もっとお金自体について知ろう

Q.このコラムを読んでいて、お金を好きになることがやっぱり大切なんだと再認識しました。とはいえ、私は今でもけっこうお金が好きだと自覚しているのですが、もっともっとお金を好きになり、仲良くなるにはどうしたらいいのでしょう?

■お金をもっと好きになるには?
 例えば、あなたがある人を好きになってしまったら…。その後どうしますか。
 その人のことをもっとよく知りたい、と思うのではないでしょうか。お金についても、基本は同じです。私の好きな言葉に『理解は愛情につながる』というものがあります。簡単に言ってしまうと「知れば知るほど好きになる」ということですね。

 自分を嫌っている人のところには、誰も近寄りたがらないものです。これはお金も同じではないでしょうか。ですから、お金と仲良くなりたいなら、より好きになるために、お金のことをもっと知ることが大切です。

 しかし、今回の「お金のことを知る」というのは、いわゆるファイナンシャルインテリジェンスとかマネーリテラシーといった経済的な知識のことではありません。
 もちろん、そういった知識も必要ですが、例えば好きな人と仲良くなるためには、その人のご両親のこととか、勤めている会社のことを調べるよりも、まずはその人自身を見つめることが大事だと思いませんか。
 ですから、今回知ってほしいのは、お金という「モノ」自体のことなのです。

■お金が好きだと言いながら…
 みなさん、「お金が好き」とは言いながら、意外とその大好きなお金について知らない人が多いですね。

 例えば、日本銀行券(お札のことですよ)、1万円札・5千円札・千円札はそれぞれ見たことがありますよね。今もお財布の中に入っているのではないでしょうか。

 それぞれのお札の肖像が、福沢諭吉・樋口一葉・野口英世である、というところまではわかると思いますが、では裏面はどんな図柄になっていたでしょうか。…毎日見ているはずなのに、いざ聞かれるとなかなか思い出せないのでは?

 正解は1万円札=鳳凰、5千円札=かきつばた、千円札=富士山となっています。後で確認してみてくださいね。

 お札はよくよく見ると、ふだんイメージしているよりもずっと多くの色が使われ、デザイン的にも凝っていて、非常にきれいなものです。たまにはじっくり観察してみてはいかがですか。

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■さらに豆知識は続きます 
100万円の帯封のついた札束を持ったことがありますか。意外と薄いのでちょっとがっかりするかもしれません。それが新札ならその札束は厚さがほぼ1センチになります。つまり1千万円あれば10センチということですね。それが10個になり、1億円だとその重さは約10キロ、お米の袋をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

 お札だけでなく、硬貨にもいろいろな顔があります。1円玉の直径はご存知ですか。こちらは有名なので知っている人は多いかもしれません。
 正解は2センチ。「えっ意外と大きい」と感じませんでしたか。重さは1グラムです。また、1円玉は昭和30年から発行されていますが、実は昭和43年には、発行されておらず、したがって、昭和43年の1円玉というものは存在していません。その他にも、お金にまつわる豆知識はたくさんあります。

 ここまで読んで、なんとなくお金に親近感が湧いてきませんか。

 お金を単なるモノとして捉えることで、必要以上に感情に絡ませないようにするのは基本です。しかし、それでも私たちの日常生活を支えてくれる大切な道具なのですから、どちらかといえば好きでいたほうが、より良好な関係を作れるのではないでしょうか。

幸せを呼び込むポイント
・お金を好きになるには、お金自身のことをよく知ることから
・「理解は愛情につながり」ます
・嫌いな人が近づいてこないように、お金が嫌いな人にはお金も近づいてきてくれません

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