源ですね と
Aさんがおっしゃるので
信州の祖父母のとこは いなごを捕まえて
佃煮にして食べてました〜 と答えました

Aさんは足助屋敷さんの鳥小屋にそれを持っていって
鳥さんにその幼虫をあげていました

まぁ、食物連鎖のひとつですよね

鳥さんが喜んでくれるらしいので
それはそれで なによりかなと(^o^;)



喜んでる🐔


お喋りしてるうちに
男性の参加者さんも来たので
今日の作業を始めることに


まず先週の窯の中から
炭になってるはずなので
それを取り出すために
被せてあった土をスコップで取り払ってから
中を開けてみてみたら
炭がちゃんとできあがってました😀

上からひとつひとつ確認しながら取り出して
きちんと炭になってるものと
木の皮だった部分と
完全には炭になっていないものと
分類しました

上部の木のほうが十分に焼けていて
下の敷木は中まで熱が行き渡らずに
焼け残ってしまいます

炭として使える部分は
中まで熱が行き渡って焼けたものと
木の皮だった部分だそうで

そのできたての炭を
紙袋にいっぱい分けてくれました

私はバーベキューの予定はないので
頂いた炭は部屋や玄関や冷蔵庫に置いて
消臭のために使っていこうかなと思います☺


薪割りは大変だったけれど
もう少し柔らかい桜などの木で
また薪割りやらせてくれるなら
ぜひやってみたい

あと炭がパチパチ鳴る音は
ずっと聴いていたくなるほどだし
そういう感じでお酒を飲むようなことがあればな〜と思いました😋



楢の木の炭
たくさん
頂きました



竹の炭


なかなかできない体験ですし
懐かしい匂いに包まれたし

次にチャレンジするときには
もう少し筋力をつけて
安定して斧を振り下ろせるようになるといいなぁ
…腕立て伏せかな?ははは


足助屋敷さん
炭焼き職人のAさん
ありがとうございました
またやってみたいです😀


ネットで調べてみたら
こちらは山本粉炭工業さんのものなんですが
今回の炭づくりは
伏せ焼き という方法のようです

小型の窯で
お庭があるような所なら
できそうな感じの窯でした


ここまで炭焼きの講座について
文章で書いたけれど
本当は画像や動画があればよかったですね
(^o^;)

少人数で作業していて
スマホで撮ったりができなかったのと

足助屋敷さんのXやInstagram
あとHPを一応みてみたけれど
なかなか炭焼きの様子がわかりやすいものが
見つからなかったのです

私の文章だけじゃ
たいして伝わらないかも…


このnoteが足助屋敷さんのスタッフの方々の誰かの目にとまって

お〜、炭焼きの動画や画像を
ネットにアップするぞ〜 と
思っていただけたら
私も作業中の自分の様子を
見ることができると嬉しい…


炭焼きだけでなく
今度はコーヒーの焙煎の教室が
もうじきですし
今度はうまく焙煎できるといいな〜(2度目の参加)

それから梅干しづくりや 機織りや
竹を編む体験もやってみたことがあります

まだ私がやってみたことがない
鍛冶屋さんや木地屋さんや紺屋さん(染め物)などもあって

高度経済成長を迎える前の
日本の全国あちこちにこういう生活があったと思うのですが
ちょっと懐かしいような
田舎暮らしみたいな感じです

足助屋敷さんはいろんな講座や体験教室ができる場所になっていて
子供さんが参加できるものもあるので
家族連れで訪れる人も多いです



私はもう15年以上ずっと
足助屋敷がある香嵐渓や
足助の町に年に何度も行くほどなので

足助の魅力は
紅葉だけじゃないよ!という
足助のいろんな良さを
もっといろんな方が見たり体験したりして
みたらいいのにな〜と
行くたびに常々思っていて

足助の観光関係や役所関係の回し者じゃないけれども
今までに某SNSやブログで
画像などをたくさん載せてきたりしました


アカウントは秘密ですけど(^_^;)

なにか興味がある方が
もしいましたら
ぜひ足助屋敷さんや足助観光協会のHPなど見てみるといいかも☺





#足助   #足助屋敷   #香嵐渓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?