皐月賞２０２１分析（４）ダノンザキッド　グラティアス　ヴィクティファルス　ハーツクライ系　底が割れていないぞ

ジャスタウェイ　その父ハーツクライの産駒たちをみてみよう

まずジャスタウェイ　ハーツクライ産駒皐月賞過去１０年の成績
　ジャスタウェイ　０－１－０－２/３　　　１９年２着ヴェロックス
　ハーツクライ　　０－１－０－１１/１２　２０年２着サリオス
どちらもあまりいい成績ではなかったが　２年連続で２着馬が出た
ハーツクライ系はウィンバリアシオンのイメージが強く世代２番手のイメージが強い。

ちなみにハーツクライは皐月賞５人気１４着　ジャスタウェイは出走なし

ヴェロックスは母父Monson　母母父Grand Lodge（Danzig系）
サリオスは母父Lomitas　母母父Tiger Hill（Danzig系）とドイツ血統×Danzigの組み合わせ。どちらも上がり最速をマークする差し馬

これらをふまえて今年の出走馬を分析

ダノンザキッド

母父Danzili（Danzig系）でLyphardのクロス持ち
過去４戦ともに上がり最速で好走条件にはばっちり適合

12.8 - 11.4 - 13.0 - 12.7 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 12.0 - 12.2 - 12.6
すんなり先行。ゆるみのない後半を外から進出　最後の直線　坂で失速するかと思いきや坂を上がってから再度加速するようなレースっぷり。
根性がしっかりと備わっている感じがする。
弥生賞の負けは差す競馬を試してみたがうまくいかなかった様子。
どんなレースを選択するのか非常に興味深い

グラティアス

母父　Lizard Island（Danzig系）でヴェロックス・サリオスとの共通点有
母母父Sadler's Wells系で少し重い血統と見えるがレシステンシアの弟
秘めたスピードはすごいかもしれない。２戦２勝　いずれも上がり最速
未知の魅力はメンバー随一かも

前半が異常に遅いレース　後半のロングスパート合戦を最内ピタリで抜け出す。
12.6 - 10.9 - 14.0 - 13.3 - 12.9 - 12.3 - 11.9 - 11.9 - 11.3 - 12.0
ルメールうまっ！　３・４コーナーで微動だにせずにスムーズなコーナリングから直線あっさり抜け出してV！
本番はミルコの騎乗になるが、どんな競馬になるのか楽しみ
自分から外を捲って　みたいな競馬になったらどうなるのだろうか？

ヴィクティファルス

母父Galileo　母母父SilverHawlk　母母母父Niniskyとかなりのスタミナより
上がり最速は雨のスプリングステークスのみ

12.8 - 11.7 - 12.7 - 13.0 - 12.3 - 12.5 - 12.4 - 12.1 - 12.5を後方から差し切る
見た目鮮やかだが、正直雨と池添の決め打ちがハマった印象がぬぐえない
詳しくはリンク先で