「お金のゴール」を持ちましょう

Q.あてにしていた宝くじの抽選も終わり、はずれくじの山を前に呆然としています。「当たったら、あれも欲しい、これもやりたい…」と夢だけは膨らませていましたが結局なにも手に入れられず、残ったのは虚しさだけ。
こんな私によいアドバイスをお願いします。

■宝くじの当選を待つよりも…
 「宝くじ、買わない人には当たらない」(笑)ですから、ちょっとしたお楽しみに購入するのは悪いことではないですよね。かくいう私も小学生の頃から宝くじを買っていたという、ファイナンシャルプランナーにはあるまじき「一攫千金狙い」の血が底流に流れているようです。^_^;

 とはいえ、宝くじを投資と考えてみると、その戻り率は半分以下とあまりにもパフォーマンスが悪すぎます。やはり、ほんの気晴らし程度にとどめ、あまり期待し過ぎないほうがいいですね。

 質問者さんは宝くじが当たったら「あれも欲しい、これもやりたい」と思っていらしたようですが、そのご希望の中で、一番欲しいもの、やりたいことは何なのでしょうか?

 宝くじが当たるのを待っているより、自分の希望に優先順位をつけ、ひとつずつかなえていった方がずっと早いような気がします。

■お金は持っているだけでは意味がない
 よく、なにに使うのか目的もなくただ「お金が欲しい」という人がいますが、お金は「道具・手段」なので、ただ持っているだけでは意味がないのです。 ですから、まず「自分は何がしたいのか」それを具体的に考えていきましょう。
 目標や目的によっては、いろいろ工夫すればお金がなくてもできることもけっこうあるので、金銭的な制限を考えず、ともかく何をしたいのか、決めることからはじめます。 
 以前の項で「なぜお金が欲しいのか?」という質問をしましたが、その答えが、もしかしたらあなたの具体的な「目標・目的」なのかもしれませんね。

■ゴールを決めればスピードがつく!
 やりたいことが決まったら、次にそれはいつやりたいのか(時期)、あるいは、いくら必要なのか(金額)を考えていきます。

例えば
・マンションを買いたい(目標)/ 再来年(時期)/ 頭金として500万円(金額)
・世界一周旅行(目標)/ 結婚前(時期)/ バックパッカーなら100万円(金額)
・留学(目標)/ 3年後(時期)/ 400万円(金額)
・老後に安心して暮らしたい(目標)/ 65歳以降(時期)/ 3000万円(金額)

 こうして出てきた(目標)(時期)(金額)があなたのお金のゴール(ファイナンシャルゴール)のひとつとなるわけです。

 お金に限らず、目標となるゴールがあるのとないのとでは、物事の進み方が明らかに違います。それは、ゴールを決めることで、そのことをより意識しやすくなるからだと思いますよ。

幸せを呼び込むポイント
・まず、自分のやりたいこと・欲しいもの(目標)を決める。
・次にいつやりたいのか(時期)いくら必要か(金額)を考える。
・こうして出てきた(目標)(時期)(金額)がファイナンシャルゴール。


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