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初めまして

ファッションデザイナーYOの服ログ

皆様初めまして。現役のファッションデザイナーYOです。現在はBLOOM&BRANCHという素敵なショップのオリジナルブランド"Phlannèl""フランネル"のメンズデザイナーをしています。現在は店舗研修中です。

洋服好きな皆様や、これからファッションデザイナーになりたいと志す方に読んでもらいたいと思って始めました。洋服を着る喜び、高揚感を得る高まりを伝えれる様に拙い文章ではありますが頑張ります!

現在、BLOOM&BRANCH東京店で研修をしているのですが毎日とても勉強になります。

服の仕様の勉強にもなりますし、お客様をおもてなしする事で新たな発見もあります。例えば、洋服を個人オーダーで受けて生産販売している"yoasa"、"五十嵐トラウザース"というブランドがあるよと教えて下さったり。自分よりも洋服に詳しい方がお客様にいて頭が上がりません。そう言う時は嬉しくて質問攻めしてしまいます…おもてなしする側なのにごめんなさい。

今までは、2社アパレルメーカーで企画していましたがそう言った事は有りませんでした。さすが、BLOOM&BRANCHですね。お客様の服好きレベルが高い。

こう言う素敵なお客様も"Phlannèl"を着てくだささっていると言う事だからとても嬉しいです。益々気合いが入りますね。

今僕は30歳という人生の節目です。
思い描いていた30歳とは違う型ですがとても良い環境に居させて頂いています。一度はリストラに合いもうダメになりそうな時が有りましたが素敵なご縁、皆様のお陰で今の僕がいます。
コロナ禍で同じ境遇の方もいると思います。でも大丈夫です!上の環境を目指して行動、思考すれば必ず良い結果になると思います。
ダメな時は新しい環境に入れる様行動すれば人生なんとかなると身を染みて感じました。僕はまだ未熟でこれからですが、現在30歳でこの環境に身を置けた事に感謝しつつ、少し自分を褒めてあげたいです。

もし、コロナ禍で不運な環境になってしまった方、挑戦する事から距離を取ってしまった方がこれを読んでくれていたら、大丈夫です。とお伝えしたいです。

こんな僕でもこんな良い環境に今、います。
そしてこれからは結果を出せる様に行動しようと奮闘しています。

環境が変われば、行動、思考も変えようと本質を見る様にします。

洋服を愛する全ての方に感謝して、洋服を着る喜びを共有出来る様、素敵な洋服を作れる様に頑張って行きます!

今回は自己紹介と、BLOOM&BRANCH大人気取り扱いブランド"comoli"のご紹介をしたいと思います。

"comoli"
コモリは日本のファッションブランド。
2011年に小森啓二郎(Keijiro Komori)が自身のブランドをスタートする。
“全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である。”という考えの基、“今の”日本の気候に合う、日本人の体型に合った、上質でシンプルな日常着を展開。

デザイナープロフィール 
小森啓二郎 
1976年東京都生まれ、文化服装学院卒業後、大手セレクトショップに入社。 
10年間デザイナーとして経験を積んだ後、独立。 
現在もフリーランスのデザイナーとして活動中。 
2011年にCOMOLIを立ち上げる。

(上記、fashionpress様引用)

小森さんはもともと大手セレクトショップ、ベイクルーズの高価格帯ブランドEDIFICEでキャリアを積まれたようです。僕は大手セレクトの低〜中価格帯をやっていたのでスタートから羨ましいですが…笑

企業デザイナーとして、決められたシーズンで売上を上げるには作りたい服以外の服ももちろん作らなければいけません。そして自分が作りたい服が売れる事なんてほぼ無い。(もちろん、そもそも作りたい服がそのブランドそのものであれば話は別ですが。)
小森さんはそのフラストレーションが溜まりに溜まってcomoliをスタートされた様です。なのでcomoliのベースは小森さんが着たいものであって、決して売上を上げる、様々な表現をする為の洋服では無くてあくまでも自分であると言う事です。

ブランド立ち上げ当初はエディ・スリマン(昔はディオールオムのデザイナー、現在セリーヌオムのデザイナー)が代表される"タイトフィット"が主流で小森さんが表現したいシルエットからは遠く離れていた様です。時代の変遷とともに、シルエットももれなく流行に左右されますが、時代感ではなく自分が持つ実体験から得られた揺るぎない感覚を再現していく姿勢は今も変わらず続いている。だからこそ、緩やかなシルエットのアイテムにも強い意志が感じられ、多くの人を惹きつけるのだと僕は思います。

オーバーサイズなトレンドが終焉を迎えても、小森さんは表現を変えたりしないと思います。
その強い意志、積み重ねが今のcomoli人気だと思います。"コモリスト""コモラー"と呼ばれる人まで出てきているみたいです。
マルジェラやコムデギャルソン好きな方にもそう言った方、いますよね。
comoliは素材感とシルエットを見ただけで「あ、コモリだ」と分かるくらいの独自性があります。

例えばデニムなら初めはカリッとした昔のデッドストックの様な風合いに仕上げてあって、何年後かに自分に馴染む様に計算されていたり。着用する人の時間までデザインされているのです。
小森さんは古着が好きで、インタビューの中で、今残っている良い古着は素材が良い。だから必然的に良い素材を使う事になる。そしてcomoliが何年後かに古着になる事を望んでいると仰ってました。

僕も古着が好きで、例えば80年前に作られたフランス軍のモーターサイクルコートの生地はざらっとしていて存在感があって、デッドストックの状態も格好良いですが、着込まれてクタクタになりシワが入った古着のモーターサイクルコートの方が断然格好良いです。
経年変化に耐えれる生地の耐久性、デザインを小森さんは表現されていると言う事ですね。製品=完成品ではない。それゆえに格好良い唯一無二なcomoliというブランドが誕生している。皆様はそこに惹かれて買っていると言う事です。

今回、BLOOM&BRANCH 22SSのデリバリー間もなく在庫切れになる人気ぶりでした。
入荷日前日にお電話での問い合わせがある程です。突飛じゃないデザインでこの様な現象が起こる事にびっくりすると共に、感動しています。

僕もリスペクトを込めて今回、デニムカバーオールを購入しました。(発売から2週間待ちましたよ笑)
小森さんの言う、comoliが古着になるまで付き合いたいなと思います。

この様な感じで毎週、ファッションに関する今年を更新していきたいと思っています。良かったら、毎週チェックして下さい!


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