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三木は感傷についての冒頭で様々な感情と対比させて感傷をこのように論じています。 しかるに感傷の場合、私は立ち止まる、少なくとも静止とも近い状態が必要であると思われる。動き出すや否や、感傷はやむか、もしくは他のものに変わっていく。 ー人生論ノート 感傷についてー 三木は感傷にひたるということは、自分の人生という物語を停止させて、ただ立ち止まることだといっているように思えます。なので、感傷を克服する方法として、この文に続けて、三木は次のよ