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皐月賞 2021回顧 エフフォーリアの完勝 ダノンザキッドの惨敗 その要因は?

皐月賞はダービー出走権のかかるレースである。出走馬の多くがダービーに出走してくる。しっかり復習をしておこう

https://www.youtube.com/watch?v=fatMtH1qVJQ
LAP 12.1 11.7 12.5 11.9 12.1 11.4 11.9 12.1 12.3 12.6 (稍重)
前半60.3 後半60.3のイーブンペースかとおもいきや
上がり3F37.0 勝ち馬の上がり3Fが36.7というとんでもない消耗戦だった。

6F目の11.4が非常に効いているわけだが、ここに何があったか
正確に言えば5F目の手前から乱ペースは始まっている ピンクの帽子レッドベルオーブに注目

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鞍上が福永であること、画像からみてレッドベルオーブは掛かっているのであろう。外を進出。これにアサマノイタズラ ダノンザキッドはつられて持っていかれてしまう。

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残り1000でレッドベルオーブが先頭に並びかけるがここから一緒についていくのは自殺行為 アサマ ダノンともに抑えてなんとか形を整えようとするが、結果からするとこの判断で2騎は終わってしまった

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今度は残り800で先に行く2騎がつられてペースアップしている

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それでも強気にアサマノイタズラ 嶋田はダノンザキッドよりも先に仕掛けて前走同様の横綱相撲を展開しようとする。やむを得ず川田もついていくが・・・。川田ダノンザキッドにとっては痛恨のレースとなってしまった。
嶋田にとっては追加登録をしてまで、自分を乗せ続けてくれたオーナー厩舎への精一杯の感謝の強気騎乗だったと思える。が結果として1人気を巻き込んでの玉砕となってしまった。

一方の2人気エフフォーリアは内でレッドベルオーブの大波被害を最小限に食い止めようとじっとしていた

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4コーナー 外を回したダノンは一杯 タイトルホルダーは馬場のいい真ん中を選択したため エフフォーリアの前がぽっかり開く。後ろからエフフォーリアを相手と見定めたルメールのアドマイヤハダルが虎視眈々

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エフフォーリアがうちを悠々と抜け出す。ルメールは外へ持ち出すが、その分距離ロス 外の方が馬場がいいとかそういう問題でなくもうスタミナが残っていない。結局距離ロスを払ったにもかかわらずタイトルホルダもかわせず。

1着 エフフォーリア

正直非常に恵まれた。でも強かった。ただしスタミナ勝負においてと条件付きではある。

全く揉まれなかった幸運があったが スタミナとかからない良さは証明できている。 ダービーは瞬発力勝負になることが多いが共同通信杯をみる限り対応も可能なのではないかとは思う。ただ確勝級とは思わない。

2着タイトルホルダー
この馬スタミナ溢れすぎと書いたが おあつらえ向きの展開になったことと。結果的に川田ダノンザキッドがつぶされたことでの2着とみる。
父ドゥラメンテだが、斬れる脚はなさそうですごいスタミナ型を量産してきそうな気配がある。ちょっと種牡馬として先行きが怪しい。兄ルーラーシップの方が重宝されそうな感じ。
ダービーは晴れたら要らない

3着ステラベローチェ
ルメールの2列後ろから内に突っ込ませての大健闘3着。父バゴで母父ディープインパクト 不良のサウジアラビアRCを圧勝しており、時計のかかる馬場・荒れ馬場は大得意のようだ。吉田隼人騎手の好騎乗が光った。雨が降ったら馬券を検討

4着アドマイヤハダル
4コーナーで外回したのが余分。良馬場希望タイプなのでルメール的には一か八かであったのだろう。今回は展開不向きで度外視でいいと思う。パンパンの東京でぜひ見てみたい

以下上位人気惨敗組

17着ダノンザキッド (1人気)
ここまで負けるかという競馬になってしまった。アサマノイタズラも18着に惨敗しており川田騎手にとっては非常に不本意なレースだったと思う。非常に気の毒ではあるが。馬としては弥生賞も掛かってしまって、今回もということでかかり癖が気になる。今後のレースは中々難しいと思う。安田厩舎の馬なのでマイル・スプリント路線転向でもいいと思う。

9着 ヴィクティファルス (4人気)
スプリングステークスが恵まれすぎ 今回も後方から一発に賭けたのだろうが、後方勢の中でも脚色見劣りしてしまった。ちょっと敷居が高かった

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